自由律俳句　京都・泉の会　ブログ

平松星童の22句 星と少年

星と少年こどもにみつからなかつたまりがまるくてまつのきつきよゆきのよみかんのひとふさひとふさにでんきがついてゐるような秋の日つよし少年ぼうしたたきつけていかるはよしひとにはふれてもらひたくないさびしさ葉がぼろぼろおちる星がふるような待ちぼうけあいたいとだけびしょびしょのはがきがいちまいこどもがあそんでゐるあたりことにまぶしくてあきのひ秋の日遠くにみえる學校がきこえるとさびしいきりぎりすですよくねむ...

2023/02/27 00:01

R5-2-19 2月句会レポート

日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年2月19日  一月句会 全27句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 ランキングに参加中。クリックして応援お願いします！にほんブログ村...

2023/02/24 00:01

R5年 3月句会のご案内

泉の会 3月句会のご案内時：3月12日（日曜日）午後1：00〜5：00所：ウィングス京都  地下1階 会議室9投句〆切：3月9日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...

2023/02/21 00:01

ある母親が見た夢 ウィリアム・バーンズ

今晩、眠りかけたかと思うと、ある夢を私は見ました。でも、ほんとに悲しい夢でした、──ただ、もう、いつまでも泣いていました。私を残していってしまった、可愛いあの子の夢だったのです、そうです、大切な大切な子でした、でも、私を残していってしまったのです。 私が、天国のあちらこちらを、あの子を求めて探しまわっていましたら、運よく、列を組んだ子供たちに会いました。綺麗で優しそうな子供たちばかりでした。どの...

2023/02/18 00:01

自由律俳句の女 33句 （3）

抽斗に閉じこめた女のくれたナイフ 縮酔どの星もひしゃくに見えて女に家がない枇杷採って町長の女に会いに行くあんたのウチワから吹いてくる重い風華氏一〇四度私を締めつけた女たち はや厄年か娘の影が濃く見える 日和呂ウイスキーのグラスに降る星に妻を重ねる五陰の浮き雲残ったのは母の笑顔素足で帰った女と入れ替わり窓に月が昇る歳を取らない女が泣きに来る あなたの箸が私をつついて骨にす...

2023/02/15 00:01

自由律俳句の女 30句 （2）

女窓辺に寄り煙草に街の灯をもらう 藤田踏青白磁はじらいを込めて曲線をまとう 藤田踏青凍える愛の確かさつらら太くなってゆく 下村直樹フリルが揺れる胸の谷間の淡い夢 池田実吉豊かな起伏のぬくもり薄物を仮縫する 池田実吉光のシャワーに包みきれない乳房と愛児 池田実吉日本海の白波ウグイス嬢に唄わせて行く 下...

2023/02/12 00:01

自由律俳句の女 30句 （1/2）

夢の中の女が青い帯しめて来た朝 秋山秋紅蓼妻はあらず老木紅梅の咲いてのみ 秋山秋紅蓼少女天平の顔で梅の白さをみている 吉岡禅寺洞死顔に化粧する紅が見あたらない 小澤武二糸車わくわくと母にめぐりけり 河本緑石この夜の一夜を母のそばに、月がさしてくるなきがら 松尾あつゆき一人を負うて一人をひいて母よ今どこをゆく ...

2023/02/09 00:01

右脳・左脳と創造の関係 藤田踏青

一般的に、左脳は言語機能を司る言語脳、右脳は非言語的機能を司る音楽脳と言われている。 また、右脳はイメージ力が豊かな領域で、左脳は理論構築力が豊かな領域ともされている。これらの事から、想像力とは蓄えてきた情報を選択して右脳が直感により描き出したイメージを、左脳が言語化・記号化して表現することとある。 しかしことはそう簡単に二分できるものではないらしい。五島高資によると、子音をたくさん発音するとこ...

2023/02/06 00:01

昭和58年1月30日 一月句会

日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。  昭和58年1月30日 句会於:東福寺天得院 得点順 参加者二十三名 やがて骨になる人達のいろんな浮子 和子   12点一本の杭になって影ゆれている 美邦子 &...

2023/02/03 00:01