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ケンタシノリのバルコニーから眺めて https://blog.goo.ne.jp/kentasinori

子供向け童話から大人向け作品まで、ケンタシノリが書き綴った新作小説やエッセイなどを載せています。小説投稿サイトに掲載中の作品の第1話も載せています。 新しい物語の世界に触れてもらえれば幸いです。

ケンタシノリ
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2020/03/31

1件〜100件

  • パワプレシネマ始めます!

    こんばんは、ケンタシノリです。8月も終わりを迎えましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。いつもFM局を聞いて興味を持っているのが、毎月1~2曲を選んで1カ月にわたって集中的に流す『パワープレイ』や『ヘヴィーローテーション』と呼ばれる選曲方法です。デビューしたばかりとか、若手の注目株とかのミュージシャンやロックバンドを放送を通して応援しようという気概が伝わってきます。それなら、映画でも1カ月間応援しようという『パワープレイ』みたいなものがあってもおかしくないけど全然その動きがないのはなぜだろうか?それなら、こちらで映画のパワープレイを行おうと立ち上げたのが『パワプレシネマ』です。これから1カ月間、1本の映画を『ヒマワリねっと文庫』のtwitterなどで集中的に応援する企画です。9月期のパワプレシネマに選定...パワプレシネマ始めます!

  • へいわのうた(プレイリスト)

    ケンタシノリです。8月上半期は『戦争と平和について考える期間』です。そこで、今回はこの趣旨に沿ったプレイリストをSpotifyで作成しました。『戦争と平和について考える期間』は、反戦・反核・平和を次の世代へつなぐ『証言と教訓を伝承』することであり、東日本大震災をはじめとする重大災害と共通します。戦争や災害、そして重大事故(日航機墜落事故)で同じ境遇を分かち合う人に届くように……。『さとうきび畑の唄』森山良子『島唄』THEBOOM『長崎の鐘』藤山一郎『広島の空』さだまさし『一本の鉛筆』美空ひばり『見上げてごらん夜の星を』坂本九『そして、神戸』前川清『しあわせ運べるように』島谷ひとみ『かぞえうた』Mr.Children『あすという日が』夏川りみ『花は咲く』徳永英明『花はどこへ行った』加藤登紀子へいわのうた(プレイリスト)

  • フェリーからの眺め

    今は全て撤退したけど、かつては国道30号線の海の航路として『宇高国道フェリー』と『四国フェリー』の2社が宇野港と高松港の間を運航していました。写真は、『四国フェリー』に乗った時の屋上デッキから撮った写真です(2015年ごろ)。瀬戸内海の島々をフェリー越しから眺めることができるのが魅力です。フェリーからの眺め

  • 初夏の赤いバラ

    近くの畑のそばで赤いバラが咲いているのを見つけたので、すぐに写真に収めました。身近な場所で咲きそろう初夏のバラに思わず見とれてしまいます。初夏の赤いバラ

  • 【予告】読むラジオ『MuExe』始めます

    タイトルにも書いてある通り、このブログ上に読むラジオ『MuExe』を近日中に始めたいと考えています。この『MuExe』は、『Music』(音楽)と『Executant』(演奏者)を合わせたオリジナルの造語で、音楽の演奏者=ミュージシャンのことを指します。ユーロビジョン・ソング・コンテスト(ユーロビジョン)で演奏された楽曲を中心にしながら、時にはそれ以外の楽曲も取り上げたいと思います。ちなみに、今年のユーロビジョン2022はセミファイナル(準決勝)とグランドファイナル(決勝)のいずれも生中継の配信映像を見ています。第1回目は、そのユーロビジョン2022でグランプリに輝いたウクライナ代表のカルーシュ・オーケストラの『Stefania』などを取り上げる予定です。【予告】読むラジオ『MuExe』始めます

  • ユニークな名前の水力発電所

    デイリーポータルZのこちらの記事に、ユニークな名前の水力発電所の写真があります。原付バイクで東京から京都まで1日で行けるのか?https://dailyportalz.jp/kiji/gentsuki-from-Tokyo-to-Kyotoその発電所は、『関西電力読書発電所』という名前です。ちなみに、『読書』は『どくしょ』ではなく『よみかき』と読みます。この『読書』は、長野県木曽郡南木曽町に存在する地名となっています。『読書発電所』は1923年に完成した水路式発電所で、国の重要文化財に指定されています。完成から100年近く経った今でも水力発電所として稼働を続けています。https://www.go-nagano.net/theme/id=19246ユニークな名前の水力発電所

  • ヒマワリねっと文庫アワード2021

    管理人として運営している『ヒマワリねっと文庫』で毎年行っている『ヒマワリねっと文庫アワード2021』が発表されました。昨年に続いて、今年も児童文学部門とノンジャンル小説部門の2部門で行われました。各賞に選出された作品は次の通りです(カッコ内は作者名)。 ◎児童文学部門金賞リトル・ドラゴン(藤和)銀賞蒼の双子(雨宮テウ)銅賞折り紙の風船(瑞葉)入賞ドードーの木(涛内和邇丸)キコのおつかい(紅粉藍)◎ノンジャンル小説部門金賞よろず屋うろん堂(和響)銀賞片腕の男(あいうら)銅賞迷い子の館の殺人(天草一樹)入賞賭博探偵アラン~ポーカー麻雀~(スティーヴ)ご意見の女(あいうら) 各賞の受賞作品と総評は、『ヒマワリねっと文庫アワード2021』の特設ページにて掲載しています。ヒマワリねっと文庫https://www6.hp-...ヒマワリねっと文庫アワード2021

  • 『ヒマワリねっと文庫アワード』の作品選出

    こんばんは、ケンタシノリです。5月5日に発表する『ヒマワリねっと文庫アワード2021』(アワード2021)の作品選出を先ほどまで行いましたが、今回もわずか1ポイントの差で入賞するか否かが決まるとあって少し複雑な気持ちがあります。多様な考え方を認め合おうという考え方が社会全体で広がっている中、作者の思いが込められた作品の多様性というものを感じました。入賞作品の発表と総評はアワード2021の特設ページで行います。5月5日の発表までお待ちしていただければと思います。『ヒマワリねっと文庫アワード』の作品選出

  • 地獄のGWがtwitterトレンド入り

    ツイッターアカウントで『地獄のGW』という言葉が出てきたけど、これが一昨年だったら『暗黒のGW』になっていたのでは?確かに、接客をする人はGW中は休み返上で勤務するわけだから『地獄のGW』という5文字言葉が出るのも分かる気がします(なので、熱心にサービスする従業員へ暴言を吐いたり、見下すような態度を取ることはNGです)。かといって、2年前の『暗黒のGW』のようにステイホームを要求された時には学生アルバイトのように収入減を失って困窮に陥るのは必至です。このGWは、久しぶりに働いてお金を稼げる絶好の機会と考える人もいるのも多いのではないでしょうか。近場でも、遠くへ出かける人も、観光地やイベント会場で働く人たちへ感謝の気持ちをかけてくださいね。ちなみに、私はこの連休中に出かける予定はありません(汗)。地獄のGWがtwitterトレンド入り

  • ラベンダーの丘(世羅高原)

    これは、2017年夏に広島県の世羅高原にある『ラベンダーの丘』を訪れた時の写真です。世羅と言えば、高校駅伝でおなじみの世羅高校でおなじみの人も少なくないと思います。そして、世羅には観光農園がいくつもあって『花の町』としての顔を持っています。ラベンダーの丘の入り口には、花時計が来場者の皆さんを優しく出迎えてくれます。ラベンダーの丘(世羅高原)

  • 春の草花たち

    周りに広がる草花たち生命力あふれる緑のじゅうたんはあらゆる生物に潤いを与えてくれるこの光景がいつまでも続くためにも地球をこれ以上汚してはならない春の草花たち

  • かわいいタンポポ

    やさしい風に誘われるようにかわいいタンポポ小さい子供に優しいまなざしを送っているよ大好きなタンポポ男の子も女の子も元気に駆け回るのを見守っているよかわいいタンポポ

