[Lockdown Day 35] 身体を動かして、働く。三食をきちんと、食べる。ぐっすりと、眠る。
ロックダウン35日目。軟禁生活39日目。 宙ぶらりんの日常は、瞬く間に過ぎてゆく。三食の準備をし、一日置きに洗濯をする。家中に掃除機をかけ、モップで水拭きをする。これはもう、完全にエクササイズの領域だ。 あちこちの棚や台の上を拭き、バスルームの掃除をする。トイレに至っては、5カ所もある。まんべんなく...
[Lockdown Day 34] 絵本という芸術。Tara Booksの、無口に饒舌な絵本。
ロックダウン34日目。軟禁生活38日目。 Facebookに、バンガロール在住者への便宜を図るべく『COVID-19ポータル』を開設して1カ月半。当初は緊急情報のシェアがメインだったが、4月中旬の臨時帰国便が出た後は、さほど重要度はなくなった。 そんな矢先の2週間ほどまえ、わたしが動画配信を始めた日...
[Lockdown Day 33] 少しずつ、緩和の兆しが見えるバンガロール。
ロックダウン33日目。軟禁生活37日目。 静寂に慣れると、静寂を小さく切り裂く車の音に、敏感になる。遠くから聞こえるエンジンの唸りが、増え始めている。喜ぶべきことなのに、手放しで喜べない、複雑な心境。 Urban Company (旧Urban Clap)がサーヴィスを再開した。週に一度、来てもらっ...
[Lockdown Day 32] 光の中の、暗中模索。真実が見えない日常。
ロックダウン32日目。軟禁生活36日目。 薄暮迫りて、心打つ茜色。 帰るべきは、此方か、彼方か。 此岸から、遥か彼岸を思う夕。 ずっと、狐につままれたまま。 今日もまた、一日が終わる。 * * * * * * * 「心が、かたくなに、干からびる時は、慈愛(めぐみ)の雨をたずさえて来てください。 日々...
【今日の動画 011】4匹のインド猫@デカン高原001《長女NORAの紹介》
今日の動画は、気分を変えて猫動画。まずはマルハン家が猫を飼うきっかけとなったNORA姉さんのご紹介。 最初の1分は「お聞き苦しい」かと思いますが、ご容赦を! ちょっとやってみたかった。
[Lockdown Day 30] 雷雨の朝、潤う大地。動画配信と、数の問題。
ロックダウン30日目。軟禁生活34日目。 昨夜から今朝にかけての長雨。バンガロールでは極めて珍しい、朝まで降り続いた雨だった。 バンガロールに関して言えば、昨日あたりから少しずつ、物流におけるロックダウンが緩和され始めている気がする。 1カ月前に頼んでおいた猫餌2種類が、一気に届いた。来ないものと諦...
【今日の動画 010】インドでゴミを出して生きているみなさん、そのゴミの行方を知っていますか?
10回目の動画は、一旦、キッチンから離れて、昨日の「地球の日」に因んでのテーマを発信しました。 昨日の「アースデー」に因んで、バンガロールのゴミ問題を再考、過去の動画を発掘してシェアしています。 ミューズ・クリエイションのメンバー(チーム・エキスパッツ)が、2016年のバンガロール日本人会総会にて発...
[Lockdown Day 29] 武器ではなく花を。武器ではなく医療の充実を。地球環境の救済を!
ロックダウン29日目。軟禁生活33日目。 フラワーチルドレン、あるいはアースチルドレンと化して、地球上から殺し合うための殺戮兵器を、武器を、一掃して欲しいと願う昨日4月22日は地球の日、アースデイ。 ここ数年の地球環境の悪化は、目を覆うばかりだった。 海洋汚染に大気汚染、森林火災……伴う大型台風、地...
[Lockdown Day 28] わたしたちは、同じ船に乗っているわけではない。
ロックダウン28日目。軟禁生活32日目。 「わたしたちは ”同じ船に乗っている” と言うけれど、果たしてそうだろうか。同じ嵐に巻き込まれてはいるが、同じ船には乗っていない。あなたは難破船に乗っているかもしれないが、わたしは違うかもしれない。あるいは、その逆かもしれない……。」 我が家のアパートメント...
