chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
点心
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/06/30

arrow_drop_down
  • 香港の醍醐味

    先日、久しぶりに仕事帰りにチムシャツイのビクトリアハーバーに行ったら観光客でごった返していた。 コロナ禍だった頃は、観光客は香港に入境できなかったし地元客もまばらで、ここはハーバーの夜景をほぼ独占状態できる場所だった。なので、私にとっては、のんびりとビールを飲見ながら夜景を楽しむ贅沢な場所だった。 コロナ禍と同じ調子で立ち寄ったものだから、ビールとおつまみのほかに、マックでチキンナゲットやフライドポテトまで買い込んでしまっていた。空いてるスペースに座って友達とプチ宴会を始めていたら、隣に1人で座った西洋人の若い女性が程なくして英語で「マックはこの近くにあるの?」と聞いてきた。「うん、すぐそこ」…

  • 香港もようやくマスク着用義務を廃止

    世界で最も長いと市民の間で批判の声が上がっていたマスク着用義務が今日(3月1日)、ようやく解除された。 新型コロナの感染例が出ると、多くの市民が自発的にマスクを着用していたが、香港政府はその後マスク着用を義務づけ、違反したら罰金5000香港ドルを課していた。その期間、実に約2年余り、日数にして959日間だった。 これにより、公共交通機関の車内、屋内や屋外の公共の場所で、マスクを着用する必要がなくなった。 ただ医療施設、高齢者・障害者向けのケア施設などに入る場合は、マスクの着用が必要だ。また、呼吸器疾患がある人や免疫力が低下している人、慢性疾患のある人が換気の悪い場所にいるときは、マスクの着用が…

  • 香港に春節の賑わいが戻ってきた!

    香港に正月が戻ってきた!大晦日の花市といい、春節を迎えて赤い服を着た老若男女が街を闊歩する光景といい、街に流れるお正月の音楽といい、あーこれこれ。ようやくこの光景が戻ってきた! で、私は正月元旦(1月22日)は友達とランタオ島にハイキングに出かけた。気温は20度程度。お昼ごろから日差しは強くなってきたけど、青空が広がるハイキング日和。香港人は元旦行事でハイキングどころではないから、写真のように目の前に広がる山々を独占。この3年ほどコロナ禍でどこもかしこもハイカーでいっぱいだったが、この日はご覧のように人の姿がない。周囲を気遣うことなく、友達とおしゃべりしながら思う存分歩くことができて気持ち良か…

  • 高速鉄道西九龍駅も再開

    コロナ禍で香港と中国本土との行き来が閉ざされて運行停止をしていた高速鉄道・西九龍駅が2023年1月15日、ほぼ3年ぶりに運行を再開した。1月8日に深圳との通関が再開したのに続き、香港と本土との距離がまた縮まった。 帰宅途中に立ち寄ってみたら、夜ということもあって人はまばら。それでも、鉄道を使って中国本土に向かう人たちが改札を潜り抜けていく。手を振って見送る人や開通記念の看板を背に記念写真を撮っている若者もいた。 駅構内には、運行再開を伝える巨大看板が柱に掲げられている。 時刻表も表示されている。 前売り券の販売エリアでは行列ができていた。 地元ニュースによると、午後7時現在約6500人が高速鉄…

  • 春節モード高まる花屋街

    香港 春節(旧正月)まで2週間を切った1月8日の日曜日。花屋が集まる九龍・太子(プリンエドワード)の花墟には正月飾りの花を求めてやってきた市民でごった返していた。新型コロナの規制が緩和され、コロナでこれまで長いことトンネルの中にいた香港に、ついに、ようやく、春節気分が戻ってきた! (やっぱり胡蝶蘭が定番で人気) (最近は日本の正月飾りをヒントにした飾り付けも登場) 折しも今日から深圳との通関も再開し、多くの市民が香港から深圳を通って、本土に北上した。逆に深圳の通関から多くの中国人が香港に南下して来られるようになった。 今日のTVニュースで深圳に隣接する地域の薬局の店員は、「(開通後の)中国人買…

  • 返還25年を節目に本にまとめてみた

    自費出版、しかも予算の関係で電子書籍だけど、香港の中国返還直前から返還25年まで、私が体験したり見聞きしたりしたことを一冊の本にまとめてみた。 これまで書いてきたものをベースにしているけど、「香港らしさ」をあたまの隅に置いて書いたつもり。振り返ってみるといろんな出来事があって、思わず懐かしく、愛おしくも感じた。 大げさだけど、香港社会が大きく変化し、消されてしまった情報が多々ある中で、一市民として、また時に外国人として客観的になりながらも、香港社会に身を置いた一人として、後世の人がその変化をみる一つの参考記録となるようなものを世の中に残したいと思った次第。(ホント大げさ😅) ここ数年でこんなに…

  • 暑〜い7月、記録的な暑さ

    気がついたら、1ヶ月ぶりの更新。最近はマッハのスピードで時間が過ぎていく感じだ。それにしても、暑〜い。 冒頭の各地の気温を示したイラストは、香港天文台のFBからの引用。それによると、昨日(7月25日)現在で7日間連続で気温が35度以上だったという。これは1884年からの観測史上、7月としては最長だというから、やっぱり暑い日が続いているんだ。 (空はまっ青) 返還25周年を迎える前(つまり6月下旬)は雨続きで、25周年の前日(6月30日)には台風接近の警報レベルが3まで引き上げられたと思ったら、なんと7月1日には屋内退避を義務づける8レベルに達した。25年前の返還前日と返還の日は土砂降りだったけ…

  • 香港美ー香港はやっぱり美しい

    昨日久しぶりハイキングに行ってきた。 気温30度越えの灼熱の暑さだったけど、午後二時半過ぎから、のんびりゆっくり歩き出し、午後7時半には地下鉄駅に戻ってきた。手軽に出かけて行ってこの絶景。香港はやっぱり美しい。 約5.5km

  • データで見る返還25年ー株式市場

    中国返還25周年まで1ヶ月を切った香港。CATV (有線テレビ) が香港の返還25周年を振り返る簡単なデータを、スポット的に10秒ぐらいで流している。図やグラフなどで見やすく編集して25年間を振り返っているので、それを少しずつUPしていく。(写真は全てCATVのニュースから。データの出典はSFC) 今回のテーマ: 香港株式市場 香港の株式市場の時価総額は、ニューヨーク、ロンドン、東京、上海についでに5番目だけど、“国際”金融センターの機能として見たら、ニューヨーク、ロンドンに次いで3番目との評価が高い。 そんな香港市場だが、中国企業の成長とともに中資系企業が続々香港市場に上場。米ドルとリンクす…

  • データで見る返還25年ー来港客推移

    中国返還25周年まで1ヶ月を切った香港。CATV (有線テレビ) が香港の返還25周年を振り返る簡単なデータを、スポット的に10秒ぐらいで流している。図やグラフなどで見やすく編集して25年間を振り返っているので、それを少しずつUPしていく。(写真は全てCATVのニュースから。データの出典は香港年報) 今回のテーマ:来港客数と中国本土客の推移 1997年に香港を訪れた観光客数は1000万人をやや上回る程度。当時は年間2000万人の来港客数を目指していて、一番の上客は日本人だった。金持ちで羽振りが良く、値切らず買っていき気前も良かった。しかしバブル崩壊後、失われた10年と言われた日本経済も、気がつ…

  • ジャンボ、西沙諸島で沈没

    6月14日に惜しまれながら香港を離れたあの「ジャンボ」が19日、南シナ海西沙諸島を航海中に強風と大波に煽られ沈没したそうだ。 「ジャンボ」で知られる水上レストラン「ジャンボキングダム」を経営していた香港仔飲食集団によると、悪天候による波浪で船体が傾く「ジャンボ」に海水が流入。船体を立て直そうと試みたが成功せず、1000メートル以上海底に沈んでいった。乗組員にケガはなかった。海底に沈んだジャンボを釣り上げるのは不可能で、今後沈没の原因などを調査するという。 ジャンボは先週、今月で香港での海事ライセンスが切れることなどを理由に、行き先を告げずに香港を離れたばかりだった。1970年代から新型コロナウ…

  • 公共分譲住宅の抽選、まるで「マーク6」

    6月13日、新築及び中古の分譲公共住宅の抽選が行われ、多くの市民が固唾を飲んで抽選結果を見守った。8926世帯分の物件放出に対して25万人余りの市民が応募していたのだ。 (抽選結果を伝えるCATVニュース) 会社の若手同僚たちがワイワイ騒いでいたので抽選の様子を見てみたら、49の数字の中から6つの数字を当てる香港の宝くじ「マーク6」の抽選風景を彷彿させるものだった。 (中継で次々と加えられていく当選番号) というのも、音楽が流れる中で、職員がパソコンのボタンを押すと、数字が書かれた丸い玉がスクリーン上でクルクル回り、当選番号が選ばれていく。この一連の抽選システムが、マーク6そっくりなのだ。 次…

  • データで見る返還25年ー大卒初任給と失業率

    中国返還25周年まで1ヶ月を切った香港。CATV (有線テレビ) が香港の返還25周年を振り返る簡単なデータを、スポット的に10秒ぐらいで流している。図やグラフなどで見やすく編集して25年間を振り返っているので、それを少しずつUPしていく。(写真は全てCATVのニュースから。データの出典は大学教資会と香港政府統計処) 今回は、大学卒業生の平均初任給と失業率の推移: 1997年の前半は返還バブルで株価も不動産相場も高騰。しかし97年秋にアジア通貨危機が香港にも波及、2003年にはSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行で景気は後退。失業率は8・8%まで悪化した。人材市場は買い手市場で、大卒の初任給…