  • 桃の花です

    ピンク色の花をつけた桃の花です。夏には熟した美味しい桃の実が食べ頃を迎えます。桃の花です

  • 日常生活を奪う戦争

    戦禍がなかったら、人々の日常生活の営みが続いていたはずなのに……。日常をすべて奪ってしまう戦争。戦争が起こったら、すべてが焦土と化してしまうのは明白である。日常生活を奪う戦争

  • 今の思いをもう一度

    今の思いをもう一度

  • 今の思い

    人々の意思に反する行為を許してはならない自分の思いのままに世界を動かそうとする人はいずれしっぺ返しがくるだろう人々の意思に反する暴力を許してはならない20世紀の悪夢を21世紀に繰り返してはならない今の思い

  • 急に気候が変わってしまって

    先週までは季節外れの暑さで9月並みの気温だったのに、今週に入ると寒気の影響で気温も11月並みの気温となっている。おいおい、10月はどけえ行ったん?急に気候が変わってしまって

  • にょろにょろミミズ

    玄関から外へ出ようとした時、ミミズと偶然出会いました。にょろにょろとしたその姿に、思わず写真を撮ってしまいました。にょろにょろミミズ

  • ニュースでの言葉の使い方

    ここ最近、散歩やトレーニングをしながら体重コントロールに取り組んでいるケンタシノリです。数日前に誕生日を迎えましたが、50歳を目前にしてご飯の量が多くなるとリバウンドが心配になる今日この頃です。今日の本題は、最近の新型コロナに関するニュースで登場する言葉について書きます。個人的に思うのが、キャスターや専門家がやたらと『リバウンド』という言葉を使っていることへの違和感です。報道に携わる人は、『感染再拡大=リバウンド』だからカタカナの5文字を使いたがるのではと考えてしまいます。本来、リバウンドというのはダイエットのイメージ(減量していたのに再び体重増加)で使うことが多いです。そう考えると、新型コロナ報道で安易に『リバウンド』と使うのは避けるべきです。それでも使いたいときは、『感染再拡大(いわゆるリバウンド)』という...ニュースでの言葉の使い方

  • ワクチン接種の呼びかけをしてほしい

    アメリカでワクチン接種が進んでいるのはいくつもの理由があるが、その1つにセレブ(日本で言うところの芸能人・著名人)によるワクチン接種の呼びかけが重要な役割を果たしている。セレブたちが重要な役割を果たす!?コロナワクチン接種を国民へ呼びかけhttps://www.harpersbazaar.com/jp/lifestyle/daily-life/a35040475/elvis-presley-celebrities-vaccines-201222-lift1/日本の場合は感染拡大防止の呼びかけは相変わらず行っているが、テレビやラジオでのワクチン接種の呼びかけは自分の口から一切言及していない。ワクチン接種を日本国内で進めるためには、芸能人や著名人がワクチン接種の呼びかけやキャンペーンをテレビやラジオで積極的に行って...ワクチン接種の呼びかけをしてほしい

  • あまりにも早すぎる梅雨入り

    あまりにも早い桜の開花に続いて、今度は西日本で5月中旬なのに梅雨入りという状況とは……。普通だったら考えられないが、気候変動のもとではそれが常態化してもおかしくないはずである。CO2の大幅削減なしに、現在の状況を改善することは困難な時代になったと感じざるを得ない。あまりにも早すぎる梅雨入り

  • ヒマワリねっと文庫アワード2020

    管理人として運営している『ヒマワリねっと文庫』で毎年行っている『ヒマワリねっと文庫アワード2020』が発表されました。今回は、児童文学部門と時代小説・ミステリー部門の2部門で行われました。各賞に選出された作品は次の通りです(カッコ内は作者名)。◎児童文学部門金賞だってわたし、おねえさんだから(東里胡)銀賞素敵な落としもの(東里胡)銅賞いつわり姫のなみだ(東里胡)入賞森の中の不思議なお店(どんC)常夏の向こうへ(久里)◎ノンジャンル小説部門金賞父親の想い(寿々喜節句)銀賞死者の伝言は尊(小石原淳)銅賞ダブルリフト(桜乃倖)入賞彼女たちの殺人計画(灯水準)名もなき町(田中らら)各賞の受賞作品と総評は、『ヒマワリねっと文庫アワード2020』の特設ページにて掲載しています。ヒマワリねっと文庫https://www6.h...ヒマワリねっと文庫アワード2020

  • 新企画『ショート小説企画』

    今日の朝にヒマワリねっと文庫のツイッターにて予告しましたが、来月から始まるショート小説企画のことについて書きたいと思います。twitter上にて毎月1回開催されるショート小説企画では、必須キーワード1個と、選択キーワード2個をこちらから発表します。小説を執筆する際には、必須キーワードを必ず使うとともに、選択キーワード2個のうち最低1個を使ってください。その他の条件は◎文字数:3,000字以内◎R15作品の投稿は可能です(R18作品不可)以上の条件であれば、作品ジャンルは一切問いません。作品を書きましたら、期間内にタグをつけてツイートしてください。本企画のタグは#ショート小説企画です。R15作品の場合には、これに加えて#R15 のタグをつけてください。作品はツイートや画像、個人のホームパージやブログ、小説投稿サイ...新企画『ショート小説企画』

  • 桜の開花で……

    今年の春、桜の開花宣言をするのがやけに早い気がするのは僕だけではないようだ。3月11日に広島で最も早い開花宣言をしたのに続いて、12日には福岡でも桜の開花が発表された。以前なら、最も早い桜の開花は3月20日ぐらいだったはずである。そう考えると、気候変動や地球温暖化無しに桜の開花が早まるのは考えにくいのではと個人的に思うのだが……。桜の開花で……

  • BOSSのプレミアムバージョン

    サントリーでプレミアムといえば、やっぱり『ThePREMIUMMALT'S(ザ・プレミアム・モルツ)』のイメージを持つ人が多いと思う。そんな中、あるドラッグストアで買ったサントリーのコーヒーブランド『BOSS(ボス)』シリーズにプレミアムの冠がついていることを発見した。写真に写っている『PREMIUMBOSS(プレミアム・ボス)』がまさにそれである。唯一惜しむらくは、モルツには『The』がついているのに、ボスにはそれがないことである。なぜ『PREMIUMBOSS』の先頭に『The』がついていないのか、それは永遠の謎である……。BOSSのプレミアムバージョン

  • 『引き締め』という言葉

    上野公園、密集避け片側通行に東京都、コロナ対策引き締めhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/87667/今回の記事に登場した『引き締め』という言葉は、江戸時代の『なんとか改革』の主たる内容にもよく登場しています。現在執筆中の『夜暗の忍』の時代設定は、寛政の改革が行われた時代と重なります。寛政の改革を主導した老中の松平定信が出版に関する規制や関係者の弾圧を行ったのも、『風紀の引き締め』が目的です。そう考えると、現在進行形の記事に弾圧や取り締まりのイメージが思い浮かぶ『引き締め』という言葉を安易に使うのは控えた方がいいのではと個人的に思っています。『引き締め』という言葉

  • プレイリスト vol.2

    昨年中止を余儀なくされたおかやまマラソンが2年ぶりに復活!https://www.okayamamarathon.jp/これに合わせて、マラソンやロードレースにまつわる曲を集めてプレイリストにしました。『Runner』爆風スランプ『Rainbow』ポルノグラフィティ『ChariotsofFire』ヴァンゲリス 『Changethewind』THEALFEE『Jupiter』LittleGleeMonster『RUN』B'z今回紹介したプレイリストは、映画やテレビドラマなどでお馴染みの名曲から知る人ぞ知る曲まで揃えています。皆さんも、自分が聴きたい曲を集めたプレイリストを作ってみてはいかがでしょうか。プレイリストvol.2

  • ここはどこでしょう?