[Lockdown Day 27] 家のことをするだけで、あっというまに過ぎる1日。
ロックダウン27日目。軟禁生活31日目。1日が、あっという間に過ぎていく。しょっちゅう、台所仕事をしている気がする。二人家族でこれだから、大家族だと、どんなにかたいへんだろうかと思う。 洗濯物にしても然り。インド移住前、米国在住時にはもちろん、自分で家事をしていたが、ここ十数年はメイドに任せていた部...
[Lockdown Day 26] 週末のなかの週末。新しいことを始める、まずは100本。
ロックダウン26日目。軟禁生活30日目。 全世界を眺めるに、新型コロナウイルスの威力が、早々に収まりそうな気配は感じられない。いろいろと考えて、熟睡できない日も多い。それでも、家事もエクササイズのひとつ、身体を動かし、よく食べ、体調もよく、概ね平穏な日常だ。数日に一度は夫とのバトル(大小)が展開され...
[Lockdown Day 24] 日々、家庭で使う、食にまつわるものへの愛着。
ロックダウン24日目。軟禁生活28日目。一昨日、動画を撮影するために、久しぶりに「きちんとした」服を着た。そして久しぶりに、ヘアドライアーをかけた。髪が伸びた。最後に切ったのは昨年10月の一時帰国のときだ。伸び放題だ。わたしはまだいいとして、夫の髪も伸びている。わたしが散髪するべきか。 バッグ。アク...
[Lockdown Day 23] 新たな試み。「チャンネル・ミューズ (YouTube)」開始
ロックダウン23日目。軟禁生活27日目。わたしは10年ほど前から、インドのライフスタイルに関するセミナー、レクチャーなどを実施している。テーマは多岐に亘る。 これまで何度となく、オンラインで公開しようかと思ってきたが、諸々の理由から踏み切れなかった。しかし今回のロックダウンを受け、オンライン活用の重...
[Lockdown Day 22] 月に一度のFM熊本で、インドの今を語る朝。
ロックダウン22日目。軟禁生活26日目。早朝6時起床で、庭を歩き、声を整える。月に一度のFM熊本のラジオ収録だ。2007年に開始して以来、インドを伝え続けること13年。その間、RKBラジオやCross FMなど、福岡のラジオ番組に不定期で出演したことは何度もあったが、ここ数年はFM熊本のみ。 前回は...
[Lockdown Day 21] 。楽観できない世界で、希望を持って生きる……。映画で学んだことなど。
ロックダウン21日目。軟禁生活25日目の朝(昨日)、モディ首相から、ロックダウンの延長が発表された。予想していたことなので、驚きはしないが、5月3日までという更なる3週間弱が、果たして長いのか、短いのか、よくわからなくなってくる。 地球全体の状況を鑑みるに、事態がここ数カ月で収束するとは思えない。楽...
●インドの中心〈ナーグプル〉で仏教を叫ぶ。今日はアンベードカルの生誕日。
ヒンドゥー教のカースト制度における最下層「ダリット」(不可触民、アウト・オブ・カースト、アンタッチャブル、スケジュールド・カースト)の出自ながら、類い稀なる才能を持ち、海外留学を経て弁護士となったアンベードカル。 彼は弁護士としてはもちろん、政治家として、思想家として、大学教授として活躍したほか、イ...
[Lockdown Day 20] 今日がいつなのか、わからない日々の連なり。
ロックダウン20日目。軟禁生活24日目。昨日で、もう20日も経っていたのか……と、改めて思う。そもそも、季節の変化が緩やかで、メリハリのない気候のバンガロールにあって、より一層、時間の連なりが淡々としている。 過去30年以上、日々のジャーナルを記してきて、書棚にはずらりと過去のスケジュール帳が並んで...
[Lockdown Day 19] バンガロールの日本人は今、何人ですか? ともあれ、パンを焼く。
ロックダウン19日目。軟禁生活23日目。そもそも、バンガロール(ベンガルール)の在留邦人は、2018年10月時点で1200人程度。在留届を出していない人を含めても、1割増程度ではなかろうか。 今回の「鎖国対応」により、日本へ一時帰国したまま、インドへ戻れなくなっている人は、わたしの友人知人だけでも十...