  • データで見る返還25年:人口編

    中国返還25周年まで1ヶ月を切った香港だけど街中は20周年の時のように目立った飾り付けが未だ見られない。(今週あたりから飾り付けするんだろうか?) そんな中だが、CATV(有線テレビ)が香港の返還25周年を振り返る簡単なデータをスポット的に10秒ぐらいで流している。図やグラフなどで見やすく編集して25年間を振り返っているので、それを少しずつUPしていく。(写真は全てCATVのニュースから。データの出典は香港政府統計処) 今回は人口編: 【総人口】 総人口は約90万人増加した 【男女比】 女性過多が進んでいる 【65歳以上の人口】 65歳以上の人口が2倍以上増えている。そして高齢化社会も進んでい…

  • 33年目の香港の6月4日

    天安門事件から33回目の6月4日を迎えた香港。事件の翌年から毎年行っていたビクトリア公園での追悼集会は昨年同様封印された。今年は、主催者団体の解散や新型コロナウイルス対策に伴う集団行動の禁止などから、集まる気運さえ出てこなかった。むしろ警察側は、前日夜から公園を封鎖するなど、昨年以上に警戒を強化していた。(冒頭の写真は4日午後) 「香港国家安全維持法」の施行から2度目の6月4日となった今年、街の空気も多くの市民の過ごし方も変わった。 4日は日中から大勢の警官が、公園や公園周辺の銅鑼湾や天后一帯で警備にあたり、不審者と見られる市民の持ち物検査などをしていた。 去年は、ビクトリア公園のサッカーコー…

  • あの「ジャンボ」が香港を去ることに

    日本人観光客に人気だった、香港仔(アバディーン)の水上レストラン「珍寶海鮮舫(ジャンボ・フローティング・レストラン)」が今月香港を離れる運命にある。(写真はRTHKのサイトから引用) 経営難に陥り、2020年にテーマパーク「海洋公園(オーシャンパーク)」に寄贈することが発表されていたが、昨年海洋公園から、ジャンボを運営する第三者が見つからないとして、受け入れを断られたそうだ。その後10社と譲渡の交渉をしていたが、維持コストが高すぎるとして、買い手が見つからなかったという。 香港を離れることにしたのは、(1)この6月でジャンボの海事ライセンスの期限を迎える(2)コロナで営業できない中でも、船体の…

  • 高層ビル化で消えた食べ物「飛機欖」

    5月26日、昔懐かしの香港のお菓子や小腹を満たすおつまみなどがデザインされた特別切手が販売された。どのデザインも可愛いだけでなく、立体的になっている。 これらの切手に描かれた食べ物のうち、どれだけ知っているかは、日本人の香港オタクレベルや、香港人の世代を知るちょっとした目安になるかもしれない。 私は一つ、初めて見て知ったものがある。下の写真で示した「飛機欖」という食べ物だ。直訳すると飛行機の形をしたオリーブということになる。 甘草などの薬草で作られ、1950年代から1970年代に売られていたそう。咳止めなどの効果があったそうだ。 名前から想像できないこの食べ物。行商人が飛行機を思わせる?楕円形…

  • 日本アニメ「呪術廻戦 」の映画上映広告を見て

    週末に地下鉄駅校内で日本のアニメ映画「劇場版 呪術廻戦 0」の広告を見かけた。何を隠そう、このアニメの存在を教えてくれたのは、1年ほど前、家の近所の銀行窓口の若い男性行員だった。この宣伝を見て、このアニメが、映画になるほど日本でヒットして、それが香港でも上映されるほど香港人の間でも人気なのだと再認識した。 普段は銀行の窓口で手続きをすることは滅多にないんだけど、一年ほど前、日本円を引き出すために、家の近所の支店に行った。で、窓口で対応してくれた男性行員が、私が日本人とわかると、広東語から日本語に切り替えて日本語で話し出したのだ。そして、彼の上司が引き出し手続きをチェックしている間、私たちは雑談…

  • 映画「梅艶芳(アニタ)」を観た

    新型コロナの第五波が沈静化し、4月21日から映画館が再開したので、先日、香港映画「梅艶芳(アニタ)」を観に行ってきた。評判通りの作品で、泣けた。 この映画は、昨秋上映されるや香港人の間で人気沸騰。映画好きの香港人の友人も絶賛していたので観たいと思っていたが、観ないうちにコロナ禍で映画館が休館に。諦めていたけど、規制緩和で再開すると、まだ上映する映画館が僅かにあってラッキーだった。 (Disneyプラスではダイレクターズカットを上映中) 映画の主人公、アニタ・ムイは言わずと知れた香港の大スター。1980年代、90年代を中心に活躍していたが2003年12月に子宮頸がんのため40歳の若さで旅立った。…

  • 4月15日のいろいろ

    今日4月15日。晴天で湿度55%、気温27度。風もあってカラッとしていてとても気持ちがいい。そんないいお天気なんだけど、いろんなことがあった日でもあった。 (1)新型コロナの新規感染者が、2ヶ月ぶりに3ケタに。一時は1日で7万人以上の陽性反応が確認されて大変だったけど、今日は946人。(PCR検査で471件、簡易検査キットで475件) 。昨年12月31日から始まった第5波だけで、感染者の累計は118万3000人余り、死者の累計は8856人で、致死率0.748%。感染しても申告しなかったり無症状で気づかなかった人も入れると、感染者は累計で350万人に達しているとの分析もある。ここまで減ったらやっ…

  • 無料の防疫用品一式が届いた

    「おはよう。物資を届けに来たわよ〜」 4月7日朝、家で仕事をしていたら、こう言いながらマンションの各世帯のドアのベルを鳴らす人たちの声がフロア中に響いていた。 来たか。と思った。 香港政府が4月2日から7日間の予定で、香港中の約350万全世帯に配ると言っていた「防疫服務包」を配る物資給付隊だ。ドアを開けたら、マスクにフェイスシールドをつけたおばちゃん、おじちゃんが一軒一軒のベルを鳴らして、ドアを開けた住人に手渡していた。 ボランティアが中心になって配っていた「防疫服務包」。上の写真がそうだが、中身は、冒頭の写真。 -KN95マスク10枚入が2袋 -漢方薬「連花清瘟膠囊」2箱 - 簡易検査キット…

  • 香港で未明に地震

    今日(3月14日)未明、香港で地震があった。中国地震台網によると、午前2時28分、香港の東北東約92キロに位置する廣東省恵州市海域で、マグニチュード4.1の地震が発生。震源地の深さは25キロだった。(冒頭の写真はCATVニュースから) この地震、結構揺れた。私はこの時たまたま起きていた。最初にグラグラッときて、えッ?地震?と思ってしばらくしたら今度は、もっと揺れて時間も長かった。(と言っても数秒だと思う) これは地震に違いないと思って、急いでテレビをつけてニュースを見たけど、一向に地震発生を知らせるテロップもなく、前の日のニュースを繰り返し流している。 おかしいなぁ、こんな深夜に家のビルだけ揺…

  • 街に溢れるウイルス検査キット

    最近、街角でよく見かけるのがオミクロン株など新型コロナ感染を確認できる簡易検査キットだ。にわか販売店も含めて、あらゆるところで様々な商品を売っている。 (突如登場した検査キット販売スタンド) 最近は1日の新規感染者が3万人から5万人規模で確認されているから医療現場は慢性的な人手不足。もはや疑わしい人を全員検査できる許容範囲を超えている。検査会場に行ったとしても長蛇の列で、順番待ちをしている間にウイルス感染する恐れもある。検査結果を受け取るまでに数日かかるという話も聞く。 (椅子とテーブルを置いて商売する人も) そこで市販の検査キットを購入して、出勤前や、体調に異変を感じたら自分で検査して陽性反…

  • コロナ禍の銅鑼湾・SOGOデパート

    3月10日(木)。今日も快晴で最高気温は24度。カラッとしていて、コロナ禍でなければ気持がちいい。 1日前(つまり3月9日)だけど、香港島の繁華街・銅鑼湾のSOGOデパートに買い物に行ったついでに、ザッと店内を回ってみた。買い物客がいない各フロアは照明も落としている?ようで、買い物客もいないせいか、寒々としていた。 ちなみにSOGOデパートは日系百貨店のそごうを、日系デパートのノウハウなども含めて、地元企業が買収して、SOGOになった。なので、日本製品が多いし、北海道物産展など、日本フェアも頻繁に開催されている。 で、本題に戻すと、 食品売り場はそこそこ人がいたけど(といっても普段に比べたら全…

  • 1日ぶりに4回目の定点観測

    果物コーナーは、穴埋め用のポテトチップスやかっぱえびせんから、本来の果物に! 定点観測4日目。3月9日(水)。今日も快晴で気温は最高24度まで上昇。日差しが強くて、暑いくらいで半袖姿の人もチラチラ。 2月28日以降、生活必需品の品不足が続いていたので先週土曜日から始めた定点観測。今日も在宅勤務だったので、お昼時間を利用して、家の近所の地元大手スーパー「ウェルカム」2店舗の状況をチェックに。 2日ぶりの店舗の品物の状況はーー。 結論から言うと、小さい方の店舗の果物コーナーに、遂に果物が並んでいた。大きい方の店舗は麺類がだいぶ追加されていたが、2店舗とも2日前から大した改善はなかった。このままこん…

  • 香港、こんなんで大丈夫?

