極真世界大会でプロレスを演じた熊殺し
昭和54年11月25日、日本武道館第2回極真空手世界大会準決勝に於いて三瓶啓二(日本)対W・ウィリアムス(アメリカ)の一戦が行われました。「世界に伸びる極真会館空手」という垂れ幕の下添野義二主審が試合開始を宣告します。これまで蹴りのみで1本勝ちを続けてきたウイリーは体格差で圧倒的に勝り、完全優位でありますがしかし何と三瓶の道着を掴み膝蹴りの連打を浴びせさらに場外に押し出し、足払いで倒すという突然の暴挙に出たのです。慌てた審判団がウィリーを止めさらに本部席の大山倍達館長や梶原一騎氏らと協議を始め「ウィリーには減点1」ということでとりあえず試合を再開しました。今度は、三瓶を食ったかのように両手を下げノーガードで、やる気のない態度を見せたかと思えばまたもや膝蹴りを連発しそして三瓶を投げ倒したのです。「もう、どうしよう...極真世界大会でプロレスを演じた熊殺し
2020/08/28 17:53