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ドンコ
府中市 主に中流域の河川や水路に広く生息するポピュラーな肉食魚で、適応できる環境が広く、泥の中から石の下まで、さまざまな場所から見つかります。遺伝子の違いにより4つの地域グループに分けられ、江の川水系のものはそのうち西瀬戸集団と言われるグループに属します。
2023/12/08 21:52
ハゴロモモ(フサジュンサイ)
庄原市 カボンバ・金魚藻などの名前で広く流通している外国の水草で、全国各地で外来種として定着しています。江の川水系ではおそらく限られた溜池にしか定着していないと思われます。 大型で力強く、輪生葉を持つキクモ等と異なり対生葉を持つため、同定はわりあい簡単です。
2023/11/29 22:31
ガムシ
三次市 溜池や河川の浅い場所の植生などから見つかる大型の水生昆虫です。 比較的農薬等に強いのか、ゲンゴロウ類に比べると遭遇する確率が高い(ゆえにがっかりされがちな)存在ですが、それでも江の川水系では決してどこにでもいるわけでもなく、見つけると少し嬉しくなります。 ゲンゴロウ類に比べて頭が大きく前に出ていること、腹部(後胸腹板)に長い突起があることが特徴で、大きさは3cmを超えます。 三次市・後胸腹板の突起 安芸高田市・幼虫
2023/11/29 22:17
ギギ
安芸高田市 捕まえると「ギーギー」と鳴くことが和名の由来となっているナマズ目ギギ科の魚で、江の川水系では上流から中流の本流河川、支流河川に広く生息しています。また、当地では食用とする文化もあります。ナマズの仲間ですが、全体的にヒレの形がナマズとは全く異なり、ヒゲの本数も異なるるため、見分けるのは簡単です。 タモ網で採集できるものは20cm以下のものが多いですが、本流河川などでは、30cmを超える大型の個体が泳いでいるのを見かけることもあります。 胸鰭と背鰭に毒があり、刺されると痛いので気をつけましょう。 安芸高田市・ヒゲは4対8本
2023/11/26 20:39
ホテイアオイ
府中市 南米原産のミズアオイ科の水草で、葉柄が膨れてブイのようになり、水上に浮いて繁殖します。栽培が容易なためホームセンター等でよく売られており、必然として川や池に投棄されることが多く、江の川水系でも水路や川で見かけることがやや多い外来種です。寒さには弱いものの繁殖力は非常に強く、時に池や水路を埋め尽くして農業の支障になることもあります。またメダカの産卵床としてよく利用されることから、改良メダカや他所のメダカの卵が付着したまま投棄され、さらに深刻な環境破壊を引き起こすリスクを持っています。
2023/11/25 18:51
カワムツ
府中市 日本淡水魚を代表する普通種であり、江の川水系でも例に漏れず、溜池や河川の源流から下流までいたるところに生息しています。地方名として、オイカワなども含め「ハヤ」と呼ばれています。オイカワ同様とても素早く泳ぎますが、いかんせん数が多いため採捕は簡単です。 よく似ている魚として、ヌマムツが江の川水系でもごく一部に生息していますが、赤みが入る鰭(ヒレ)の区別や、体側部の模様、吻の形状などで区別できます。(ごく例外的なものを除けば)胸鰭と腹鰭の前縁に赤みが入るものがヌマムツ、入らないものがカワムツと覚えるのが最も簡単な見分け方です。
2023/11/25 18:33
ナマズ
府中市 一般的によく知られている在来種のナマズです。江の川水系では、本流河川、支流河川、水路のいずれにも広く生息しています。肉食性で、小魚や昆虫を主食とします。基本的に夜行性で昼間は寝ていることが多く、寝込みを狙うと大型魚とは思えないくらいあっさりと捕獲できます。 ゆらゆらと優雅に泳ぐ姿は威厳があり、かつ癒やされるものがあります。 安芸高田市
2023/11/23 20:31
タチモ
三次市 広島県側の江の川水系の溜池では(おそらく)唯一見ることができる在来フサモ属の水草です。 フサモ属のなかでもひときわ細く繊細な水中葉を持ち、ときに綺麗な飴色になることがあります。干上がった溜池では水上葉に変わりますが、他のフサモ属の水上葉に比べて、葉が短くひょろっとした印象です。 三次市・水上葉