    3月8日(火)。気温20度で快晴。今日は1週間ぶりに出勤した。会社まで地下鉄を2回乗り換えて通勤するが、相変わらず朝の香港島を東西に走る地下鉄は乗車率が高い。というより、むしろ混んでいる? なぜ?と思って、気がついた。そういえば、地下鉄運営会社が、「運転手を含む2000人以上の職員が新型コロナに感染し、人手不足となっているので、間引き運転する」と発表していた。既にそれが始まっているんだった。 (朝のセントラル) 電車の本数が減って、却って一台あたりの乗車人数は増えているということなのかもしれない。そう思えた。1回目の乗り換えで乗った、香港島から九龍半島に向かう路線は、コロナ前からゆったりしてい…

  • 定点観測3日目ー7割方正常に

    3月7日(月)、晴れ気温22度。2月28日以降、食料品や薬などの品不足が続いていたので先週土曜日から始めた定点観測。今日は在宅勤務なので、お昼時間を利用して、家の近所の例の地元大手スーパー「ウェルカム」2店舗の状況をチェックに。 結論を言うと、大きい店舗の方は、品物がだいぶ入ってきていた。私の実感では約7割ぐらいまで戻ってきた感じだ。ここまでくれば市民の買い占め騒動も落ち着くだろう。小さい方の店舗は、果物コーナーが一部戻ってきていたが、昨日とあまり変わらず。 昨日までの2日間の定点観測の様子はこちら↓ https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2022…

  • スーパーの品揃えは?と定点観測

    3月6日、気温19度。どんよりした曇り空だ。午前中に、昨日回った家の近所の地元大手スーパー「ウェルカム」2店に行き、物資の状況を定点観測してみた。 昨日の様子はこちら↓ https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2022/03/05/134707 まずは小さい店舗の方から 果物コーナーには相変わらずポテトチップスとかっぱえびせん。 野菜コーナーにも相変わらず、中華ソーセージなど。このコーナーの反対側の果物コーナーに、 キウイが。寂しすぎる光景。 精肉コーナーも相変わらず商品はなかった。ただ、清遠の鶏肉が入荷されていた。(こういうパッケージの清遠の鶏肉は…

  • 3日連続1日5万人感染後の最初の週末

    3月5日朝。昨日までの3日日、毎日新規感染者が5万人を超え、最初の週末を迎えた香港の土曜日の朝。晴れていて気温21度で過ごしやすい。 2月28日に市民の買い占め騒動が起こって以来「食料品などの物資は十分調達できてるから心配するな」と言い続け、中国広東省から物資を運んできたという貨物列車の到着を拍手で迎えた林鄭月娥行政長官を始めとする香港政府高官。しかし、今朝近所のスーパー数軒行ったけど「どこが心配するなですか?」と言いたい状況だった。 午前9時過ぎ、普段一番利用している地下鉄駅脇にある地元の大手スーパー「ウェルカム」に行ってみた。ここはウェルカムの中でも大きい方だ。いつもは午前7時30分ごろ行…

  • スーパーから食糧品が消えた

    2月最後の28日。今日の新型コロナの新規感染者数はついに3万人を突破。3万4466人(うち4人は海外からの入境者)となった。 (CATVニュースから) 今日正午からウイルス検査キットを割安でオンライン販売する店があったので、午前11時55分ぐらいにアクセスして申し込み画面に行ったのだけど、すでに4万8000人以上が私の前に並んでいた。 あと15分ぐらいで順番が回ってくるところで、仕事のやりとりをしているうちに順番が過ぎてタイムアウトになっていた。もう一回最初から並ぶ羽目になったが、なんと私の前に27万人以上が並んでいる。無理じゃん。夕方チェックしたら、30万キットを完売したそうだ。 帰宅途中に…

  • 九龍半島の繁華街を歩いてみたら

    2月26日、新型コロナの新規感染者数はさらに記録を行進し、1日の新規感染者数は1万7063人(うち6人は海外からの入境者)に!まだまだピークは見えないようだ。そして今日は、マスクではなく、簡易検査キット購入で長蛇の列を作る市民の姿がニュースで流れていた。今後、マスクではなく、簡易検査キットの争奪戦があちこちで起こりそうな気配だ。 さて今日は気温が一気に21度まで上昇。気持ちがいいほど晴れ渡ったので、今度はコロナ禍の九龍側の繁華街・チムシャツイに行ってみた。やはりというか、想像していた通りに悲惨な様相だった。 チムトン駅から九龍公園を目指し、そこからネーザンロードを南下して重慶マンションあたりの…

  • 香港島の繁華街を歩いてみたら

    今日(2月25日)はついに、新型コロナの1日の新規感染者が1万人を超え、10,010人(うち4人が海外からの入境者)となった。このところ連日、単日の感染者数は過去最高を更新するペースで増えている。1人の感染者が3人を感染させているとの研究報告もある。(冒頭の写真はSOGO前の交差点) 今週前半は、気温8度という、香港では稀に見る寒さだった。おまけに雨まで降り続けて、寒いのなんのって。まともな暖房器具がないから、厚着して布団にくるまる日々だった。 昨日ようやく晴れ間も見えたので、夕方散歩に出かけた。地下鉄2駅分を歩いて香港島の繁華街・銅鑼湾まで行って帰ってきた。 流石に感染者が連日過去最高となる…

  • オミクロンの猛威、感染者倍速で増加中

    ここ数日の新型コロナの感染者の急増ぶりがすさまじい。今日(2月16日)の新規感染者数は、4285人(うち21例が海外からの入境者)と、ついに4000人の大台に。しかも、これとは別に、今日の段階で初期検査で陽性反応が出た人は7000人以上もいる。(これらはさらに精査されるが、明日には新規感染者として発表される可能性がある人たちがこれくらいいるということだ) (冒頭の写真は、CATVニュースから) 今の感染者の大部分はオミクロン株によるものだが、オミクロン株の市中感染が初めて確認されたのは2021年12月28日で、この日の新規感染者数は合計でわずか6人だった。1ヶ月前の1月16日でも、わずか11人…

  • 旅をしたいなぁ

    2月2日。春節2日目は、昨日の寒さに雨まで加わってさらに寒々とした天気だ。 オミクロン株の流行で外出気分が下がっている上にさらに寒いとあって、昨日は一日中家に篭った。香港の新年の挨拶で定着しているSNSを使った新年の挨拶をしたり、テレビを見たり、撮りっぱなしの写真をメモリーカードからハードディスクに移したりして、1日が終わった。 写真を見ていると当時のあれこれを思い出す。フト思いついて、家でガラクタ扱いになっていた茶器を取り出して中国茶を飲んだ。 この茶器は2018年9月30日にスワトーに行って買った物だ。可愛くて旅の土産にと買った。景徳鎮製と印字されている。茶器の良し悪しや価値など見る目はな…

  • 新年快樂!虎年接福!

    今日(2月1日)は春節元旦。虎年が始まり名実ともに新年がスタートした。 今年は春節目前にオミクロン株の市中での感染爆発が始まり、レストランでの飲食は午後5時59分まで。(旧暦の)年末恒例行事の花市も中止され、年末から新年に向かう年越し気分は低調だった。春節を迎える花火も中止、黄大仙への参拝も禁止だが、感染者が出たマンションでは今もビルごと強制隔離されていて、気の毒な年越しだった。 一方で今年は香港の中国返還25周年とあって、すでに25周年を祝うムードを盛り上げようという動きも。虎年前半の香港は、行政長官選挙や25周年記念イベントなどまでいろいろな動きがありそうだ。これまでとは違う街の景色が見れ…

  • 家の近所でマンション封鎖し強制検疫

    2022年1月6日。帰宅時にネットニュースを見ていたら、なんと家の近所のマンションが封鎖され、強制検疫を行うと出ていた。オミクロンの感染者が出たのだ。 午後7時ごろ帰宅すると、ちょうど、臨時検査場を設置しているところで、その脇で検査待ちの住民が列を作っていた。身近な場所でこういう光景を見ると、いよいよウイルスが身近に迫ってきたのか?とちょっと緊張する。 香港はずーっと市中感染ゼロだったから、クリスマスも新年のカウントダウンも大賑わいだったのに、ここ数日はオミクロンの新規感染者が毎日数人確認されている。 感染者が出たマンションは1棟まるごと封鎖して、居住者全員のPCR検査を行い、全員の検査結果が…

  • Happy New Year 2022!

