”揺れる鉄路”、「窮地に追い込まれた」というオオカミ少年の向こう側

”揺れる鉄路”、「窮地に追い込まれた」というオオカミ少年の向こう側

鉄道ジャーナルの今月号に、「窮地に追い込まれたJR北海道」という記事が載っている。著者は、我が国の交通政策研究の第一人者でお馴染み、佐藤信之氏である。JR北があと数年のうちに資金ショートするというのは、ほとんどオオカミ少年のようであり、関係各所に相応の危機感は見られない。全道の交通体系をどう構想し、その中で鉄道をどのように位置づけるのか、という議論は微塵も見えてこない。下手をすると、稚内や北見や根室から、鉄道が消えるのである。危機感が足りなさすぎる。今日の北海道新聞の記事がこれを裏付ける。 www.hokkaido-np.co.jp 鉄道建設・運輸施設整備支援機構の出した答えは、「支援機構の特…