ブッダ物語26 初転法輪、四聖諦
ブッダは布教活動をはじめた。 まず初めに、かつて師であるアーラーラ・カーラーマの元に向かった。 しかし、アーラーラ・カーラーマはすでにこの世にいなかった。 また、ラーマの弟子のウッダカも亡くなっていた。 ついに、ブッダは五人の友に会いに鹿野園(ろくやおん)に向かった。 彼らは、禁欲生活に我慢出来ず、安楽な生活の誘惑に負けたブッダを無視しようとした。 しかし、ブッダが彼らに近づくにつれ、彼らはブッダの変化に気づき始めた。 これまで見たことの無い彼の姿に彼らの敵意は知らず知らずのうちに消えていた。 そして、彼らは、ただちにブッダに挨拶に行き、一人が恭しくブッダの鉢と衣を取り、もうひとりは座席を整え…
2020/06/29 21:39