2023/11/21 20:12
ヌマチチブ
安芸高田市 本来主に下流域に生息するハゼ科の魚ですが、海から遠く離れた江の川の土師ダム下流域で多産しています。トウヨシノボリと同様、在来種なのか国内外来種なのか私には判断がつきません。 性格は攻撃的で、川を覗いているとヨシノボリを威嚇している姿が見られます。
2023/11/20 21:23
アブラボテ
三次市・本流で釣獲した8cmオーバーのオス ヤリタナゴと同様に流れのある環境にも適応し、江の川水系ではよく見られるタナゴです。 名前にアブラがついているだけあって特徴的な色味をしていますが、マニアックで根強い人気がある魚です。性格はかなり攻撃的なため、飼育を検討する際は注意が必要です。
2023/11/20 20:17
ヒルムシロ
三次市 ヒルムシロ属の代表種。江の川水系では溜池で見ることができますが、フトヒルムシロ等に比べるとやや少ない印象です。 水中葉、浮葉、陸生形(渇水時)など、柔軟に環境に対応した形をとります。水中葉は他のヒルムシロ属と比べて儚げな印象があり美しいです。 三次市で採集したものの水中葉 三次市・渇水時に陸生形をとる
2023/11/19 20:57
カマツカ
安芸高田市 本流河川、支流河川の、流れがあって砂が多い場所に生息している魚で、体長は最大20cm程度、江の川水系では上流~中流河川のいたるところで見られます。ドジョウのように砂を吸い込んではエラから吐き出し、栄養のあるデトリタスだけを胃に運んで食事を摂っています。一気に遠くまで泳いで逃げるのが不得意で、追いかけながら簡単にタモ網で捕まえることができます。 広島県にはもう一種、ナガレカマツカというカマツカがいますが、日本海流入河川である江の川水系には生息していないようです。
2023/11/19 17:51
エビモ
三次市 江の川水系の水路や支流河川で見られるヒルムシロ属の水草です。ウェーブがかった葉が特徴的で、水中のみで生活し浮葉などは出しません。流れがある環境を好み、ゆらゆらと揺られる姿が印象的です。 高温に弱く、夏場には殖芽を形成して一旦休み、水温が低くなると再び成長しはじめます。 安芸高田市・右側は殖芽
2023/11/18 22:10
ヤマカガシ
三次市 カエルなどを捕食し、水のある場所でもよく見かけるヘビです。性格は基本的におとなしく、人間の気配を察知すると逃げていきます。昔から首に毒腺を持つことは知られていたものの、噛まれても大丈夫なヘビだと思われていましたが、奥の牙に死に至るほど強い毒を持っていることが80年代以降明らかになりました。 典型的な個体は斑模様と緑・赤・黄の色が入るわかりやすい見た目をしていますが、地域や個体により色彩の変異が大きく、シマヘビの黒化個体(カラスヘビ)にそっくりなものやシロマダラにそっくりなものなど、専門的な知識がないと他のヘビと見分けがつかない個体がいます。専門家レベルの知識がないかぎり、ヘビ一般に関し…
2023/11/18 22:09
園芸スイレン
庄原市 園芸種として外国から輸入されたものが各地で定着したものです。江の川水系の溜池でもしばしば見かけることがあり、その頻度は在来スイレンであるヒツジグサよりも多い印象です。 花びらの色は、白一色のヒツジグサと違って種類に富み、花びらの数も多く重厚感があります。浮葉もヒツジグサより大きく、しばしば水上にせり上がり、存在感があります。 大繁殖した池では腐食した園芸スイレンが汚泥として堆積することにより富栄養化し、在来環境を変化させたり、溜池の管理を難しくしたりするため、くれぐれもこれ以上投棄されないよう願いたいです。 三次市
2023/11/17 20:21
ヒツジグサ
三次市 在来種としては唯一のスイレンで、江の川水系の溜池などでたまに見られます。浮葉はコウホネと似たような楕円に切り込みが入った形状で、しばしば赤みがかります。花びらは白一色で数も少なく、園芸スイレンに比べて地味な印象ですが、この控えめな趣こそが自然に溶けあっていて良いです。 三次市
2023/11/17 20:20
クロモ