    ビクトリア湾のカウントダウン風景 2022年はビクトリア湾沿いの広場でカウントダウンして迎えた。2年ぶりのカウントダウンとあって大勢の市民が詰めかけていた。 九龍半島の西九龍地区では、今や押しも押されぬ若手人気歌手グループMirroが出演したカウントダウンコンサートが行われていたが、私は香港島のセントラルで。こっちでは、熟年アイドルのアーロン・コックが野外コンサートをやっていて、入場できなくても、歌声とちょっとだけだけど大画面でコンサート風景が垣間見られた。 ドローンでカウントダウンショーをやったりして賑やか、華やかに幕開けした2022年。今年は香港の中国返還25周年とあって、100個以上の祝…

  • 「愛国者による香港統治」の立法会選挙

    フェリーのふ頭に掲げられた立法会選挙の巨大案内広告 12月19日、「国家安全維持法」が施行されてから初の立法会(議会)選挙が行われた。この選挙、今年5月に中国政府主導で、「愛国者」しか立候補を認めない選挙制度に変わったことから、親中派政党からの立候補者同士の争いといった構図で、153人が立候補して90議席を争った。独立派や自称民主派もいるが、ごくわずか。新制度で議会議員は、20議席増えて、これまでの70議席から90議席になったが、直接選挙で選ぶ議員は30議席から20議席に減っているから、議会で民意が反映しにくくなってもいる。 今、開票していて集計の様子をテレビで放送しているけど、これまでと立候…

  • オミクロン株、香港のケースが示唆するもの

    新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」。香港では昨日、3例目が確認された。驚いたのが、この感染者は、先月5日にモデルナワクチンの2回目を打ったばかりだということ。つまり抗体ができたばかりの最も効果的な状態でも、このオミクロンには歯が立たなかったということだ。(冒頭の写真はRTHKニュースから引用) 3例のうち、最初の2例は日本でも伝えられているようだけど、同じホテルの向かい合わせの部屋で隔離していた2人。一番最初にオミクロン株の感染が確認されたAさんは、11月11日に香港に入境。同日ホテルで隔離開始。13日に受けたPCRテストで陽性反応。翌日病院に送られる。もう1人のBさんは11月10日に入…

  • ホテルでの強制隔離無事終了!

    土曜日(11月13日)午後11時59分をもってホテルでの14日間の隔離が終了した。日付が変わったことを確認して、フロントに電話して即チェックアウト。日曜日(11月14日)から7日間の自宅での自己観察になった。 カウントダウン状態で日付を超えるのは、年一回のニューイヤー以来だ。妙だけど、香港国際空港で検査を受けながら、「14日目の23:59までは部屋にいて」と言われたし、隔離に関する冊子にもそう書いてある。つまり15日目になれば朝を待たずにいつでもホテルを退去できるのだ。 (部屋の出入り口のドアに貼られた、チェックアウトの際は事前にフロントへ電話を、という案内) この時期、スーツケースを持って街…

  • 移動ー隔離ー移動ー隔離で不思議な感覚

    このブログの最後のUPが9月30日。今日は11月12日だから、もう1ヶ月半音沙汰なしの生活だったわけだ。(冒頭の写真は香港国際空港) このブログを留守にしていた間を辿ると、10月頭に帰省をして、31日に香港に戻ってきて現在は強制隔離で政府指定のホテルの一室にこもっている。 (香港の強制隔離ホテルのチェックイン手続き。場所は駐車場だった) 日本に行っていた時は、ブログを書くなどというエネルギーはかけらもなかった。香港に戻ってきてからは一転、ゴロゴロしながらクツロイで、これまた書く気が起こらなかったのだ。 そんなホテル隔離生活も今日で13日目。昼間に、昨日のPCRテストの陰性結果が携帯に届いた。明…

  • スシローのすごいことといったら!

    今日(9月30日)、香港郊外の葵芳駅前にある新都会広場のショッピングフロアにスシローの香港での12店目がオープンした。香港人にとってスシローは「安くて美味しい日本の回転寿司」というイメージがある。 何を隠そう、私が勤めるオフィスはスシローと同じビルのオフィス棟。30日開店と分かるや、ここ数日「みんなでお昼はスシローで食べよう」とスシローネタで盛り上がっていた。しかし、開店時間の午前11時に合わせて、その10分前に順番待ちの整理券を取りに行っていた同僚君が敗戦モードで帰ってきた。 開口一番。「367組目だったよ〜」とため息混じりで成果の整理券を出すと、他の同僚君らが「え〜。開店時間前に券を取りに…

  • マーク6で5等が当たった!

    中秋節を祝って、1等が通常の10倍の8000万香港ドル(約11億3000万円)の賞金が出る香港ジョッキークラブ主催の宝くじ「マーク6」。中秋節の翌朝、携帯アプリでジョッキークラブの口座残高を見たら、あれ?金額が600香港ドル(約8500円)ほど増えている?ってことは、当たったんじゃん! マーク6は、日本のロト6と似たシステムの宝くじ。1~49の番号の中から、好きな数字を6個選ぶ。選んだ数字がいくつ当たったかで賞金の額が決まる。1等から3等までは金額が変動するが、4等以下、7等までの賞金額は固定だ(下記参照)。 (今回の賞金配分) https://jp.lottolyzer.com/result…

  • 今年の中秋節は、ダブル満月を楽しむ市民も

    都会に落ちてきたかのように海に浮かんだ巨大な満月。空を見上げれは、大きな光のリングに守られているかのようなまんまるのお月様。その2つの満月を挟んでウサギが跳ねているかのように見える雲。中秋節(中秋の名月)の9月21日、人は多かったけど、なんとも言えないこんな幻想的な風景に巡り合った。胃袋にも月(月餅)が入ったことだし、今宵はめでたし、めでたし、の気分だった。 ====== 今日(9月21日)は、中秋節(十五夜)だ。お昼時には雷がゴロゴロ鳴り、土砂降りになったが、その後は青空が広がって、夜になると満月がくっきりと空に浮かんだ。 8年ぶりに「満月」と「中秋節」が重なるというし、散歩がてらにビクトリ…

  • 香港メディアの死

    昨日(9月16日)午後10時、1990年から天安門事件の追悼集会を主催して香港の歴史に30年以上関わってきた民主派団体が、事実上幕引きした。香港警察が香港国家安全維持法(国安法)に基づき、事件当時の写真や犠牲者遺族の証言、追悼集会の映像などの資料を大量に掲載していたウェブサイトの閉鎖を要求。これに応じたのだ(冒頭の写真)。 団体の名は「香港市民愛国民主運動支援連合会(支連会)」。1989年5月に中国の民主化運動を応援する目的で発足。事件は中国本土では封印されているが、香港では、中国に返還後も毎年、支連会が主催して犠牲者の追悼と中国の民主化を訴えて毎年6月4日に集会を行ってきた。 支連会はフェイ…

  • 2回のワクチン接種を終えて

    9月3日に2回目の新型コロナのワクチン摂取を受けてから、まもなく2週間。1回目とは異なる副反応がいくつか出てきたが、大きな問題なく過ごしている。今回は私立病院で接種してみたけど、意外にも、香港政府が行っていた体育館での1回目の方が、全体的にちゃんとしていた印象だ。 (病院のワクチン接種案内) 入り口で、携帯に送られてきた下記の予約通知を見せて入館するのは、1回目も今回も一緒だった。 (携帯に送られてきた予約通知) 病院ではまず、長〜い行列に並び、誘導に従って、エレベーターに乗る。(定員数より少ないとはいえ、ギューギュー詰めで「密」だった)。 (建物に入ってすぐのロビーで、エスカレーターの奥にあ…

  • ワクチン接種1回目はこんな風だった

    ついに?8月12日に、新型コロナのワクチンの1回目の接種を受けた。ワクチンが足りず予約ができないという日本の方がたには申し訳ないが、香港は、政府がみんなにワクチンを打って欲しくてたまらない。脅したり、すかしたりして接種者をふやしているが、ワクチン接種を始めた2月末から昨日(8月30日)までで、2回接種した人は340万7109人となり、やっと摂取率が50.6%に達した状況だ。 (8月30日現在の接種状況) 香港でワクチンの在庫は十分あるのに市民が打ちたがらない一番の理由は、切迫感がないから。毎日の新規感染者数は大抵片手で収まるし、0 (ゼロ)の日もある。このため、あえて急がず、第二世代のワクチン…

  • この1ヶ月間の出来事あれこれ

    気がつけば、今日、8月24日から東京パラリンピック。前回このブログを書いたのが東京五輪の開幕式の様子だから、あれから1ヶ月も経ってしまった。この間の社会と個人の大きな出来事を4つメモしておく。個人の出来事の方は、後日さらに書くつもりだけど。 (冒頭の写真は、自転車競技で銅メダルを獲得した李選手の活躍を「あなたは我々の誇りだ」と称えるTシャツ) ==4つのメモ== 🟢東京五輪、開幕式からのその後 🟢「国安法」で組織解体はまだまだ続く その1【民主派教員組合が突如解散宣言】 その2【大規模デモの主催団体が19年の歴史に幕】 その3【香港大学生会の4人、テロ宣揚で逮捕】 🟢ついに?やっと?ワクチン接…

  • 香港のテレビ局は、五輪五輪五輪

    帰宅してテレビをつけたらちょうど、王貞治さん、長嶋茂雄さん、松井秀喜さんが聖火ランナーとして映っていた。そう、東京五輪の開幕式だ。聖火を聖火台に灯すクライマックスに差し掛かっていた。 おー、まだ開幕式やってるんだ! (ちょっと嬉しくなって、リモコンを押しまくると) ここでも、あそこでも、若干の時差があるけど、どれも同じ映像じゃん! 遡ること数時間前。 香港人の友人と晩御飯の約束をした日が開幕式だったことに後で気づいたけど、「香港じゃあ、オリンピックよりも(ワールドカップやヨーロピアンカップなどの)サッカーだよねー」なんて言いながら晩御飯を食べていた。どうせ家に着いてテレビをつければ開幕式の様子…

