大使館と領事館の違いってなんなんだ!?
大使館と領事館の違いって何なのでしょうか。 たまにニュースに出てきますが、あまり馴染みがないかもしれませんね!ニュース以外だと、海外旅行のガイド本に大使館か領事館って書いてあったかなぁ~くらいでしょうか。今回は大使館と領事館の違いについて解説していきます! 大使館と領事館の共通点 まず大使館と領事館の共通部分ですが、どちらも在外公館という点です。在外公館とは、外国と外交を行うために、外国に設置した施設・機関のこと。日本では世界各地に200を超える在外公館を設置しています。 もちろん日本にも外国の在外公館(大使館と領事館)は置かれており、アメリカの大使館は東京都に1つ、また同じくアメリカの領事館は札幌・大阪・沖縄・名古屋・福岡に合計5つあります。 大使館とは 大使館とは特命全権大使がいる在外公館のこと。 特命全権大使は「大使」とも言われ、外国とさまざまな交渉をする上でのトップの外交官です。大使館は基本的に各国1つ、首都に置かれます。 そして、大使館は駐在国との外交交渉や自国民の保護・監督などを行います。 その他、大使館は駐在国の政治・経済などに関する情報収集も行っています。 領事館とは 領事館とは領事という外交官が駐在している在外公館のこと。 通商を促進したり、現地の国民の保護をしています。また、出生届や婚姻届を受理したり、パスポートの発給もしています。 そして、大使館との1番の違いは領事館は外交交渉は行わないこと。領事館は外交を行わず、現地にいる本国民をサポートする機関、といった位置付けです。 まとめ 今回は大使館と領事館の違いを解説してきました。どちらも本国民をサポートする機関ではありますが、大使館は外交交渉をできることが分かりましたね!もしかしたら大使館も領事館も海外旅行に行った際にお世話になるかもしれません!しっかり覚えておきましょう!
2020/07/31 14:52