    私がいつも楽しみにしているサイト『デイリーポータルℤ』(DPZ)で、待ちに待ったあの人気コーナーが新年と同時に帰ってきました!『ここはどこでしょう?』と銘打ったそのコーナーは、投稿コーナー『日曜たのしさ一万尺』の企画の1つとして2014年1月にスタートしました。当該コーナーを担当するDPZの人気ライター・西村まさゆきさんがこれまで取材してきたところで撮影した写真や、読者からコーナー宛てに送られてきた写真を元にして地名や場所を推理するクイズ企画です。原則として1シーズン全4回のシリーズとなっており、今回で第12シーズンに突入しました。問題の内容は、簡単なものから難度の高いものまで多種多様です。撮影場所も国内外のあらゆる場所とあって、解答を解く読者にとって飽きさせない内容となっています。ここはどこでしょう?バックナ...ここはどこでしょう?

  • 新年ご挨拶と年またぎ企画

    新年明けましておめでとうございます。今年もいろいろとお手数をかけると思いますが、作品への応援をよろしくお願いします。さて、今回は『年またぎ企画』と題して、子供向け作品『大きな牛にのったネズミ』(全2話)を書き上げました。この作品は、小説家になろうで行われている公式企画『冬の童話祭2021』へこの作品を投稿しましたが、前編を昨年の大みそかに、後編を年明けにそれぞれ投稿する形を取りました。冬の童話祭2021(応募期間は1月13日まで)※作品投稿については、『小説家になろう』へのユーザ登録が必要です。https://syosetu.com/event/marchen2021/これは、昨年と今年の干支であるネズミと牛をメインに据えた作品であるからです。もちろん、ネズミの宿敵であるネコも登場します。動物たちが出てくる楽し...新年ご挨拶と年またぎ企画

  • 年末のご挨拶

    いよいよ、今年も残り10分を切りました。今年は、全世界において非常な困難に陥った1年でした。そんな中でも、『小助くんの小さなぼうけん』など連載作品に加えて、年末には複数の短編作品を手がけました。来年も、子供向け作品や時代小説など連載・短編を問わず手掛けていきたいと考えています。それでは、皆さんよいお年をお迎えくださいね。年末のご挨拶

  • 勘太と夜中の便所(その21)

    けれども、その日の夜のことです。ふとんから起き上がった勘太は、暗やみに包まれたいつもの場所へ向かっています。「お、おしっこ……」勘太は、腹掛けの下を右手で押さえながら便所の中へ足をふみ入れました。まわりを見回してから、勘太がおしっこをしようとしゃがんだその時のことです。「ふ~っはっはっは!ふ~っはっはっは!」不気味な笑い声に、勘太は今までのことを思い出しながらおびえています。「まさか、ここに化け物が……」「よく気づいたなあ。おれがどこにいるのか知っているかな?」勘太がキョロキョロとしていると、便所のあなから化け物らしき手が出てきました。不気味な声がひびきわたる中、勘太はさけび声を上げながら便所から飛び出しました。「うわああああっ!ば、ば、化け物!」お寺の中へもどると、勘太はあまりのこわさにふとんの中にもぐりこむ...勘太と夜中の便所(その21)

  • 勘太と夜中の便所(その20)

    こうして、勘太はおしっこをしてすっきりすると、お寺にもどってふとんの中へ入りました。すやすやしながらねむっているすがたは、今までの勘太にはなかったことです。次の日、勘太は自分のふとんを見せようとお千代をよびました。お千代は、いつもとちがう勘太の声におどろきながらもふとんのほうを見ました。「ここへきてから、初めておねしょをしなかったよ!」「勘太くん、おねしょをせずに起きれるなんてすごいね!」ここにいる勘太は、きのうまでのしょんぼりしたすがたではありません。その明るい顔つきは、おねしょをしなかったという自信にあふれています。ふとんから起き上がったばかりのみよと佐次郎も、勘太がおねしょしなかったということを聞いてびっくりしています。「あの勘太がおねしょしなかったとは……」いつもなら、物ほしに勘太のおねしょぶとんがほさ...勘太と夜中の便所(その20)

  • 勘太と夜中の便所(その19)

    「それじゃあ、もう一度目を開けてごらん」「本当に化け物はいないの?」「化け物もゆうれいもいないわよ。目を開けたらすぐ分かるから」お千代が口にしたおまじないの言葉を信じて、勘太はふたたび目を開けることにしました。「あっ、本当だ!化け物もゆうれいもここにはいないぞ!」勘太は、便所のあなが開いているところにまたがるようにしゃがみました。「ジョボジョボジョボ、ジョジョジョジョジョジョ~ッ」ずっとガマンしていた勘太のおしっこは、いきおいよく便所のあなの中へ向かって出し続けています。小さなお寺へやってきてから、夜中におしっこをすることができたのは初めてのことです。勘太と夜中の便所(その19)

  • 勘太と夜中の便所(その18)

    「ふはははは!にげるなら今のうちだぞ」不気味な化け物の顔つきに、勘太は腹掛けを右手でおさえながらにげたくなりました。そんな勘太の心の中にあらわれたのは、お母さん代わりであるお千代のすがたです。「勘太くん、化け物がいないと思っておしっこをすれば大じょうぶだよ」「本当に大じょうぶなの?」「目をつぶってごらん。そうしたら、化け物なんか気にしなくなるでしょ」勘太は、お千代のことを信じて目をつぶってみることにしました。すると、今まで耳にしていた化け物の声は聞こえなくなりました。勘太と夜中の便所(その18)

  • 勘太と夜中の便所(その17)

    「ゆうれいが出ませんように……」勘太は、そっと便所の中へ足を入れました。板の上をふんでいくと、ギギッと不気味な音が耳に入ってきます。「化け物、こわい……」暗やみの中、勘太は腹掛けをおさえながらしゃがもうとします。目の前のかべには、この前と同じようにおねしょみたいなシミがあります。「ふはははは!おねしょこぞう、よくやってきたなあ」「わ、わわわわわっ……」かべからあられたのは、勘太がこの前見たのと同じ化け物の顔です。勘太と夜中の便所(その17)

  • 勘太と夜中の便所(その16)

    「おしっこがしたい……。で、でも……」勘太は心の中でそう思っていますが、それをなかなか口に出すことができません。そんな勘太に、お千代はいつもの言葉をかけています。「勘太くん、ねる前に便所へもう行ったかな?」「もう行ったもん!」お千代の一言に、勘太は強がる様子で返事をするとそのままふとんの中へ入りました。勘太は目をつぶっていますが、なかなかねむりの中へ入ることができません。「本当におしっこが出そう……」このままだと、勘太はおふとんにおねしょをやってしまいます。ふとんから出ると、勘太は音を立てないでそっと外へ出ることにしました。勘太にとって、真夜中に外へ出るのは不安でいっぱいです。これから向かう便所には、こわいゆうれいがいるかもしれません。「こわいよう……。でも、おしっこをしないと……」勇気を出して足を進めると、い...勘太と夜中の便所(その16)

  • どろんこだらけの小助くん

    みんなは、どろんこだらけになってあそんだことがあるかな?小助くんは田んぼであそんだりするので、いつもどろんこになってしまいます。いつも元気いっぱいの小助くんのどろんこすがたはかわいいですね。どろんこだらけの小助くん

  • 勘太と夜中の便所(その15)

    そんなある日、勘太はふとんに入る前に着物を脱ごうとしています。この様子を見ていた佐次郎は、勘太に向かってからかおうとしています。「へへへ、今日も腹掛けでねるのかな?」「う、うん……」「勘太のおふとんにどんなおねしょをするのか、今から楽しみにしているぜ」佐次郎が笑いながらからかう声に、勘太は言葉を全く出すことができません。勘太がふとんにおねしょをしてしまうのは、佐次郎たちにすでに知られているからです。勘太と夜中の便所(その15)

  • プレイリスト vol.1

    今日の朝、ラジオで『電話』をテーマにした曲のリクエストをした番組を聴いていると、自分でもそれを元にしたプレイリストをまとめたくなりました。プレイリストの選曲をしたら自分の年齢がバレそうになるけど……。『あなたを・もっと・知りたくて』薬師丸ひろ子数多くのドラマや映画などで活躍している彼女は、1980年代を代表するトップアイドルとしても知られています。この曲は、彼女もCM出演した民営化直後のNTTのキャンペーンソングとして耳にしたことが多かったので、今でもすぐに思い出すことができる1曲です。プレイリストvol.1

