2020-12-14 短歌
冷感 終わり来る春はあけぼの提供枠やエンドロールに私の名はない 消しゴムと頭の中の怪物が火を吹く夜に秋が燃え尽き 初雪が降る雪の街痛いほど呼び覚まされる冷たい記憶 アマプラの怪獣映画ぼんやり見てるこんなものがよかったっけか ぼんやりと頭の隅が冷たくてそのまま凍りそう昼休み 清掃員夢と理想は別だよと分かってるからできる極地だ 触れ合わず交流拒み生きていくそんな生き方に仕事もあわせ 恋もせず一人で生きていきたくてそんな私に世間は冷たい 伸びすぎた髪がだらりと机落ついい加減にしろよと囁く この夜にしにたい人の心にはさぞ染み込むと思われる蛍光灯色 おもむろにベリーショートにしようとしまあ似合うかなと上…
2020/12/14 12:48