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2020/04/30

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  • BS1「アスリートの魂 いつだって その“心”で~大関 栃ノ心~」を観る にわかファンが、本当のファンになった

    秋場所の鶴竜対栃ノ心の取り組みには本当にびっくりした。横綱鶴竜は10戦全勝。カド番大関栃ノ心は6勝4敗。これからの対戦相手を考えるとあとがなかった。立ち合い低くあたった鶴竜は、双差し。絶体絶命の栃ノ心は、肩越しに両上手をとり、苦肉の策とも言える外四つ。驚いたのは、土俵中央なのにそこから、強引に吊りあげて前に出る。横綱は土俵際で一度堪えたが、そのまま再度吊りから寄り切った。驚くべき怪力。そんなに熱心に相撲を見続けているわけではないが、横綱をこんな形で吊り上げた相撲はあまり記憶にない。横綱も呆然とした様子だった。 栃ノ心は、私にとっては気になる力士ではなかった。ツボにはまれば底なしの力を発揮するが…

  • 西村寿行「滅びの笛」を読む ネズミのパニックの話だが、別の話に思えてきて……

    この作者の作品は、一時期続けざまに読んだ記憶があるから、この作品も読んでいるはずだが、うっすらとしか覚えていなかったので新鮮に読めた。中部山岳地帯で大量発生した鼠群と人間との闘いを描いたパニック小説。刊行が1976年。この頃、「タワーリング・インフェルノ」とか「ジョーズ」ようなパニック映画が続々公開されていたが、パニック小説というのは意外に少ない。 随分前の作品なのだが、この小説の臨場感はなかなかのものだ。 滅びの笛 (徳間文庫) 作者: 西村寿行 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2018/01/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

  • 小野寺史宜「ひと」(祥伝社)を読む スラスラ読めるのだが……

    初めての作家。つい手にとったのは、本の帯につられて。 「本の雑誌が選ぶ2018年度エンターテイメントベスト10 第2位」 「心洗われる、本物の感動で重版続々!!」 「おお、どうしてこんなところで涙があふれてくるのだろう」 ひと 作者: 小野寺史宜 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2018/04/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る

  • 加地伸行「マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々」(飛鳥新社)を読む バッサバッサと切れ味鋭く……

    こういう斬られ方をすると、当事者は心身ともにかなりこたえるだろうな、と読みながらなんども思った。 著者は、大阪大名誉教授、加地伸行(82歳)。本書は産経新聞連載のコラム「古典個展(こてんこてん)」等をまとめたものである。著者の専門は中国古典で、略歴を見ると儒教関係の著作が多い。保守派の論客でもあるらしい(初めて読む著者なので、ネットでちょこっと調べるとそんな感じだ)。 マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々 作者: 加地伸行 出版社/メーカー: 飛鳥新社 発売日: 2018/08/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る

  • NHKドラマ「透明なゆりかご」(第9回)を観る 清原果那に釘付けになる

    主演の清原果那は十六歳だそうだ。だが、堂々たる主演ぶりである。このまだ少女といってよい女優から、目を離せない。 「透明なゆりかご」は、産婦人科の過酷な現実を捉えながら、命の価値や意味、親子や夫婦の絆、子育てと生活の現実、医師や看護師の倫理等を正面から描いている。毎回取り上げる内容も、妊娠中絶、出産の危険性、DVや性虐待、若年の妊娠・出産、産婦人科の危機などリアルでたっぷりとした重みがある。 出演俳優の好演もあって、毎週見応えのあるドラマになっている。 主人公は、看護科に通う高校生、青田アオイ。町の小さな産婦人科医院で見習い看護師としてアルバイトをしている。ADHDの障害があり、いじめられたり、…

  • 森敦「月山」を読む つまらなくはないが、ではどこが良いのかといわれると……

    私が大学生の頃、芥川賞を受賞した作品で、著者の森敦は六十二歳だったので、遅咲きの作家の受賞ということで当時随分話題になったのを覚えている。友人が購入したものを借りたのだが、結局読まずに返してしまった。 今回、この小説を読んだのは個人的な事情からだ。 ながく庄内平野を転々としながらも、わたしはその裏ともいうべき肘折の渓谷にわけ入るまで、月山がなぜ月の山と呼ばれるかを知りませんでした。その時は、折からの豪雪で、危く行き倒れになるところを助けられ、からくも目ざす渓谷に辿りついたのですが、彼方に白く輝くまどかな山があり、この世ならぬ月の出を目のあたりにしたようで、かえってこれがあの月山だとは気さえつか…

  • 山本周五郎の短編を読んで、なるほどそうなのかと思ったこと

    文春文庫から沢木耕太郎編の山本周五郎の短編集シリーズが4冊出ている。山本周五郎というと新潮社というイメージがあるが、多分著作権が切れた関係なのか、各社から選集だの、文庫本などが刊行されはじめている。 長編全集は何年か前に刊行されたものを持っているのだが、短編は昔の全集か、いくつか出ている選集、まだ版を重ねている文庫本にあたるしかない。 沢木耕太郎の著作には、随分ご無沙汰しているので、どうして山本周五郎と結びつくのかよくわからないのだが、それでも、迷った挙句、つい四冊まとめて購入してしまった。 山本周五郎名品館I おたふく (文春文庫 や 69-1 山本周五郎名品館 1) 作者: 山本周五郎,沢…

  • BS日テレ「密着!すもう部屋物語~第三幕~」を観る 国技っていうけれど

    大相撲九月場所が始まった。初日、二日目と稀勢の里がなんとか勝った。初日は、怖くて見てられなかった。今日の貴景勝との取り組みもスリル満点だった。観客の歓声と拍手が鳴り止まない。やはり日本人横綱への期待と愛着は、国技だから格別のものがあるのだろう。昨日の初日は、私も稀勢の里の勝利に、テレビの前で盛大な拍手をした。だが、今日はちょっと拍手のテンションが下がってしまった。午前中に、録画していたこの番組(放映は9月8日)を観たからだと思う。

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