  • ブックフェアに行ってきた

    7月17日、「香港国家安全維持法(国安法)」が施行されてから初めての、恒例の「香港書展(ブックフェア)」に行ってきた。 これは香港コンベンション&エキシビションセンターで毎年、書籍、印刷物、文房具、電子出版物などを販売・展示する大規模な書籍市。書店で買うより安く買えるし、書店ではお目にかかれないほどの大量の本を一挙に目にすることができる。香港人の読書家ってあんまり見かけないが、このイベントには毎年大勢の市民が殺到する。本好きはスーツケースをガラガラさせて来場するほど。著者によるスピーチやサイン会もあり、香港市民(と言ってもほぼほぼ香港人)で賑わう、一大イベントだ。 今年は、7月14日から7日間…

  • 2021年7月1日ー返還記念よりも結党記念

    1997年に香港が中国に返還されて以降、7月1日といえば、返還式典が行われた「エキジビジョンセンター」の脇にある広場で朝8時に国旗が掲揚されて、その後、同センター内で行われる祝賀式典で行政長官が香港の現状や未来への抱負などを喋っていた。その数時間後の午後、市民が香港島の主要道路で「7・1民主化デモ」が毎年行われていた。一時、香港と中国が蜜月の頃は、民主派デモと同じルートを、午前中に親中派が祝賀パレードをしていた。 ちなみに日本のメディアは、民主派デモがあたかも2003年の「国家安全条例」の法制化に反対した50万人デモから始まったかのように書いているが、返還した97年7月1日から、行っている。 …

  • 24年前の今日(1997年6月30日)

    24年前の今日、1997年6月30日。香港は時折りものすごい土砂降りになりながらも、刻々と残りの時を刻んでいた。英国植民地としての最後の時間だ。 さまざまな場所で、英国のユニオンジャック🇬🇧がおろされていく。世界中から集まったメディア関係者がカメラのシャッターをカシャカシャと切る。同じ場所に明日からは中国の五星紅旗🇨🇳がたなびくのだ。歴史上最後の瞬間だった。 明日からどんな時間が待っているのだろう。当時の香港市民には期待と不安が入り混じっていた。 当時、広東語が出来ず、辿々しい普通話(標準中国語)と英語で聞きかじりしていた私の感覚では、8対2程度で不安が多かった。香港は返還後、97年のアジア通…

  • (8)国安法と報道の自由の狭間でー廃刊翌日の他紙

    6月17日に、中国に対して批判的な大衆紙「アップルデイリー」 の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕さ れた事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応し ているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものをシリーズで記録してい く。(冒頭の写真は、6月25日付「信報」) 今回のテーマ:「アップルデイリー」廃刊翌日の他紙から 各紙、多くの市民が最後の「アップルデイリー」を購入する様子を伝える一方、アップルデイリーの消滅が鬼退治に成功したかのような評論も随所にあった。そんな中で、私は以下3つに注目した。 ・宿敵「アップルデイリー」が消えた東方日報は ・「明報」と「…

  • (7)国安法と報道の自由の狭間でー最後の🍎日報を求めて

    6月17日に、中国に対して批判的な大衆紙「アップルデイリー」 の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕さ れた事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応し ているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものをシリーズで記録してい く。(冒頭の写真は、過去の1面記事を散りばめた「アップルデイリー」の見開き特集) 今回のテーマ:最後の🍎を求めて 昨日の「アップルデイリー」廃刊発表から一夜明けた、24日朝。「絶対に買わなくちゃ!」と思って普段より30分以上早い、朝7時30分 に近所のコンビニに行く。今日付け新聞は26年の歴史に幕を閉じるとあって、過去最高の100万部を…

  • (6)国安法と報道の自由の狭間でーさよなら🍎ー

    6月17日に、中国に対して批判的な大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものをシリーズで記録していく。(写真は6月23日付け「アップルデイリー」内の読者に感謝する広告) 今回のテーマ:さよなら🍎 ついにその日がやってきた。大衆紙「アップルデイリー」を発行する「壱伝媒(ネクストデジタル)」は23日、24日付を最後に同紙の発行を終えると発表した。「中国に批判的な新聞」、「民主派新聞」と言われた同紙は創刊から26年で幕を下ろす。 (6月23日付、…

  • (5)国安法と報道の自由の狭間でー行政長官語るー

    6月17日に、中国に対して批判的な大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものを記録していく。 今回のテーマ: 行政長官のアップル事件についての見解 これまで2回記者からのアップル事件への質問に無言だった林鄭月娥行政長官が6月22日、ようやく事件について触れた。 ザックリ言うと、今回の幹部逮捕や資産凍結は、国家の安全を危険にさらす疑わしい行為が問題になっているもので、「報道の自由」以前の問題、と一刀両断。「『香港国家安全維持法(国安法)』は抑…

  • (4)国安法と報道の自由の狭間でー迫るアップルX DAYー

    6月17日に、中国に対して批判的な大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものを記録していく。(冒頭の写真は、最終回となった「アップルデイリー報道」から) 今回のテーマ: 「アップルデイリー」に迫るXデー 当局によって7つの銀行口座、約1800万香港ドル(約2億6000万円)が凍結され、まさに兵糧攻め状態の「アップルデイリー」。この資金凍結が解除されない場合、約1000人の従業員への給料が支払えない。香港は、就業規則で定めた毎月の締め日から7…

  • (3)国安法と報道の自由の狭間でー主要各紙の社説ー

    6月17日に大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものを記録していく。(冒頭の写真は「アップルデイリー」の社説) 今回は、事件翌日、6月18日の主要各紙の社説。 同業他社は今回の事件をどう見るのか? 気になったので「アップルデイリー」など6紙にザッと目を通した。 気づいたことは2つ。 ●「アップルデイリー」を擁護する内容は1紙もなかったこと。 ●「明報」の社説は、全く別のテーマだったこと。 実は私が一番読みたかったのは、「明報」の社説だった…

  • (2)国安法と報道の自由の狭間でー朝の新聞販売店ー

    6月17日に大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものを記録していく。 ーー事件翌日の朝の新聞販売店はーー 6月18日朝、新聞販売店は行列ができていた。その前に山積みになった「アップルデイリー」がドカンと置かれ、次々と買い求められていく。中には、3部、5部とまとめ買いしていく人も。去年の8月に、「アップルデイリー」の創業者、ジミー・ライ氏が逮捕された翌日と同じような光景だ。前回は55万部を発行した。今回は50万部だ。編集幹部が逮捕され、パソ…

  • (1)国安法と報道の自由の狭間でー業界側の声明文ー

    6月17日に大衆紙「アップルデイリー」の幹部5人が「香港国家安全維持法(国安法)」違反容疑で逮捕された事件。報道の自由を揺るがす大事件に市民や社会はどう反応しているのか? 日々のニュースや、実際に見聞きしたものを記録していく。(写真は、RTHKニュースから) ★事件を受けて、当日(6月17日)、香港記者協会など8つのメディア組織が連名で出した声明文★ 「同社幹部の逮捕や捜査は衝撃的でメディアや市民に不安を与えるものだ。『国安法』は言論の自由を脅かす武器と化した」と訴えた。 そのほか、要約するとこんな感じ。 ーーーーーー 今回の警察の行動は、昨年8月に(アップルデイリーを発行する)ネクスト・メデ…

  • 「時代天使」、上場初日は大暴騰

    6月16日に香港株式市場に上場した中国企業「時代天使(angelalign)」(コード番号6699)が、公募価格の173香港ドル(以下ドル)に対して、なんと約2.3倍の401ドルという超高値をつけて引けた。初値は400ドル、高値は490ドル、安値は375ドルだった。(写真は、時代天使社のサイトから引用) 今日(6月16日)の香港各紙の経済面に「時代天使」の名前が踊っていて、すごい名前の企業が出てきたものだと思ったら、株価も超値上がりしてすごかった。どんな会社なのかとサイトを見たら、透明の歯形がアップで出てきた。 (時代天使社のサイトから) 同社は、透明のマウスピース型矯正システムを提供する会社…

  • 2021年6月4日の香港メモリー

    天安門事件から32回目を迎えた6月4日の香港。この歴史的一日に私が見聞きしたものを忘れないようにメモしておく。 午後。事件の翌年から毎年、犠牲者を追悼と中国の民主化を願って行われた「6・4集会」の場所だったビクトリア公園は、封鎖された。昨年も今年同様、コロナ対策を理由に集会は許可されなかったが、市民は自由にここに集まって追悼できた。しかし、「国安法」施行後、初の6月4日となったこの日は、市民が立ち入ることさえ許されなかった。 郊外の葵芳駅前でも、夕方を前に複数の警官の姿が(上の写真)。ここは昨年は無料でキャンドルが配られ、大勢の市民が列を作っていた場所だ。警官は厳しく見守るというよりも、違法集…

  • 2021年6月5日 主要各紙は何を伝えたか

    香港で6月4日といえば、多くの市民が思い浮かべるのは、1989年の天安門事件を追悼する「64集会」。今年は「国安法」が施行されて初めての6月4日。しかも新型コロナの感染予防のために集会の開催は許可されなかった。6月2日から6月4日までの関連の出来事を伝える香港の主要各紙を、3回に分けて追ってみる。 ーーーーーー 6月5日 この日は警察7000人が違法集会の警戒にあたると報道されていたが、日中からビクトリア公園以外だけでなく、郊外でも警察や警察車を見かけて緊張感が。ただ警察は2019年の反政府デモの時に比べたらリラックスしていた。仕事が終わって街中を散歩してみたが、市民も警察も久しぶりに大勢が街…

