福知山線脱線事故から15年、これからすべきこと・もうすべきではないこと
今日で、JR福知山線脱線事故から、15年になります。 事故後10年(2015年)から、この間に起きたインシデントを取り立てて、「安全意識の徹底が不十分だ」と批判し、「安全対策に終わりはない」と締めくくるのが、マスコミの定番パターンになっています。しかし、「安全対策に終わりはない」という言葉の意味を、真に理解しているのでしょうか。それは、「絶対の安全はない」ということの裏返しであり、それは即ち、ある程度のインシデントは、今後も起こり続けるということです。しかも、そのうちのいくつかは、セキュリティの隙間を潜り抜けるがごとく(これを、”スイスチーズモデル”と呼びます)、重大インシデントとして、表に出…
2020/04/25 13:58