✈︎昔から、機内のモニターに映し出される「現在地」と「軌跡」を示す地図を眺めるのが好きだった。 かつてはモノクロの小さなモニターに、無機質な地図、心臓を射抜かれた白い巨人のような姿をした機影がポツンと、映し出されていたものだ。 今となっては、すべてがリアルにオンタイムに、家にいながらにして、このよう...
[Lockdown Day 18] 歌って、食べて、飲んで、寝て、泣いて、喧嘩して、猫して、寝た。
ロックダウン18日目。軟禁生活22日目。今日から3日に亘って、日本へと飛ぶ臨時便に関する情報メールが、何通も送られてくる。当該者には直接メールが届いているはずだと思うが、念のため、目を通して「COVID-19ポータル@バンガロール」に転載する。 そのたびに、気持ちが落ち着かない。落ち着かないので歌う...
[Lockdown Day 17] POST COVID-19. 「新コロナ後の世界」を見据えねば。
ロックダウン17日目。軟禁生活21日目。パラレルワールド風味満点の、昨今の日常生活。もう、自分がどの次元で何を考え、どこを見据えているのかがわからなくなってくる。 ミューズ・クリエイションのメンバーのうち10名及びその家族が、12日、13日、14日のバンガロール(ベンガルール)発成田行き日本航空臨時...
[Lockdown Day 16] 猫は鎹(かすがい)。その存在のありがたさ。
ロックダウン16日目。軟禁生活20日目。去年の今ごろ、南インドは水不足で、チェンナイは大渇水、バンガロールの拙宅の井戸水も枯渇して、給水制限があった。翻って今年。盛夏にも関わらず、空気は軽めで雨も降り、なんともいえず過ごしやすい。 2007年4月、今の家に引っ越してきた。当時から冷房はつけていない。...
[Lockdown Day 15] 「三密を避ける」や「マスク着用」「手洗い」では防げない。それらは「最低限すべきこと」だ。
ロックダウン15日目。軟禁生活19日目。煌々と、闇夜を照らす、満月の光を浴びながら、極東の故国を思う。たとえ四半世紀以上、異国で暮らしていたとしても、わたしは日本人だ。改めて、書いておきたい。 2月ごろの新型コロナウイルスと、現在の新型コロナウイルスとでは、すでに、諸々の認識が違う。 咳やくしゃみや...
[Lockdown Day 14] 外出禁止から2週間経過。別ればかりの季節となりて「涙活」のすすめ。
ロックダウン14日目。軟禁生活18日目。あくまでも、「オフラインにして周囲のことを考えず」「自分のことだけ」を考えて言うならば、この時間が止まったかのような、宙に浮かんだ日々の蓄積は心地よい。 当初は、生活インフラと食料供給の心配はないにせよ、「3週間、自宅から一歩も出られない」という現実を前にして...
[Lockdown Day 13] 飯テロ御免! この状況下で北京ダック!
ロックダウン13日目。軟禁生活17日目。昨日も昨日で、いろいろあった。家にいるのに、いろいろあった。ジャイ子改めCANDYに酷似した野良猫が迷い込んできて、大騒動もあった。NORA姉さん発狂、ブラザーズは遠巻きに唸る。 屋根の片隅で身動き取れず、情けなくもかわいい顔した、痩せた男子。餌を与えたい衝動...
自分のマスクは、自分で作ろう。希望の国の、#MASKINDIA
ここ数日、インドに住む友人らからの、マスク自作の投稿が続いていた。わたしも作ろうかと思っていたところ……。 今朝、久しぶりにTimes of Indiaを開き、同紙のキャンペーン広告を読んで、涙が出てきた。いろいろな感情が渦巻いて、朝から泣けた。 この国の、久しき英国統治から独立する以前の、マハトマ...
4月5日(日)午後9時。インド国民は、電気を消し、光を灯して9分間、祈りを捧げました。
昨日の9分間の祈りに際し、みなが一斉に電気を消したら電力供給に異常が起こるのではないかという噂が広がりました。確かに、問題は起こります。ゆえに、背後で、電力をコントロールする準備が行われていました。 わたしの夫の友人のひとりが、電力安定にかかわる仕事をしています。彼の会社は、電力需要が急に落ちた際の...