三次市 溜池などに自生するトチカガミ科の水草です。よく似た水草に、外来種であるオオカナダモ(アナカリス)、コカナダモがあります。江の川水系の河川や水路では圧倒的にオオカナダモ、コカナダモの方が多いですが、溜池ではクロモが生えていることが多いです。輪生数や鋸刃の様子などからオオカナダモ、コカナダモと見分けることができますが、個体差もあり慣れるまでは少しわかりにくいです。クロモのほうがどことなく儚げで、葉に透明感があり、茎がもろい印象があります。 三次市・他の水草よりも日陰を好む
2023/11/16 21:01
オイカワ
安芸高田市 カワムツと並んで日本の淡水魚を代表する普通種で、繁殖期のオスの婚姻色が綺麗なことで有名です。流れがある河川の環境を好み、とてもすばやく泳ぎますが、いかんせん数が多いのため採捕は容易です。江の川水系では食用にする文化があり、釣りを楽しむ方もいるようです。 安芸高田市・婚姻色のオス
2023/11/16 20:28
オヤニラミ
安芸高田市 従来の生息地の多くで数を減らしていたり、逆に国内外来種として移入先で猛威を振るっていたりする魚ですが、江の川水系では普通種と言っていいくらい簡単に見つけることができます。コイ目とハゼの多い日本淡水魚のなかでは異色な見た目で、模様もかっこよく、人気があるのもうなずけます。やや流れのゆるい植生のある場所に多いですが、石の陰にかくれていることもあります。 安芸高田市・幼魚
2023/11/16 19:58
キクモ
三次市の水路 いわゆる水田雑草(水草)と言われるものの一つですが、江の川水系では乾田が多いため水田で見かけることはなく、溜池や一部の水路で見かけることが多い水草です。水中葉は繊細でふわっとした魅力的な見た目をしていることから、アクアリウムでも人気があります。水中から水上葉を伸ばしたり、渇水時に全体が水上葉化したりしますが、水上葉は少しがっしりした印象になります。 三次市・溜池の干上がった部分で水上葉化し開花したキクモ
2023/11/15 20:25
ジュンサイ
三次市・楕円形の浮葉がジュンサイ 主に貧栄養の溜池で大変よく見られる水草です。浮葉の形状が楕円形で切り込みのない水草はほぼジュンサイのみなので、容易に見分けることができます。 プルプルとしたゼラチン質に包まれた新芽は食用にされており、蕎麦などに入れると美味です。 三次市・春先に流れ着いていた新芽
2023/11/15 20:19
ホソバミズヒキモ
三次市 暖かい時期に溜池でわりと見かけるようになるヒルムシロ属の水草で、一見何もなさそうな溜池でも本種がぽつんと見られることが多い印象です。浮葉を出す種のなかでも、1-2cm程度のひときわ小さい浮葉が特徴的で、また水中葉もひときわ細い糸のような葉っぱです。 見た目がそっくりな近縁種としてコバノヒルムシロがありますが、果実の形状で見分けることができます。今のところ私は江の川水系でコバノヒルムシロを見つけたことはありません。 三次市・一面ホソバミズヒキモの溜池 三次市・水中葉は糸のように細い 三次市・果実のようす
2023/11/15 20:11
イトモロコ
安芸高田市 中流河川の本流や支流の流れがやや緩やかな場所にたくさんいる、いわゆる普通種の魚です。似た魚にコウライモロコなどがいますが、イトモロコは側線付近の模様が散弾状の小さい黒点が集まった縦条様のものしか存在しないので、近縁の他種とは容易に見分けることができます。 見た目は一見地味ですが透明感があり、群泳する姿はとても美しいものがあります。
2023/11/14 20:41
タカハヤ
三次市 カワムツ等の競合する魚があまり登ってこないような、かなり上流の水が冷たい河川に生息しています(とはいえカワムツも生息範囲が広いので共存しているケースも多くあります)。 上から見るとやや頭が丸く全体が黒く見えるので、水上からでもカワムツ等と見分けることができます。 近縁種としてアブラハヤがいますが、アブラハヤは江の川水系ほか広島県・島根県には生息していないため、間違えることはありません。
2023/11/14 20:39
トウヨシノボリ
庄原市 広島県内の江の川水系では溜池やダム湖周辺の河川で見られますが、在来種なのか国内外来種なのか私には判断がつきません。トウヨシノボリには両側回遊型のものと陸封型のものがいますが、少なくとも浜原ダムより上流のものは陸封型と思われます。 某ダム湖周辺の河川では特に異常なほど多産し、10cm程度の大きさにまでなるものも見られます。
