動物博士
「ウチの子も動物博士になりたいって言ってるからそのうちオーストラリアに行くかも!」 20代も後半の僕の同級生にはもちろんもう子供のいる友人も数人おり、そのうちのひとりに言われた一言である。 「おぉー、いつでも遊びに来い!」 僕はそう返しました。 「そうかぁ、アイツは動物博士になりたいのかァ」 今まさに動物博士になろうとしている僕には、とても嬉しくそして気の引き締まる一言でした。 かく言う僕も幼少期はセリフを完コピするまでライオンキングを見たり、図鑑に乗っていたマンドリルという珍しいサルの名前を連呼してみたりと、よくいる動物が大好きな少年でした。 そしてもちろん当時の僕の夢は動物博士でした。 (…
2020/09/27 14:54