  • 2021年6月4日 主要紙は何を伝えたか

    香港で6月4日といえば、多くの市民が思い浮かべるのは、1989年の天安門事件を追悼する「64集会」。今年は「国安法」が施行されて初めての6月4日。しかも新型コロナの感染予防のために集会の開催は許可されなかった。6月2日から6月4日までの関連の出来事を伝える香港の主要各紙を、3回に分けて、追ってみる。 ーーーーーー 6月4日:この日は毎年午後8時から、ビクトリア公園で大規模な追悼集会が行われていた。今年は行ったら違法集会とみなされ逮捕される可能性が大きい。そうした日を迎えた、当日の香港の主要各紙。スタンスは様々。 ----------------- 「アップルデイリー」:1面と最終面を過去31年…

  • 2021年6月3日 主要各紙は何を伝えたか

    香港で6月4日といえば、多くの市民が思い浮かべるのは、1989年の天安門事件を追悼する「64集会」。今年は「国安法」が施行されて初めての6月4日。しかも新型コロナの感染予防のために集会の開催は許可されなかった。6月2日から6月4日までの関連の出来事を伝えている香港の主要各紙を3回に分けて追ってみる。 ーーーー 6月2日:民主派団体「香港市民支援愛国民主運動連合会」(支連会)が運営する、天安門事件の記念館「六四記念館」が、当局の指導で閉館に追い込まれた。以下は、翌日6月3日の主要各紙の一面など。親中派新聞では扱いが小さい上に「記念館」とのみ表記。六四の文字は見られず、将来この記事を見た人はこの記…

  • 民主の大きな転換となる2つの決定

    2021年5月27日。香港にとって大きな2つの政治的な決定があった。 一つは、1989年の天安門事件の犠牲者を追悼する、恒例の「6・4集会」の開催を許可しないという決定。もう一つは、中国共産党が主導して改変した新たな立法会選挙制度の条例案を立法会(議会)が、賛成40票、反対2票の圧倒的多数で可決したことだ。いずれも結果は想像できたこととはいえ、民主派市民にとっては、民主の大きな後退を象徴する重い決定だ。 ーーー 「6・4集会」は事件の翌年から毎年、犠牲者の追悼と中国の民主化を祈って、ビクトリア公園で行われてきた。昨年は、コロナ対策による集会規制を理由に許可されなかったが、違法と知りながらも多く…

  • 暑い!5月なのにすでに猛暑日

    暑い!! まだ5月だというのに気温が30度以上の日が続き、23日(日)には遂に36度の猛暑日を記録した。(写真は5月23日金鐘) (5月23日金鐘) この日、九龍半島・尖沙咀の天文台本部は36.1°Cと、観測史上3番目の暑さを記録。過去に36度超えとなったのはいずれも8月で、5月としては初めてだ。(下記の表を参照) 天文台本部とは別に、郊外の大美督は最高気温37.1度を記録したほか、元朗で36.1度、深水埗でも35.8度と、軒並み35度越えの暑さだった。 (資料は「明報」。36.1度は1900年と1990年に並ぶ暑さだった) 夜間でも気温が28度以上の熱帯夜が5月に入ってすでに8日以上あり、5…

  • 旅立つ人 見送る人

    2021年5月23日午後。友人家族と友人の母が、香港国際空港から英国に向けて飛び立った。 (関連ブログ) https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2021/04/15/042623 コロナ禍で、人の往来にブレーキがかかり、ガランとした空港。ところどころで目につくのは、輪になっている集団だ。最近のこうした光景は、移住のために香港を離れる人と、見送りに来た人たちのグループだと推測できる。 友人家族も、ご主人側の一族が見送りに来て、総勢20人ほどの集団になっていた。チェックイン手続きを済ませて、しばらくカウンター付近で、写真を撮ったり話したり。やがて、誰と…

  • 香港の夏の風物詩、イカ釣り初体験

    香港の初夏の風物詩?といえば「夜のイカ釣り」だが、先日、遂に私もイカ釣りデビューをした。 素人でも釣れて楽しめるという触れ込みでこの時期になると、イカ釣りツアーが多数登場するが、イメージしていたツアーと違って、なかなか貴重な体験だった。 人生初のイカ釣りは、土曜の夜(5月15日)。午後6時30分から午後10時30分までの4時間。30分ほど移動して沖に出てイカを釣る。定員は10人。料金は250香港ドル(約3500円)だった。 連日気温30度を超え、すでに灼熱の香港。 乗船場所の香港島東部の西湾河埠頭で待っていると、やってきたのは小さなボート。私と友人ら3人が乗ると、対岸の三家村埠頭に向かう。ここ…

  • 台湾産パイナップル山積みに

    最近、果物屋など生鮮食品店でやたらと目立つのが、「台湾産鳳梨(台湾産パイナップル)」だ。中には、「支持台農(台湾農家を応援しよう)」という張り紙をつけて売る店まである。 これは、台湾産パイナップルの輸出の9割以上を占めるお得意様・中国が、3月1日から輸入を禁止したため、行き場を失った一部が香港にやってきたわけだ。中国の禁止の理由が、自国の作物に影響を及ぼしかねない「害虫」が確認されたから、というものだが、中国が台湾に対して政治的圧力を強化しているとの見方もある。打撃を受けかねない生産農家を支援しようと、日本などで積極的に輸入する動きが出ているようだが、香港もその例外ではないというわけだ。 店で…

  • 「来月英国に移民します」

    2021年4月14日。先日、「ご飯を食べよう」と声をかけてくれた香港人の友人と食事をした。「久しぶり~。元気だった?」と聞く私に、「うん。でも会うのは今日が最後かも。来月イギリスに移民するの」と、笑いながらこう切り出された。 「ええ?そうなの?」 前回会ったのは、去年の6月。あの時、社会の不満をいろいろ口にしていたけど、移民という言葉は出てきていなかったような。あるいは、冗談ぽく笑い飛ばしながら「移民したい」と言っていたかもしれない。でも、私はその時は、一年も経たずに彼女が香港を去ることになるとは、想像すらしなかった。 ご飯を食べつつ、あれこれ話した。 移民を考え始めたのは、2019年10月ご…

  • 政治広告のすごいことといったらーー

    3月31日の地元紙。2大親中新聞を手にしたら、ズッシリときた。いつになく分厚く重いのだ。前日に中国の全国人民代表大会常務委員会が全会一致で可決した、香港の選挙制度見直し案を支持する一面広告の嵐だったのだ。名だたる中国企業や中国系団体などが、可決を支持する文言を赤字で綴っている。 (写真は、「大公報」、「文匯報」の3月31日付新聞に織り込まれた1面広告の一例) 一昔前までは、こうした広告は、香港の中国返還記念日など、お祝い行事に合わせて登場した。ところが、ここ最近は国安法の法案可決や、今回のように、政府主導で政治的な重要決定がなされた翌日が、賑やかだ。 今回可決された見直し案とは、民主派勢力を香…

  • キャンプ場がネオン街に!?

    3月27日、香港人の友人がキャンプ場から送ってきてくれた夜の風景ビデオに驚いた。ここ数年間、穴場で私の憩いの場所だった離島・東龍島に、ギッシリとテントがひしめき、夜は"ネオン街"に変貌していたのだ!? 2020年2月22日に香港で初の新型コロナウイルスの感染例が出てから既に一年以上経つが、昨秋以降、香港のアウトドア人口は爆発的に増えた。これまでなら、休みと言えば多くの人が海外旅行に出かけていったが、世界的なコロナ禍でそうも行かず、香港内で余暇を過ごすしかないからだ。しかも感染状況に応じて香港政府はたびたび映画館や運動場、ジムなどを営業停止にしている。となると向かうは必然、離島やビーチ、山などに…

  • 香港島ハイキングで野生の猪たちに遭遇

    2月28日の昼下がり。香港島の繁華街から山側に入ったダム周辺で、野生の猪2組5頭に遭遇した。天気もよかったから、というわけではないと思うが、1頭などは相当な至近距離だったにも関わらず、人の気配を気にすることなく、水辺に沿って食べ物を探しながらのんびりと歩いていた。 お昼過ぎ、出かけて行ったのは、ダムがある自然公園。香港島北側の中心地・湾仔から山側に入っていき、山の中腹から香港島南側に抜ける2~3時間の簡単なハイキングコースだ。南側に抜ける途中に香港仔上水塘と香港仔下水塘という2つのダムがある。そのうちの下のダムの眺めがすこぶる綺麗なのだ。 途中、遊歩道を歩いていたら、前方で大勢のハイキング客が…

  • 牛年ということで、牛山に行ってきた

    2月12日に香港は春節牛年を迎え、名実ともに2021年が始まった。春節休暇中に、昨年の年の瀬(と言っても西暦2021年1月だけど)に予定しながら行けずじまいだった山に行こうということで、春節2日目(大年初二)の2月13日に水牛山と黄牛山に登ってきた。 いつも参考にしているハイキングサイトではこのコースを「黄牛石城」と紹介している。偶然にも、ネズミ年には行けず、牛年に行くことになったが、これがまさに牛年新年に相応しい山登りとなった。写真だけしか見たことがない私の勝手な想像だけど、あの世界遺産の熊野古道のような、神がかった道を抜けて牛山にたどり着くとは想像だにしなかった。 水牛山と黄牛山は新界東部…