2023/11/13 22:25
チュウガタスジシマドジョウ
安芸高田市 体長は6~10cm程度。河川中流域の砂泥に住むシマドジョウ属の一種で、くっきりとした縦条模様が特徴的です。基本的に近畿~中四国(一部九州)の瀬戸内海流入河川に生息しており、日本海流入河川では由良川水系(京都府)と江の川水系のみが生息河川になります。オオシマドジョウと比べると住む環境を選び、江の川水系ではめったに出会えることがないため、採れると嬉しいドジョウです。
2023/11/13 21:08
ヌマガエル
三次市 水田などに多く生息する普通種のカエルです。よく似たカエルにツチガエルがおり、上から見た姿は2種とも同じような土色でイボのある見た目ですが、裏側(お腹)を見れば容易に見分けることができます(ヌマガエルは真っ白、ツチガエルは斑点模様あり)。 三次市
2023/11/13 20:24
ヤリタナゴ
安芸高田市・婚姻色の出たオス 江の川水系を代表するタナゴ。ある程度流れがある場所でも生息できることから、中国山地の河川でも至るところで見ることができます。大きいものでは10cmを超えることがあります。 安芸高田市・10cmオーバーのメス
2023/11/12 18:51
オオシマドジョウ
安芸高田市 江の川水系を代表するシマドジョウです。体長は最大で14cm程度にまでになり、日本のシマドジョウ属では最大級の種になります。 江の川水系では、腐食した落ち葉などの堆積した水路にドジョウと共存していたり、イシドジョウがいそうな清流の河川にいたりと、適応できる環境の範囲が広く、それゆえ個体数も安定しており、ドジョウ以上に普通種と言える存在です。 三次市の清流にて 安芸高田市の水路にて・泥をかぶって眠っている 安芸高田市・縦条模様をした個体もたまに見られる
2023/11/12 18:02
オオフサモ
三次市の水路 三次市の一部の水路で定着しつつある特定外来生物の水草・抽水植物です。フサモ類のなかでは水中をあまり好まいほうで、ほぼ水上葉しか見かけません。葉は明るいエメラルドグリーンでみっしりと詰まったように力強く輪生し、茎も太め(しばしば赤みかかる)。 地元の方が定期的に藻刈りをしているようですが、少しの欠片からでも再生するため、なかなか根絶が難しいようです。本格的に定着すると農家の方がかなり困ることになるので、これ以上増えないことを祈りたいです。 三次市・上記写真の藻刈り後
2023/11/12 12:00
コガタノゲンゴロウ
三次市・メスの個体 ゲンゴロウと姿はほぼ同じですが、名前のとおり一回り小さい種です(体長3cm弱程度)。とはいえ数ミリ単位のものが圧倒的に多い水生昆虫のなかでは大きいほうで、存在感があります。自分がまだ水生昆虫初心者で探すのが未熟なせいもあるけれど、江の川水系にはあまり大型の水生昆虫がいない(せいぜいガムシをたまに見る程度)という印象があり、初めて本種が採れたときはかなり感動しました。 三次市・上記と同一個体の裏面
2023/11/12 02:01
ドジョウ
安芸高田市 いわゆるマドジョウと言われる普通のドジョウです。地域によっては食用としても親しまれています。 江の川水系は平地が少ないため、ドジョウが好む流れの緩やかな水路も少ない傾向にありますが、それでも至る所でたくましく生きています。 現在、食用や釣り餌用として持ち込まれた外来系統のドジョウや近縁種のカラドジョウが全国各地で定着していますが、幸い今のところ江の川水系(広島県側)でこれらを見かけたことはありません。 三次市
2023/11/12 00:49
リスタート
ブログ(淡水魚やドジョウがメイン)を長い間放置していたのですが、特に理由なく、江の川水系の生き物全般をゆるく紹介するブログとして再生させることにしました。また飽きたらやめるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
2023/11/11 23:03
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