  • 中秋の名月

    快適な季節で雲がほとんどない夜空を眺めていると、中秋の名月が光り輝いている。秋が進むにつれて、次第に夜が長くなってきたからこそ見える満月は格別なものがある。エレファントカシマシの『今宵は月のように』を頭の中で思い起こしながら、秋恒例の天体ショーを愉しむのであった。中秋の名月

  • 秋になったと実感

    夕方6時半になると外はすっかりと真っ暗になりました。つい2か月前は夜7時半でもまだ明るさが残っていましたが……。昼間のセミから夜中のコオロギに虫の音色が変わるにつれて、季節が秋になったことを実感する今日この頃です。あとは、昼間の暑さが落ち着いてくれれば……。秋になったと実感

  • 勘太と夜中の便所(その14)

    お千代の手でおねしょぶとんがほされる度に、勘太は顔を赤らめながら下を向くばかりです。大きな地図を書いては泣きべそをかく勘太の様子に、お千代はある言葉をかけました。「そんなに泣かなくても……。おふとんにでっかいのをえがいても気にしないから」「本当に?」「本当だよ。だから、もう泣かないの」勘太は、お千代の言葉に耳をかたむけると新しい腹掛けをつけることにしました。勘太と夜中の便所(その14)

  • 勘太と夜中の便所(その13)

    「おねしょなんてしたくないもん!で、でも……」勘太の心の中では、おねしょしては佐次郎たちに見られた時のことを思い起こしています。その度に、なみだを流してはある言葉をつぶやいています。「父ちゃん、母ちゃん……」この世にいない父母のことを口にすると、はずかしい顔つきで腹掛けの下をおさえています。勘太はおねしょがようやく治った時に、流行り病で父母がそろってなくなってしまいました。計り知れない悲しみがおそった勘太は、ふたたびおふとんにおねしょをするようになりました。「あ~あ、またやっちゃった……」かけぶとんをめくると、勘太はいつものように顔を赤らめてモジモジしています。よく見ると、そこにはやってしまったばかりのおねしょぶとんがあります。勘太と夜中の便所(その13)

  • 約550年ぶりの再開

    北野天満宮の名前は聞いたことがあるけど、『北野御霊会』(きたのごりょうえ)という言葉は初めてなのでどういうものか気になります。https://mainichi.jp/articles/20200904/k00/00m/040/055000c応仁の乱で途絶えたこの祭礼が再興されるのは、実に約550年ぶりとのことです。しかも、神仏習合という形で行われたとあって大きく注目を集めています。明治以降は神仏習合が事実上禁止されていたので、『北野御霊会』もこれまでとは違う形式で行わざるを得なかったそうです。100年前のスペインかぜ流行の際に神仏習合を再興したくても、戦前は国家神道の旗振り役である政府を敵に回すのを恐れて断念したのだろうと想像します。それだけに、コロナ禍の終息祈願を目的とした今回の『北野御霊会』での神仏習合は、...約550年ぶりの再開

  • 勘太と夜中の便所(その12)

    そんな勘太の元に、お庭にいる佐次郎とみよがかけよってきました。勘太は、あわてて物ほしのふとんを自分の体でかくそうとします。「わ~い!勘太、またやったな!」「わわわっ!こ、これは……」「おふとんに黄色いシミがついているぞ」佐次郎におねしょしちゃったことを知られて、勘太は顔を赤らめてはずかしがるばかりです。勘太と夜中の便所(その12)

  • 勘太と夜中の便所(その11)

    次の日、お寺の庭では勘太が物ほしのとなりでしょんぼりしています。「あ~あ、またやっちゃった……」腹掛けの下を両手でおさえながらはずかしがる勘太の横には、大きくえがかれたおねしょぶとんがほされています。勘太のそばには、お千代が腹掛けを右手で持ちながらやってきました。その腹掛けは、勘太が夜中にやってしまったおねしょでぬれています。「あらあら、夜中に便所へ行くことができなかったの?」「う、うん……。だって、化け物がこわくて行けなかったんだもん……」おねしょの言いわけをする勘太に、お千代はやさしい顔つきでこう言いました。「夜中でも便所に行けるようにがんばろうね」お千代が口にした言葉の意味がどんなものかは、勘太もよく知っています。でも、お化けが出るかもしれない暗い時間に便所へ行くことに、心の中ではいまだにためらっているよ...勘太と夜中の便所(その11)

  • 来年の流行語大賞候補?

    来年の流行語大賞は、個人的には『制限ゼロ』と『制約ゼロ』を推したいと思う。意外にも、この2つは上位に入る可能性があるのではと考えている。何でもかんでも制限ばかりというのは絶対にイヤ!ソーシャルディスタンスのない社会で暮らしたい!読者の中には『2020年が終わっていないのに来年のことを言うなよ』『理想ばかり言ってないで現実を見ろ』という声もあるけど、あくまで個人的な予想ということで……。来年の流行語大賞候補?

  • あるラジオ番組での会話

    「こんばんは!」「あれっ?いつもだったら3人いるはずだけど……」「どうしたんでしょうねえ」「まあ、これには深い事情がありまして……」「深い事情って?」「複雑な事情がありまして、しばらくの間は人数を減らしてこの番組をお送りします」「でも、ここはアクリル板の仕切りもあるし、十分な対策を行っているけど」「向かい側はいいけど、横のほうは距離を取ることができなくてなあ……」「1.5mは取れているはずだけど」「いや、東京ではソーシャルディスタンスを3m取らないといけないところがあって」「それは厳しすぎるだろう」「それがなあ、ニュース番組とか子供番組を見ていると、3mも間隔を開けているわけで……」「2mでもだめなのか」「東京ではそうなりますな。ゼロリスク目指すなら」「じゃあ、終息宣言が出るまでは3人での収録はダメなのか」「こ...あるラジオ番組での会話

  • 勘太と夜中の便所(その10)

    「ふはははは!これがおれさまのすがただぜ!」「う、うわわわわっ!」勘太は後ろへ下がろうとしたとちゅうで、思わずしりもちをついてしまいました。暗やみにうかんでいるのは、おねしょみたいなシミにあらわれた化け物の顔です。「どうした?おしっこはどうしたのかな?」「お、おしっこは……」化け物の不気味な声を耳にして、勘太は暗い便所の中でおびえていたその時のことです。「ジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョ~ッ……」勘太は、しりもちをついたままでおしっこをもらしてしまいました。おもらしをしちゃったことに、勘太はなみだを出しながら泣き出しました。「う、う、うええええええ~んっ!」勘太と夜中の便所(その10)

  • 勘太と夜中の便所(その9)

    それは、勘太がいつもやってしまうあのシミとそっくりです。「よく気づいたようだな。このシミはだれのものなのか、お前ならすぐ分かるよなあ」かべの向こうから聞こえる声に、勘太は足をふるわせながら後ろずさりしようとします。そんな勘太に向かって、おそろしい声がふたたび便所の中にひびきわたりました。勘太と夜中の便所(その9)

  • 勘太と夜中の便所(その8)

    「こ、こわい……。お、おしっこがもれる……」便所の手前でなかなか入ろうとしない勘太ですが、このままでは大変なことになってしまいます。何とか便所の中へ足をふみ入れようとしますが……。「ふはははは!暗やみの便所へようこそ……」勘太は、便所のかべのほうから聞こえる不気味な声に体がふるえてきました。その間にも、両手で腹掛けをおさえながらガマンしているおしっこがもれそうになってきました。それを見すかすかのように、便所のかべにはどこかで見たようなものが現れました。勘太と夜中の便所(その8)

  • 夏のヒーロー

    暦の上では秋になったとはいえ、まだまだ真夏らしい酷暑が続きそうな今日この頃である。そんな中、ラジオから耳に入ってきたのが、YUKIが歌う『夏のヒーロー』である。夏の終わりが近づく中、歌詞にはあの日の青春の一コマが走馬灯のように過ぎていく様子が描かれている。同じ場所でまた逢いたいという想いに駆られるのは、私だけではないはずである。夏のヒーロー