  • コロナの新規感染者、3ヶ月ぶりに1ケタに

    2月15日、新型コロナウイルスの新規感染者が9人となり、3か月ぶりにやっと1ケタ台まで減少した。このうち4人は地元感染者で、うち3人は感染源が不明だ。また、この9人とは別に少なくとも10例が初期検査で感染と確認されており、香港政府衛生署は、市民に気を緩めないでと呼びかけている。(感染者数の推移を示すグラフは2月16日付「文匯報」) クリスマス休暇も春節休暇も厳しい制限の中で、楽しいイベントが次々と中止となり、重たい空気が漂っていただけに、1ケタと聞き、ようやくここまできたか、という感がある。 (例年に比べて閑散とした大晦日(2月11日)の花市) しかし、市民の香港政府に対する視線は冷たい。政府…

  • コロナで春節イベントの中止・変更相次ぐ

    今日(2月2日)、オフィスビルの管理事務所から、「春節(旧暦のお正月)の祝賀イベントは中止します」との通知が届いた。 春節は、香港人にとって(中華圏にとって、でもある)、一年で一番大切な年中行事だ。日本人はお正月を迎えて気持ちを新たにするが、香港の場合はそれが春節というわけ。で、今年の場合は、2月12日に旧正月の元旦を迎えて、丑年の2021年がスタートする。 春節を迎えると、オフィスビルや商店街には獅子舞やら、神に扮した財神(お金儲けの神様)やら、縁起のいい物や者が現れて、お祝いムードを盛り上げる。商売繁盛を願って、店やオフィスの中にはわざわざ彼らを招き、福を呼び込むパフォーマンスをしてもらい…

  • コロナから丸1年、感染者1万人突破。一部封鎖も

    香港で初めて新型コロナウイルス(COVID-19)の感染例が確認されてから1月22日で丸一年経ったが、23日には新規感染者の累計が1万人を突破した。さらにこの日は、1月に入って感染者が急増している九龍半島の繁華街「ジョーダン地区」の一角が、香港では初めて封鎖された。封鎖された地区は、日本人観光客にも人気の「テンプルストリート(廟街)」を含む、古い住宅ビルが立ち並ぶエリアだ。 (「文匯報」から。赤で囲まれたエリアが封鎖区域) 1月23日、新たに81人の感染が確認され、感染者の累計は1万10人(死者は168人)と、遂に1万人を突破した。これまで感染の波が来るたびに抑え込んできたが、今月に入って繁華…

  • 貯水池跡からロマネスク建築の遺跡がー!

    かつて配水庫(貯水池)だった九龍の下町・石硤尾の丘の山頂で、100年以上前(1904年)に建てられたロマネスク築物の遺跡がほぼ完全な状態で見つかり、連日、話題になっている。 この貴重な建築物が見つかったのは、主教山(Bishop Hill)の丘の上。今年10月に始まった工事で、さら地を掘り起こしたら、高さ約6メートルの柱が約30本も立った状態で、広範囲なロマネスク様式の地下空間が浮かび上がったのだ。 これを知った同地区の区議員らが、政府に対して取り壊し工事の中止を要求。これをきっかけに、この存在が広く知られるところとなり、一気に話題沸騰となった。これほどの遺跡が残っていた想定外の事態に、政府は…

  • 香港のサンタ切手がカワイイ!

    香港郵便局が発行したクリスマスカードと切手が、とてもカワイイ! サンタが香港で旅行をするとこんな感じ? 😅🤣😄 香港内向けクリスマスカード4枚 海外向けクリスマスカード4枚 切手セット 切手セット

  • 香港から、聖誕快樂!

    今日は12月24日、平安夜(クリスマス・イヴ)。香港は明日(25日)と明後日(26日)はクリスマス休暇だから、日曜日も加えて明日から3連休となる。 (ペニンシュラは今年もいつもどおりに輝いている。) 例年なら夕方から街に人が溢れて、レストランも賑わっているが、今年は、新型コロナウイルス(今は第四波の真っ只中)の影響で、午後6時以降の店内飲食は禁止。持ち帰りのみだ。せいぜいホームパーティーをするしかない。 (見上げれば、ポップなイルミネーションが) コロナ禍で景気は低迷し、今一つ気分が乗り切れないクリスマスソングが街中で流れている。でも、そんな時でも、子どもたちのもとにはきっと、サンタさんが、や…

  • 冬至はあの湯丸で、身体ポカポカ

    今日12月21日は冬至。香港で冬至は大切な年中行事だ。家族円満や団結を祈って、家族そろってご馳走を食べる。料理で欠かせないのが、「湯丸」と言われる丸い団子が入った甘いスープ。団子の丸い形は、家庭円満や団結の象徴なのだという。 せっかくなので、今日は湯丸を食べたいな、と思い、帰宅途中に、地元客で人気の店「福元湯圓」に行ってみた。 果たして、店の前には長蛇の列。この店自慢の胡麻餡入り団子とピーナッツ餡入り団子が入った「鴛鴦湯圓」を買って自宅で食べた。 胡麻餡団子もピーナッツ餡団子も柔らかくて程よい甘さ。そして生姜スープとの絶妙のバランス。食べ終わる頃には身体はポカポカで、やっぱりここの「鴛鴦湯圓」…

  • ついに出会った!ブルース・リーの記念トラム

    12月18日夜。やっと出会えた!「ブルース・リー生誕80周年記念トラム(路面電車)」! 偶然にも、買い物を済ませてビルから出たら、真正面でこのトラムが立ち往生していたのだ。(おそらく、トラム路線に乗用車が侵入して、トラムが通れない状態だったのだと思う) 。何という偶然、(私にとっては)何というLucky! トラムの車両側面のイラストは、映画「死亡遊戯」のあの黄色い衣装のリー。渋めのリーとキャラクターっぽくしたリーの両方が描かれている。背景は今の香港の高層ビルや観覧車だ。一方、車内は、レトロっぽい車内に合わせて、イラストも色使いも渋めだ。車両の外側と内側で雰囲気を使い分けて、時代を感じさせるデザ…

  • ブルース・リーの生誕80周年記念切手

    今日、予約していた香港を代表する世界的な映画スター、李小龍(ブルース・リー)の生誕80周年を記念した記念切手を郵便局で受け取ってきた。 切手は、リー氏の誕生日に合わせて11月27日に発売された。《唐山大兄》、《精武門》、《猛龍過江》《死亡遊戲》の映画のシーンを彷彿させる衣装やポーズをデザインしたもの。切手以外にも、記念ハガキ、記念封筒なども販売されているから、ブルース・リーファンにはたまらないだろう。 (香港政府のサイトから) (香港政府のサイトから) (香港政府のサイトから) これとは別に、生誕80周年を記念にしたトラム3台も香港島内で走り出した。こちらは、香港の手書き看板職人ジミー・ユェン…

  • 急きょ、PCR検査に行ってきた

    昨日(12月3日)、新型コロナウイルス感染者と関係するビルやレストランの最新情報を見ていたら、なんと3日前の11月30日に会社の同僚2人と昼ご飯を食べた店の名前がある。香港は感染第四波の真っ只中で、外食を避けていたが、この日、新たな同僚A君がやってきたので、一緒にランチに行こうということになったのだ。政府の公式発表をみると、この感染者は、発症した翌日の24日にその店に来店し、27日に感染が確認されていたこともわかった。つまり、我々は、この感染者が来店した6日後に同じ店に行ったことになる。 店は、何もなかったかのように、昨日も営業し、店内で食べている客もいれば、持ち帰り用を注文している客もいた。…

  • 香港で秋といえば、ススキ!

    この2ヶ月余りの週末ハイキングで、わかったことがある。日本人が真っ赤に染まった紅葉や黄色く色づいたイチョウを見て、「ああ秋だなぁ」と感じるように、香港人はススキを見て秋を感じ、心躍らせるということだ。 香港は日本のように四季のメリハリはないが、10月11月は、灼熱の夏が終わり、気温25度前後でカラッとした晴天が続く。その季節に誘われるように、ハイキングに行く人が増える。今年は世界で新型コロナ肺炎が流行し、海外旅行に行けない分、香港でハイキングする人が増えている。香港は、気軽にハイキングや山登りに行くことができるし、行った先々では心が洗われるような絶景が待っているのだ。 私も香港人の友人に誘われ…

  • 米国の制裁で自宅に大金保管

    林鄭月娥・行政長官といえば、昨年は世界で2番目に高給取りのリーダーだったが、今年8月に香港問題で米国政府の制裁を受けてから銀行口座が一切なくなり、政府から支給される給与は、自宅、つまり禮賓府(総理大臣公邸に相当)に保管しているのだそうだ。 (写真はCATVニュースから) これは、林鄭長官がテレビのインタビューで明らかにしたもの。中国政府と香港政府が「国家安全維持法」を導入するなど香港の自治を侵害したなどとして、米国政府が8月に林鄭長官を含む中国と香港の政府高官11名(のちに4名追加)を制裁リストに加えたため、彼らは米企業の金融サービスが制限されている。林鄭長官は、現在は銀行口座を一つも持ってお…

  • やっぱり閉店、あの黄色マスク販売店

    やっぱりなぁ。11月18日、黄色いマスクを売る店「Yellow Factory (イエロー・ファクトリー)」が、政府への抗争持続の意図がうかがえ、反体制活動を取り締まる『国家安全維持法』に抵触するのではないかとの指摘を受けて、店側は直ちに閉店した。私はその数日前に偶然、香港島・銅鑼湾でこの店の前を通りかかって、店舗名だけでなく、商品のパッケージ、店内の陳列品などに驚いたので、ニュースを見てやっぱりそうなるよね、と思った。 店は18日、フェイスブックで、国家安全維持法に違反するつもりはなく、銅鑼湾とモンコックの両店は直ちに閉店し、ネット販売も停止すると発表した。 2店のうち、銅鑼湾店は、何もなけ…

