街で見かけた無言の叫び
先週末、たまたま通りがかった店や移動の途中で、市民らの無言の主張や訴えを見かけた。新型コロナで大人数の集まりが禁じられた今、抗議デモが繰り返されていた一年前とは打って変わって街は静かだ。が、集団行動はできずとも、声に出さずとも、道ゆく市民の視覚に訴えかける手法で、叫びや主張は続いていた。民主派も、政府支持派も、だ。 九龍半島の繁華街・モンコックを移動中、目に留まったスポーツ店に入ったら、黒シャツを着たマネキンが「自由のために命を捧げる」と訴えていた。8月14日付民主派大衆紙「蘋果日報(アップルデイリー)」を手にしていたもの。黒色は作夏以降の反政府デモ参加者のトレードカラー。こんな風に抗議する店…
2020/08/27 03:30