  • 『夏のホラー2020』に参加しました

    少し前に、小説家になろうにて『夏のホラー2020』の開催について書きましたが、私もこの企画に合わせて新作を書きましたのでご報告します。『「たそがれ」という名前の駅』とタイトルをつけたこの新作では、その駅に降りた青年が無人の待合室で寝ている時に見た恐ろしい夢がどんなものか注目しながら読んでいただければと思います。https://ncode.syosetu.com/n0838gl/『夏のホラー2020』は、8月27日まで開催されています。作品投稿にあたっては、小説家になろうへのユーザ登録が必要です。詳しくは特設ページをご覧ください。https://syosetu.com/event/horror2020/ 『夏のホラー2020』に参加しました

  • 愚痴を言いたくないけど(ラジオDJ風で)

    まあ、最近思うことなんだけど……。ニュースの見出しで『自粛の何とか』とか『我慢の何とか』とかがあるけど、これってぼくらからすれば苦行にしか聞こえないんだけど。これだったら、前向きにとか言う人がいても無意味に聞こえるわけでね。識者が書いたコロナ禍関連の記事を見ると、救いようのない言葉の羅列にしか見えないんですよ。ぼくも愚痴を言いたくないけど、あの『のど自慢』なんか半年以上も中止のオンパレードですよ。もちろん、出場者の安全と健康を守るのは大事なのは言うまでもないわけで。でも、今年の場合はこれまでの中止とは違うわけなんですよ。せめて、来年度又は再来年度に今年度の開催中止分をスライドするとかの救済措置を取るべきじゃないかなあ。取ったほうがいいではなくて、取るべきなんですよ。そんなの前例がないという人もいるけど、代替措置...愚痴を言いたくないけど(ラジオDJ風で)

  • 勘太と夜中の便所(その7)

    勘太がふたたび目を覚ますと、暗やみに包まれる中でそっと起き上がりました。他の人に気づかれないように、周りをキョロキョロしています。「も、もうガマンできない……」お寺から出ると、勘太は腹掛けを押さえながら便所のある場所へ向かおうとしています。勘太は、真夜中で化け物がいつ現れるのか不安でいっぱいです。「父ちゃん、母ちゃん……。本当にこわいよう……」便所の前に立つと、勘太はもうこの世にいない父母のことをいつも思い出してしまいます。勘太と夜中の便所(その7)

  • 勘太と夜中の便所(その6)

    「お、おしっこがもれそう……」腹掛けをおさえながら、勘太は何とか便所へたどり着くことができました。しかし、便所に足をふみ入れたその時のことです。便所のかべを見たとたん、ゆうれいらしきものが勘太の目に入ってきました。「よ~くきたなあ……。おれさまのいる前でちゃんとできるかな……」不気味なゆうれいの声に、勘太はあわててお寺の中へもどりました。お千代は、すぐさまふとんの中へ入ろうとする勘太に話しかけました。「勘太くん、便所でおしっこしたの?」「ちゃんとしたから!」勘太は、お千代にうそを言うとそのままふとんの中へもぐりこみました。ふとんの中でおしっこをガマンしながら、次第にねむりの中へ入っていきました。勘太と夜中の便所(その6)

  • 僕たちは地球人

    何も考えることなく吐き出す暴言ツイッターで発するとそれが凶器と化すリテラシーなき人々がリツイートの名のもとに同調する憎悪の名のもとに拡散するたった1つのツイートがリアルに戦争を引き起こす立ち止まって平和について考えてほしい僕たちは地球人だから僕たちは地球人

  • 一本の鉛筆

    あの日から明日で75年……。美空ひばりさんの名曲『一本の鉛筆』には、反核と平和を込めた彼女の思いが綴られた歌詞が私たちの心に響くものがある。先ほどFMラジオで流れたのは、大島花子さんがカバーした『一本の鉛筆』である。二度と戦争をしてはならないという曲に込められたメッセージは、次の世代に伝える意味でも大きな意義を持っている。そういえば、大島花子さんの実父だった坂本九さんが日航機墜落事故で命を落とした日も、あと1週間で35年となる。戦争も重大事故も、二度とこのようなことがあってはならない。あらゆる差別も偏見も分断も絶対に許してはならない。そうした声を上げ続けることの重要性は、コロナ禍よりも優先すべきことである。一本の鉛筆

  • 勘太と夜中の便所(その5)

    「勘太、きょうもこのかっこうでねるつもりか?」「い、いや……。その……」佐次郎の一声に、勘太はしどろもどろになって何も言い出せません。勘太がいつもおねしょすることは、同じ屋根の下でくらす佐次郎たちも知っています。「そろそろねる時間だから、早くふとんの中へ入って」子供たちがあわててふとんの中へ入ろうとすると、お千代は勘太のようすを見てすぐに声をかけました。「勘太くん、ねる前に便所へいかないといけないでしょ」お千代の声に、勘太はしぶしぶ外へ出ることにしました。お寺の外は、すっかりと暗くなっています。「こ、こわい……。おばけが出てきそう……」勘太は暗やみの中を歩こうとしますが、足元がふるえてなかなか前へ進むことができません。勘太と夜中の便所(その5)

  • 勘太と夜中の便所(その4)

    そんな勘太に、佐次郎はいつものようにからかっています。「へへへ、明日の朝も勘太のおふとんはどうなっているのかな」「お、おねしょなんか……」「そんなこと言ったって信じないぜ。勘太がここにきてから、おねしょをしなかったことは一度もないからなあ」佐次郎のわらい声に、勘太は言葉を返すことなくだまったままです。やがて夜がふけると、小さなお寺では子どもたちがおふとんをしいてねるところです。新しい着物を着てねようとする佐次郎とみよのそばでは、勘太が着物をぬいで腹掛け姿になっています。勘太と夜中の便所(その4)

  • 第2波に備えてと言うけど

    第2波という文言がしばしば散見しているどこを見ても第2波に備えて第2波に備えてと言うけどもう第2波はきているんだよ終息とか収束とかという国民が求める声とは正反対だその証拠に芸能界の感染者が次々と出てきているこのままだと番組収録の再中断になりかねないこんな状況になったのも震源地である東京が全くと言っていいほど手を打たなかったからだ今すぐにでも感染者ゼロと終息宣言のためのロードマップを開示すべきだ第2波に備えてと言うけど

  • 酒を飲むときにぴったりの曲

    先日、FM局を聞いていたら自らの琴線に響く曲が耳に入ってきました。その曲のタイトルは、コーヒーカラーの『乾杯しよう!』何度も耳に入る同じフレーズは、まさに歌謡曲の雰囲気を漂わせたJ-POPのバラードと呼ぶべきものがあります。大人の哀愁が心に染み入る歌詞は、2004年にリリースされてから16年経った現在でも決して色あせることはありません。ちなみに、私は酒があまり強くないので、飲むときはノンアルコールビールが定番となっています。酒を飲むときにぴったりの曲

  • 星は見守っているよ

    星はみんなのことを見守っているよさみしい思いをしている子も心細い思いをしている子も泣いてばかりしている子もみんなが笑顔になれるように天の川からやさしく見守っているよ星は見守っているよ

  • 小説家になろうの恒例企画『夏のホラー2020』

    こんばんは、久しぶりの投稿となるケンタシノリです。私自身も数多くの作品を投稿している『小説家になろう』で、毎年夏恒例の『夏のホラー2020』が今年も7月9日~8月27日に開催します。https://syosetu.com/event/horror2020/ 今年のテーマは『駅』ということで、特設ページに記載されている応募期間が駅名標を模しているのが目に入ってきそうです。当ブログでは、『夏のホラー2020』のスタートに合わせて、鉄道をテーマにしたホラー作品『決して乗ってはいけない~恐怖の0番線列車~』の第1話を載せています。こちらもぜひチェックしてくださいね。【第1話】決して乗ってはいけない~恐怖の0番線列車~https://blog.goo.ne.jp/kentasinori/e/3576a38ae2931e8...小説家になろうの恒例企画『夏のホラー2020』