  • 「一国二制度」下の2020年11月11日ー香港編ー

    今年の11月11日。中国本土は今後も内需経済の拡大を感じさせる一日となり、香港は民主派議員の排除で政治的統制がますます強まると感じさせる、対照的な日だった。これもまた、「一国二制度」という異なる制度のもとでの一コマと言えるので、中国本土と香港を別々に書き留めておく。 (冒頭の写真は11月12日付「東方日報」) ↓中国本土編 https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2020/11/22/084233 香港の11月11日は、一連の政治的出来事に重苦しい空気が漂っていた。中国の全人代(全国人民代表大会)が、香港の立法会(議会)議員が香港独立を擁護したり、外…

  • 「一国二制度」下の2020年11月11日ー中国本土編ー

    今年の11月11日。中国本土は今後も内需経済の拡大を感じさせる一日となり、香港は民主派議員の排除で政治的統制がますます強まると感じさせる、対照的な日だった。これもまた、「一国二制度」という異なる制度のもとでの一コマと言えるので、中国本土と香港を別々に書き留めておく。 (写真は、ここ数年の「独身の日」のアリババの取引額などを載せた11月12日付「信報」) ↓香港編 https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2020/11/22/084414 中国本土で11月11日といえば、「独身の日」にちなんでネット通販サイトに出店している店が一斉に割引販売する日だ。今…

  • 香港人の心の拠り所、獅子山に登ってきた

    11月7日、九龍半島の中心部に位置する獅子山(Lion Rock)に初めて、登った。この山、日本人なら富士山がそうであるように、香港人にとって心の拠り所といえる山だ。 (この位置からだと、前方を向いているライオンの横顔に見える岩山) 標高は495メートル。ライオンが横たわっているように見えるため、こう名付けられた。英語名がライオン・ロックと言われるだけあって、山頂近くは険しい岩山だ。 そしてこの山にちなんで「獅子山精神」という言葉があるほど、香港人にとって特別な山だ。香港がまだ貧しかった1970年ー1988年、懸命に生きる市民生活の実話をベースに、ドキュメンタリー仕立てにした「獅子山下」という…

  • 早くもクリスマス飾り登場

    今日(10月28日)、帰宅途中に香港島・セントラルのショッピングセンター(IFC)に立ち寄ったら、早くもクリスマスの飾り付けが始まっていた。 まだ10月だというのに、これはちょっと早すぎない? 例年は11月に入ってから徐々に、ショッピングセンターや小売店での飾り付けや、ビルのクリスマス用ライトアップが始まるというのに。 昨年は、反政府デモ活動がショッピングセンター内でもしばしば行われた。せっかく飾られた巨大クリスマスツリーがデモ参加者によって火をつけられて燃えてしまう、といった惨事もあって、多くのショッピングセンターがツリーを自粛。飾り付けも控えめでクリスマスムードどころではなかった。 今年の…

  • さよなら キャセイ・ドラゴン航空

    衝撃的なニュースだった。香港のフラッグシップ、キャセイ・パシフィック航空が、グループで大規模なリストラと再編を行い、グループ全体の約24%にあたる約8500人の従業員の解雇と、傘下のキャセイ・ドラゴン航空の即日運行停止とブランド消滅に踏み切るとは。 キャセイが大規模リストラを行う噂は2ー3日前からニュースになっていた。10月21日に解雇を言い渡された約8500人のうち約5300人は、香港のキャセイ航空(パイロット約100人、客室乗務員約2000人)とキャセイ・ドラゴン航空(パイロット約500人、客室乗務員約2000人)の従業員、それとバックオフィスの700人。大多数が即日解雇だった。 「こうす…

  • タオバオで電子ピアノを買ってみた

    中国のネット通販大手、アリババ(9988)のオンラインサイト「タオバオ」で購入した電子ピアノが、我が家にやってきた。アプリやYouTubeを見ながらピアノを学ぶという、新たな家時間が始まった。 きっかけは、先日香港人の友人の家に遊びに行ったら、「YAMAHA」の電子ピアノが置いてあったこと。私がピアノへの憧れがあって、弾けたらいいなと思っていると言うと、「タオバオでスッゴイ安い物も沢山売ってるし、独学用アプリもいろいろあるから、とりあえず、お試しで買ってみたら?」とアドバイスされたのだ。確かに、サイトを見ると、電子ピアノの種類も値段も選り取り見取り。で、購入したのが冒頭の写真のもの。郵送料入れ…

  • 例年とは違った国慶節と中秋節

    今年の10月1日は、中国の国慶節(建国記念日)と中秋節(旧暦8月15 日のお月見)という、中国の2つの重要な年中行事が重なる珍しい日となったおかげで、香港も連日祝日だった。しかも、より一段と中国化が進んだこととと、コロナ禍で人の動きが極端だったことを感じる連休でもあった。 香港は、中国本土と違って、中秋節の翌日が祝日だ。お祝い行事の翌日が祝日というと変に思うかもしれないが、十五夜の日は夜更かしして満月を愛でられるように、祝日は中秋節当日ではなく翌日にするという、粋なはからいなのだ。このため、10月1日は国慶節の祝日、2日は中秋節の翌日の祝日だった。これに土日を加えて四連休となった香港市民は少な…

  • 「半沢直樹2」、香港でも話題振りまく

    あの「半沢直樹」が帰ってきたーー。香港でもこんな風に受け止められて始まった「半沢直樹2」。毎週火曜日の地元紙の娯楽面は、決まって前々日の日曜日に放映された「半沢直樹2」を取り上げて、ドラマのあらすじや視聴率などを紹介。最終回を伝えた9月29日付「明報」は、「今年の最高視聴率を記録」の見出しで紹介する(冒頭の写真)など、香港でも多いに話題を振りまいた。 (地元紙の「半沢直樹2」を話題にした記事) 7年前の2013年に「半沢直樹」が放送された時、香港でも人気となり、あの「倍返しだ」を中国語にした「以牙還牙」(牙は歯の意味)が流行った。香港では、“色んな方法”で、ほぼリアルタイムで中国語字幕付きで海…

  • リフレッシュしたくてジムに

    今月から香港内のジムが営業を再開したので、先日、ジムに再入会して、運動を始めた。かなり落ち着いたとはいえ、新型コロナは大丈夫かな?とも思ったが、8月は特にコロナと猛暑で、週末も家で引きこもりを続けていたら、気がつけば体重も気分もかなり重〜くなってしまった。少しでも汗をかいてリフレッシュしたいと、思い立ったのだが、振り返ると、8ヶ月ぶりに運動を始めたことになる。 香港内のジムは、カラオケボックスや映画館同様、新型コロナの感染防止のために香港政府が長らく営業停止を命じていた。が、新たな感染者が減少したため9月4日に再開されたのだ。 私はコロナが流行り始めていた頃に、メンバーの有効期限を迎えたが更新…

  • ウイルス検査が終わって

    香港政府が希望者に無料で実施していた、新型コロナのウイルス検査「普及社区検測計画(Universal Community Testing Programme: UCTP) 」(通称、全民検査)が9月14日に終了した。約178万3000人が検査をうけ、32 人の感染者が見つかっている(この検査で見つかった感染者の濃厚接触者など、検査に関連してさらに10人の感染者が見つかったので、合わせて42人とも言える)。 検査の狙いは、無症状感染者を見つけ出すことだった。香港域内で感染した人の約3割が感染源が不明なことから、無症状感染者を見つけることで、市中感染の拡大を抑えていこうというものだった。 全民を対…

  • 全民ウイルス検査に行ってきた

    9月5日、反政府的市民を中心に、すこぶる評判が悪い、政府が実施している新型コロナのウイルス検査「普及社区検測計画(Universal Community Testing Programme: UCTP) 」(通称、全民検査)に行ってきた。 検査は、無症状の感染者の検出を狙って、9月1日から始まった。香港IDか香港出生証明書を保持し、症状がない6歳以上の香港居民なら、国籍問わず、無料で一回限り受けられる。特設サイトで氏名、香港ID番号、連絡先電話番号を入力し、希望の検査所と検査時刻を選んで予約する。(検査所は141カ所、検査時間は午前8時から午後8時まで) 私が訪れた会場での検査はこんな感じだっ…

  • 「8・31事件」から一年

    あの8月31日から一年経った。個人的には、図らずも、帰宅途中に香港島・セントラルで催涙ガスを浴びてしまった日だが、多くの香港市民にとっては、九龍半島の地下鉄「太子駅」ホームで起きた警官とデモ隊との衝突で、警察との亀裂が決定的になった「8・31事件」の日だ。事件からのこの一年は、市民にとってどういうものだったのか? https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2019/08/31/234357 一年前、テレビでは、逃げ惑う市民を容赦なく殴打する武装警察の姿が流れ、多くの市民がショックを受けた。香港警察はもはや、かつての香港警察ではないと痛烈に批判した。メデ…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、点心さんをフォローしませんか?

ハンドル名
点心さん
ブログタイトル
香港時間 - Hong Kong Time -
フォロー
香港時間 - Hong Kong Time -

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用