3.11に思う事
小寄道が亡くなり一番に思ったのは、事故や災害で大切な方を失った親族はどんなに辛い思いをしたのだろう、だった。小寄道は病気が分かってから14ヶ月の猶予があった。旅行や美術館や植物園にも行ったし、友人達や親族にも会い、それなりに気持ちの整理が出来たのではではないかと思う。私にとってもその間は、思い出話をしながら一緒に泣いたり、33年の同居生活を振り返り、感謝の気持ちを吐き出す事が出来たと思っている。「どうせ死ぬならがんがいい」という本が出版されたり、「幸運な病気」と言う医師もいる。渦中に居る人にとっては辛くとも経過・先行きが見通せる病気で逝けたのは不幸中の幸いと言っても良いのではないか。阪神淡路大震災の時にまだ若かった私はボランティア参加をしたく、行く為の荷物をまとめていた。でも、私が行って何が出来るかを考え...3.11に思う事
2025/03/11 23:18