  • どっちも大事だ

    現在進行形のニュースも現在進行形であるべきニュースもどっちも大事だ今日のニュースも過去のニュースもどっちも大事だそして節目のニュースはもっと大事だ都合の悪いことから目を背けることはやめようマイナスのことを考えることはプラスにつながるからだ現在進行形のニュースも現在進行形であるべきニュースもどっちも大事だその場所が東北であろうと広島であろうと長崎であろうと沖縄であろうと節目のニュースはもっと大事だどっちも大事だ

  • 勘太と夜中の便所(その3)

    こうして、スイカを残さずに食べ切った勘太はお寺の庭にある井戸へかけ出しました。井戸からくんだ水をおけへうつすと、ふんどし姿になった佐次郎が勘太のそばへやってきました。「それじゃあいくぞ!」2人の男の子は、勘太のかけ声に合わせておけに入った水を体にあびています。暑い夏とあって、勘太も佐次郎も気持ちよさそうにじゃれ合っています。お千代は、2人がはしゃいでいる様子をやさしく見つめています。でも、心の中では勘太のことがどうしても気になってしまいます。「勘太くん、あんなにスイカを食べておしっこのほうは大じょうぶかしら……」お千代が気にしていること、それは勘太がこの寺に引き取ってから毎日のようにおねしょをくり返すことです。勘太と夜中の便所(その3)

  • ピッチャー交代を告げようと……

    監督は、主審にピッチャーの交代を行おうとベンチから出てきた。交代を告げる場合であっても、新型コロナウイルス対策のガイドラインに従って2メートルのソーシャルディスタンスを取らなければならない。「ピッチャー、亀野!」先発を下ろして2番手の投手を伝えた監督だが、球審は何の反応も示さない。「ピッチャー、亀野!」監督は、はっきりとした口調でピッチャー交代を改めて告げた。けれども、球審は相変わらずこっちのことに耳を傾けようとしない。すぐさまベンチへ戻った監督が拡声器を取り出すと、再びベンチから飛び出した。監督は、2メートル先の球審に向かって拡声器を使ってこう発した。「ピッチャー亀野って何回言わせるつもりか!くそったれ!このクズ球審!」「退場!退場だ!」拡声器で余計なことを言ってしまった監督は、その後リーグから制裁金という代...ピッチャー交代を告げようと……

  • 新企画『シェアハウス企画(仮)』

    巷ではテレワークドラマというのが話題になっているようだけど、これが見たいのかとなると……。でも、ワンシチュエーションドラマならテレワークドラマの手法でいけるかもしれません。低予算で製作することができそうだし、これならローカル局でもドラマが作れそうな気がするかも……。近日スタート予定の『シェアハウス企画(仮)』は、ローカル局がテレワークドラマを作ったらという妄想から企画した作品です。ぜひともご期待していただければと思います。新企画『シェアハウス企画(仮)』

  • 危ういもの

    うつさないうつらないこれはローカルで流れる緊急キャンペーンだ3週間前に緊急事態宣言が解除されたのにこのCMの中ではいまだに緊急事態宣言であるかのような雰囲気だ危ういものだ本当に危ういものだなぜならこれによって差別や偏見が生まれる可能性が高いからだハンセン病のような差別や偏見が二度と起こってはならないニュース報道やドキュメンタリーで伝えているはずだそれなのにローカル局が行っている共同キャンペーンは下手したら差別を助長しかねない理解できない納得できない明らかに矛盾としか言いようがない危ういもの

  • 勘太と夜中の便所(その2)

    よく見ると、勘太は腹掛け1枚の姿でスイカを食べています。そばには、脱いだばかりの着物がほったらかしになっています。他の人が着物を身に着けているので、勘太の腹掛け姿はすぐに目立ちます。「みよちゃん、もう食べないの?」「こんなに大きいスイカ、全部食べることができないわ」みよが食べたスイカは、まだ半分近く残っています。勘太はスイカを食べながら、隣にいるみよが手にしているスイカをじっと見ています。「残ったスイカ、ぼくが食べてあげるよ」「本当にいいの?」「全部食べるからだいじょうぶだよ。こんなにおいしいスイカを残したらもったいないもん」勘太は自分のスイカだけでなく、みよの残した分もまとめて食べています。この様子に、お千代は少し心配しています。「勘太くん、そんなにいっぱい食べたら……」スイカを食べるのに夢中になっている勘太...勘太と夜中の便所(その2)

  • 勘太と夜中の便所(その1)

    お江戸の目の前に広がる田んぼにある小さなお寺。そこにいるのは、流行(はや)り病で父も母も死んでしまってこの寺に引き取られた子どもたちです。「スイカを切ったから、こっちへおいで」お母さん代わりの女の人の声に、3人の子どもたちはお寺の中へ入りました。子どもたちは、4つに切り分けたスイカを早く食べようと口にほおばっています。「母ちゃん!いつもありがとう!」「みんながおいしく食べてくれるので、あたしも本当にうれしいわ」お千代は、この寺で子どもたちのお母さん代わりとなっています。まわりにいるのは、8才の女の子・みよと9才の男の子・佐次郎(さじろう)、そして11才の男の子・勘太(かんた)の3人です。勘太と夜中の便所(その1)

  • 今までありがとう

    愛しき犬よこの世から去ってしまってとても寂しいよ15年前に生まれた君は我が子のようにとてもかわいい姿だったねその姿は大きくなっても変わることはなかったね温かい毛並みはいつもでも忘れないよ新しい世界で君が自由に駆け回る姿を思い浮かべるからねありがとう今までありがとう今までありがとう

  • My Sound Portal(その1)

    先日発表された、ジャニーズ事務所の期間限定ユニット『Twenty★Twenty(トゥエンティー・トゥエンティー)』。『嵐』をはじめとする総勢15組が参加このユニットは、新型コロナウィルス感染拡大防止に対する支援活動の一環として結成しました。そんな注目のユニットが出すタイトルは『smile』。作詞と作曲をMr.Childrenの櫻井和寿さんが手がけることも大きな話題となっています。今日おかけする曲は、J-FRIENDSの『Next100Years』。ジャニーズ事務所がかつて手掛けた唯一のチャリティユニットであるJ-FRIENDSは、阪神・淡路大震災で被災した子供たちへの支援を目的に1997年12月に結成しました。5年以上にわたって活動した彼らの2ndシングルとして発売されたのが『Next100Years』です。ボ...MySoundPortal(その1)

  • ゴールの日

    紙面の見出しいつも見るのは中止とか延期とか中止とか延期とか見えざるもののために何もかも台無しだわがままを言わせてくれゼロリスクまで待つことはできない僕たちは無菌室を望んでいるわけではない我慢にはリターンとセットでエンタメは不要不急ではないゴールがいつなのか可視化してほしいゴールの日

  • My Sound Portal(プロローグ)

    MySoundPortalここはあらゆる音楽が集まる場所あなたは何をしていますか明日の仕事の準備をしている人学校に提出する宿題に励んでいる人たまにはゆっくりと音楽に触れてみませんかあなたにとってもう1つの世界が広がるかもしれません新しい音楽へ導くナビゲーターはDJカッチーですFMラジオの5分番組をイメージした作品です。フィクションというよりもノンフィクションに近い形です。音楽をテーマにDJカッチーが番組進行する全5回の集中連載です。MySoundPortal(プロローグ)

  • 【第1話】柿五郎の妖怪退治~ぼくのかあちゃを助けに行くぞ!~

    ここは真夜中の便所の中です。便所といっても、家から離れたところにある板張りのポットン便所です。そのとき、小さい子供のわめき声と怪しげな笑い声が入り混じるように聞こえてきました。「恐いよ、恐いよ……。だれか助けて!」「ぐふふふふ、そんなに恐がってばかりで大丈夫かな」わめき声を出している子供は、腹掛け1枚だけつけている幼い男の子です。その男の子は、白い着物を着た足のない幽霊に捕まっています。男の子は幽霊やお化けがとても恐いので、いますぐにでも逃げたいところです。しかし、それができない事情が男の子にはあります。「おしっこがもれそう……。も、もうガマンできないよ……」男の子は、おしっこがしたくなったので、家から出てこの便所までやってきました。これを見た幽霊は、男の子に対して追い討ちをかけるような言葉を発しました。「わし...【第1話】柿五郎の妖怪退治~ぼくのかあちゃを助けに行くぞ!~

