聖書に語らえている「禁断の木の実」とはなにか

聖書に語らえている「禁断の木の実」とはなにか

「聖書」は、人類の始祖アダムとイブがエデンの園で「禁断の木の実」を食べたことによって罪を犯し、その罪のゆえにエデンの園を追われ、地上に追放されたと記している。そして、私たち人間は、皆、地上に追放されたAアダムとイブの子孫であり、その罪を引き継いでいるとも記している。私たち人間がみな罪の血を引き継いでいるという、この『聖書』の記述は、私たち人間になにを語っているのだろうか。このことについて、次のように理解してみることもよいのではないだろうか。私たち人間は、元来雑食性の動物であり、日々の食生活のなかで、植物性の食品とともに動物性食品の摂取が不可欠である。自らの命・健康を維持するためには、他の生きものの命を奪い、それを自らの栄養源として摂取する必要がある。他の生きものの命を奪い、それを自らの栄養源として犠牲にし...聖書に語らえている「禁断の木の実」とはなにか