[Lockdown Day 12] とにかくは、おいしく食べられることに感謝すべし。
ロックダウン12日目。軟禁生活16日目。わたしは毎日、何をやっているんだろう……というくらい、瞬く間に時間が流れる。雑念、邪念をなかなか捨てられず、集中力は低いまま。あと一つ、仕事を片付けたら、当面の本業プロジェクトは、毎月のラジオの収録などを除いてすべて終了。 それをすませたら、次を考えよう。もう...
[Lockdown Day 11] 「ローカルフード探検隊」モスクワ=ドバイ=バンガロールでZooMuse
ロックダウン11日目。軟禁生活15日目。こうして日々、記録を残しておかなければ、今日が何日で、何曜日かさえ、わからなくなる日々。昨日は4月4日(土)だった。 本当に、ほとほと、ほとほと、「温度差」という次元ではない。著しい認識の違いに、言葉を失うことが連続して起こる。もう、日本のことを忘れて、インド...
[Lockdown Day 10] 気がつけば半分近く。髪は伸びてワイルド化。シンプルに食べて生きている。
ロックダウン10日目。軟禁生活14日目。この特殊な時間の中で、しかし「オフライン」にして情報を断絶してしまえば、緩く穏やかな日々。手に入る限りの食材で滋養のある食生活をし、朝な夕なに庭の緑を裸足で踏みしめ、降り注ぐ陽光を浴び、猫らと遊び、映画を見、本を読む……。 むしろ、贅沢な時間であると思う。ただ...
箱入り息子、次男のJACKに続いて、今朝は箱入り娘CANDY、通称ジャイ子。今朝。夫がわたしのTwitterアカウント名を聞くので伝えた。普段Twitterを見ないのだが、気になって開いてみたら……。 ジャイ子! ジャイ子のお気に入りは、このARAKU Coffeeの箱。南インドのコーヒー農家を支援...
[Lockdown Day 09] 人類平等の危機。夫婦間で認識の相違。英語力の必要性。
ロックダウン9日目。軟禁生活13日目。友人から送られてきたメッセージ。「2019年:ネガティヴな人とは距離を置こう」「2020年:ポジティヴな人とは距離を置こう」の言葉が、残念ながら言い得て妙だ。 昨日の記録を書く前に、今朝のことを。朝、モディ首相が国民にメッセージを送り、国民の協調を願ったことは記...
本日4月3日朝、モディ首相が国民に向けてメッセージを発表しました。以下、英文の要約を、さらに日本語で意訳しています。 * * * 国を挙げてのロックダウンを始めて9日が過ぎました。この期間、インドはかつてない規律正しさや奉仕(サーヴィス)が見られました。 いかなる状況下でも、ソーシャル・ディスタンス...
[Lockdown Day 08] 状況は、日々、悪化しているように見える中で。
ロックダウン8日目。軟禁生活12日目。こんな環境の中でも、インターネットが存在するおかげで、今は安全に過ごせている。日々、誰かとZoom(オンライン・ミーティング)で会う。むしろ、異国に住んでいるからと、会うことを諦めていた人とも、久しぶりの「再会」を果たせたりする。 ここにきてようやく、脳内の撹拌...
[Lockdown Day 07] 外の景色を夢想する。大切なものの優先順位を見つめる。
ロックダウン7日目。軟禁生活11日目。長いんだか短いんだか、よくわからない時間が流れる。寝巻きと部屋着の境界線を明確にせねば、と思う。自分の中では当然、その差異はあるのだが、他者から見ると判別しにくいような気がする。 外に出られないから、おしゃれな洋服はいらない。ハンドバッグもいらない。靴もいらない...
日本発、3Dプリント人工呼吸器プロジェクト、インドチームは進行中!
「日本の医師が3Dプリントできる人工呼吸器のデータを無償提供 世界的プロジェクトへ」という下記リンクとともに「Arvindさんの友人で3Dプリンタを持っている人はいない」かという主旨のメッセージが、デリー在住の繁田奈歩女史から届いたのは、この記事が書かれた3月21日。 3Dプリンターを持っている関係...
「ブログリーダー」を活用して、MIHO S. MALHANさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。