  • こどもの日イラスト『見ちゃダメ!』

    こどもの日を記念して、9才の男の子・里吉のイラストをここに載せておきます。母親を亡くした里吉は、唯一の手掛かりである手紙を頼りに父親を捜すべく旅に出ています。そんな里吉の最大の欠点は、9才になってもおねしょの癖が治らないことです。父親捜しの旅を続ける里吉ですが、この日も泊まった村の小さい農家でおねしょをしてしまいました。治る気配のないおねしょの癖に、里吉は顔を赤らめています。そこへやってきたのは、この村に住んでいる子供たちです。子供たちは、里吉がしちゃったおねしょ布団を見逃すはずがありません。「わ~い!おねしょやったな!」「まだおねしょするの?」「わわわっ!見ちゃダメ!」里吉はあわてて手で隠そうとしますが、結局は子供たちに恥ずかしい証拠を見られてしまいました。 こちらのイラストは、pixivでも見ることができま...こどもの日イラスト『見ちゃダメ!』

  • ヒマワリねっと文庫アワード2019

    こんばんは、ケンタシノリです。管理人として運営している『ヒマワリねっと文庫』で毎年行っている『ヒマワリねっと文庫アワード2019』が発表されました。今回は、児童文学部門と時代小説・ミステリー部門の2部門で行われました。各賞に選出された作品は次の通りです(カッコ内は作者名)。 ◎児童文学部門金賞冬越しのオオカミ(白石令) 銀賞天使のマルが守る街(恵瑠) 銅賞わんこ椿(リンコ) 入賞アチラのお医者さん(みどりりゅう) ぼうやとシロヒゲ(好永アカネ) ◎時代小説・ミステリー部門金賞時効(ゆかり丸5455日の記録)(神邑凌) 銀賞超越した殺人(池田蕉陽) 銅賞あざみ館の三姉妹(irisGabe) 入賞私は息子に殺される(小木一了) Legacy~負の遺産~(三沢龍樹) 各賞の受賞作品と総評は、『ヒマワリねっと文庫アワー...ヒマワリねっと文庫アワード2019

  • 常套句

    近日今だけ当分の間いずれも言い換えればすべて無期限さ延期に次ぐ延期そのうち中止になるかもお蔵入りという名の打ち切り見えざるものが無くなっても同じさ茨の道待ったなし好んで使う常套句正しく恐れろなんて信じたくないあの時に戻りたい何もつけずに思い切り空気を吸いたい常套句

  • 初秋の入学式

    夏の余韻が残る中で今年も入学式を迎えるほんの何年か前までは入学式といえば桜が咲いている中で行われるのが普通だったそれでも長い夏休みを終えて新しい学び舎で過ごす学生たちの姿に心を打たれる私がいる初秋の入学式

  • 【第1話】ゲンキくんは赤おにの子供

    これは、今からかなり昔のお話です。海にうかぶヨシオネ島で、砂はまをかけ回る一人の男の子がいました。その男の子は、他の子供と違ってはだ色が赤色です。「みんな、早くおすもうをしようよ!」「ゲンキくん、たのむから手加減してよね!」赤おにの男の子であるゲンキは、いつも「ゲ」と書かれた青い腹がけ一枚で過ごしています。でも、おにのシンボルであるツノは生えていません。今日も、ゲンキが大好きなおすもうが始まります。子供たちは、ゲンキにおすもうで何度も勝負をいどみました。しかし、ゲンキのあまりの強さにはかないません。「みんな、どうしたの?おすもうはもうしないの?」「だって、何回おすもう取っても、ゲンキくんの前ではかなわないよ」子供たちは、どんなに力を入れてもゲンキを動かすことができません。すると、ゲンキは軽々と子供たちに土をつけ...【第1話】ゲンキくんは赤おにの子供

  • 神頼み

    アマビエという妖怪が急に注目を浴びている疫病から人々から守るらしい有効な手立てがないから神頼みになってしまうどうにもできないとき最後にすがるのが神頼み渇水の時に見かける雨乞いこれもある意味神頼みと言えようラジオからの中継よく耳にするのが最後に口にするこの言葉終息とか収束とかすぐにあり得るわけではないのにそんなときにつぶやく言葉お薬飲んで休んだら治るからね注射打ったら大丈夫だよそんなやさしい言葉に包まれた世界へ行きたい神頼み

  • 『小助くんの小さなぼうけん』更新と少年のイラスト

    こんばんは、ケンタシノリです。タイトルにも書いている通り、子供向け作品『小助くんの小さなぼうけん』を更新しました。小助くんがクマの親子といっしょにおとまりしている様子をいろいろと書いていますので、ぜひ見てくださいね。今回は、新しいイラストのほうもpixivに載せました。イラストのタイトルは『旅を続ける少年の寝る前』です。時代劇に出てきそうな少年のイメージで描きました。ここに登場する9才の少年・里吉は、おねしょが一向に治る気配がありません。ある家で泊まることになったその夜、里吉は着物を脱いで腹掛け1枚だけの姿になって布団の中に入りますが……。この後、里吉が次の日の朝に起きた後でどうなるかはご想像にお任せします。『小助くんの小さなぼうけん』更新と少年のイラスト

  • 【第1話】決して乗ってはいけない~恐怖の0番線列車~

    これは、山地に囲まれた地方都市の駅のホームでの出来事である。通勤や通学で利用する乗客で賑わった時間が終わると、ホームにいる客もまばらになってきた。この駅は、ローカル線の中でも駅長が配置される主要駅なので、利用する乗客もそこそこ多いはずである。1番ホームにいる客の中に、紺色のリュックサックを背負った1人の男がいる。その男の外見は、カジュアルなシャツにスラックスをはいたごく普通の青年である。ホームにあるベンチへ座ると、その男はリュックサックを隣へ置いてファスナーを開けた。そこから取り出したのは、デジタル一眼レフカメラと駅スタンプ帳である。駅スタンプ帳の名前記入欄には、『福吉章洋』とボールペンで書かれている。「よし!きょうもスタンプを押したことだし、今日はこのホームから出る山奥へ向かう区間に乗るとしよう」この駅には、...【第1話】決して乗ってはいけない~恐怖の0番線列車~

  • 【第1話】雨を操りし男

    じりじりと照りつける暑さに顔をぬぐいながら歩く1人の男がいた。菅笠を被った股旅姿のその男は、周りに広がる光景を見ながら小声でつぶやいた。「このような有り様が1か月以上も続いているとは……。庄屋さんを待たせるわけにはいかない」30代とおぼしき男は、歩みを速めながら目的の地へ向かうことにした。高松藩の領地内にある農村を救うことが、その男の大きな目的である。「おい!溜め池の水がもうないぞ!」「いつまで経っても雨が降らないとは……」「も、もうだめだ……」農民たちが嘆く目の先には、水がほとんどない溜め池がある。日照り続きで、池の表面には乾いた土が何か所もひび割れている。当然ながら、ため池から通ずる用水路は水がなくてカラカラである。「このままでは、藩に納める年貢すらままならない……」齢が60を過ぎている村の庄屋も、乾ききっ...【第1話】雨を操りし男

  • 【第1話】水助くん 夏のおはなし

    水助はお母さんの畑仕事の手伝いを終えると、かけ足で山の中へ入っていきます。ぼうず頭ではらがけ1まいの水助がたどり着いたのは、ハスの葉っぱがたくさんうかぶ大きな池です。池から聞こえてきたのは、カエルのいろんな鳴き声です。ハスの葉っぱにカエルが集まってきたのを見て、水助はとてもうれしくてたまりません。「わあ~っ!ぼくもカエルみたいにハスの上をピョンピョンと飛びはねたいなあ」青空から夏の暑い太陽が照らされる中、水助はその場でしゃがんでから両手を地面につけました。水助は、カエルになりきって池のほうをずっとながめています。「よ~し!あの池に向かって飛びはねるぞ!」水助は、池のほとりから水の中へ入ろうとカエルのように大きく飛び上がりました。そんな時、だれかの声が水助の耳に入りました。「ぼうや!水の中へ飛びこんだらあぶないぞ...【第1話】水助くん夏のおはなし

