変わる美学と変わらない美学
今まで安穏と生きてきた場所から動く時、それはいつであっても大変なものだ。 無意識のうちに訪れる変化もあるが、それを自覚的に、問題意識を持ち続けつつ、行う事の何としんどい事か。 だから、そういう人は尊敬出来る。自分が到底できない事、それに一抹の恐怖と多大な憧れを感じる。 ただ、無意識のうちに訪れる変化に抗い、そのままで居続けようとする事も、しんどいのだ。 そういう人も尊敬出来る。それに対しては一抹の憐れみと多大な憧れを感じる。 どちらを選ぶのが良いのか、それは個々人の美学次第だと思う。 変わる事はしなやかで、行動的ではあるが、ある種のずる賢さ、抜け目なさを感じる事がある。 変わらない事は、強く固…
2020/11/15 09:37