  • 【第1話】真夜中のこわいお化けと水助くんのおねしょ

    むかしむかし、ある山おくに小さな家がありました。その家には、やさしいおじいちゃんとおばあちゃんがふたりでくらしています。そんなふたりがいつも楽しみにしているのが、男の子がこの家にやってきておとまりをすることです。でも、この家におとまりできるのはおじいちゃんからの手紙を受け取った男の子だけです。手紙を受け取った男の子たちには、ある共通点が3つあります。1つ目はいつもはらがけ1まいだけですごしていること、2つ目はおふとんにおねしょをしてしまうこと、そして3つめはお化けがとてもこわくて便所へ行くことができないことです。今日も、小さな家へはらがけをつけたぼうず頭の男の子がお母さんといっしょにやってきました。家の前には、おじいちゃんとおばあちゃんがやさしい顔つきで立っています。「ぼうや、わしの家へよくきたね。お名前を教え...【第1話】真夜中のこわいお化けと水助くんのおねしょ

  • 【第1話】左利きの次郎兵衛

    ここは、赤穂藩から津山藩に入ったところにある山道である。険しい山々を通るその山道に、1人の男がやってきた。夏の暑さに、その男は手で汗をぬぐっている。「こんな暑い最中だが、ここで休むわけにはいかないな……」男は30歳ぐらいの風貌であり、顔つきは端正かつ男前である。股旅姿の外見で、頭には三度笠をかぶっている。その男は1人で旅をしているようであるが、どういう目的で旅をしているかは一切不明である。それどころか、出自すらも全くの謎である。そのとき、真上からいきなり何者かが襲ってきた。これを見たその男は左手で刀を抜くと、それを見透かしたかのように敵を斬り倒した。すると、一目見ただけでならず者と分かる集団が目の前に現れてきた。その集団は、その男を逃すまいと10人がかりで周りを取り囲んだ。ならず者たちは刀を抜くと、恐そうな顔つ...【第1話】左利きの次郎兵衛

  • あれダメこれダメ

    あれダメこれダメ子供のわがままではない見えざるもののために本来持つべき自由が奪われた自由な表現に対するクレームの嵐いったいどんなものを望んでいるんだこのくらい別に問題ないだろそれでも叫び続ける自由な表現を曲げることはできないあれダメこれダメ

  • 【第1話】小助くんの小さなぼうけん

    むかしむかし、ある山おくに古びた小さな家がありました。その家のまわりには田んぼやはたけがいくつかありますが、ほかの家は1つも見当たりません。そんなある日、小さな家の中から山の中まで聞こえるほどの元気ななき声がひびきわたりました。「おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!」女の人がだいているのは、生まれたばかりの男の子の赤ちゃんです。ぽっちゃりとしたその赤ちゃんのすがたに、女の人はやさしい顔つきで見つめています。「このまますくすくと元気にそだってくれれば」そんな男の子の赤ちゃんに、女の人は小助(こすけ)と名づけることにしました。お母さんとなった女の人は、小助のためにみどり色のはらがけを作りました。こうして、小助はお母さんのおっぱいをいっぱいのんですこしずつ大きくなりました。それとともに、手足をつかって家の中を4本足のように...【第1話】小助くんの小さなぼうけん

  • 【第1話】夜暗の忍

    春の日差しが差し込み、女たちがたらいで洗濯する中を子供たちが遊びはしゃいでいる。「早くこっちへ行こうぜ!」「ちょっと待ってよ!」女たちは洗濯の合間に、子供たちの掛け声に耳を傾けている。これは、桶職人が多く住む長屋が立ち並ぶ京橋桶町における日常の風景である。職人が作り出す桶は、人間が生を受けてからあの世へ逝くまで、江戸市中でのあらゆる用途に使われる。そんな一角にあるのが、ツボ師の木兵衛が治療を行う小さな長屋があった。木兵衛の誠実な施術と親しみのある話術は、施術による治癒効果と合わせて町人衆の評判を呼んでいる。この日も、板の間では1人の男の子がうつ伏せの状態で木兵衛の施術を受けている所である。木兵衛は、慣れた手つきで小さい子供のツボを見つけた。「腰のツボを押しているけど、痛くないかな?」「うん、全然痛くないよ」木兵...【第1話】夜暗の忍

  • 自分のことを分かってくれるもの

    パネラーとかパネリストの名のもとに何でも言いたい放題暴言そして舌禍人から同じこと言われたらどうするのそんなギスギスした気持ちを分かってくれるのは愛らしくてかわいい動物たちいいなあ自分も動物たちみたいに自由に動きたい自分のことを分かってくれるもの

  • スーパームーン

    夜空に照らされた満月それはただの満月ではないスーパームーンと言うらしいなぜかって地球と月が最も接近していると言うこれを聞いてもピンとこないけど雲ひとつない星空に包まれた中でひときわ輝いているものそれがスーパームーンスーパームーン

  • 穏やかにやさしく

    黒みと言い放ったタレントの発言この人は夢の街のことは分かっていてもローカルのことなんか分からないんだ今だけという名の無制限それでも穏やかに暮らしたいこの私どこにも寄り道せずに帰っているんだからお薬飲んで寝ていたら治るからねそんなやさしい声が聞きたい穏やかにやさしく

  • 【第1話】《獣人のこども》おねしょ敬太くんの大ぼうけん

    この物語は、ある山奥にある村に住んでいる子供のお話です。村の中心からさらに山の中に入ると、目の前に田んぼや畑がいくつもあります。田んぼのほうを見渡すと、そこには子供が1人で田植えをしています。その子供は幼さが残るかわいい男の子であり、着物を着ないで赤い腹掛け1枚だけの格好で田植えを行っています。子供にしてはかなり上手に田植えをしています。「ばあちゃ、田んぼに全部田植えをしたよ!」ようやく田んぼ一面に田植えを終えた子供は、元気いっぱいの大声でおばあちゃんを呼びました。自分も田んぼから上がろうとしましたが、足をとられて泥の中に体がベッチャリと転んでしまいました。それでも、子供は泥んこだらけになっても気にせずにすぐに立ち上がりました。「敬太、きょうも泥んこになちゃったね」「ばあちゃ、田んぼに足をとられちゃった」おばあ...【第1話】《獣人のこども》おねしょ敬太くんの大ぼうけん

  • バルコニー

    バルコニーそれは靴を履かずに外へ出ることができる唯一の場所そこへ入ってくる春の風はとても気持ちいいそれは80年代デビューのアイドル歌手が歌った歌詞の中にあるほどだそんな今外出が許されないところではバルコニーだけが外の空間を眺める唯一の場所だ息苦しい室内からひと時の解放それは見えざるものと戦う者たちの共通の思いこの詩は、ブログタイトルとして名づけた『ケンタシノリのバルコニーから眺めて』に込めた自分の思いとしてここに記しました。バルコニー

  • 新年度に入ったけど

    いってらっしゃいといういつもの言葉がなくなったテレビ番組の席はソーシャルディスタンスいつもどこにも寄らずに仕事を終えたらすぐに家へ帰るのにこれじゃあいつも憂鬱さそんな自分が安心できる場所それが夕方放送のローカル番組のスタジオでの和気あいあいの姿新年度に入ったけど

  • はじめまして(巻頭言)

    はじめまして、ケンタシノリです。金太郎腹掛けが大好きな小説書きさん&お絵描きさんです。主に子供向けの童話や時代小説を中心に作品を発表しています。作品発表の場は、主に小説投稿サイトにて行っています。今回、新たにgooブログを作品発表の場として使うことになりました。『ケンタシノリのバルコニーから眺めて』と名付けたこのブログでは、これから発表するオリジナルの新作小説やエッセイを載せたいと考えています。また、小説投稿サイトに掲載されている作品の第1話もここに掲載する予定です。ほかにも、ケンタシノリが運営する『ヒマワリねっと文庫』に関する情報も紹介できたらと考えています。いろいろとお手数をかけるかもしれませんが、これからも応援よろしくお願いします!はじめまして(巻頭言)

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