目薬がさせない夫ニレちゃんと代打を務める私の攻防。How I apply an eye drop to my husband
ニレちゃんは目薬がさせないニレちゃんは目薬が自分でさせない。 そのため目が痛くなると「しずえ、目に薬入れて…」という依頼を私が受けることになる。「目に薬入れる」ってなんか変な状況を想像しちゃうのだけど(経口薬を目にねじ込むような)、意味は十分伝わっているのでとりあえず目薬を探してきてあげる。「あったよ〜」と戻ってくると、ニレちゃんは神妙な面持ちで手を組み、ソファに横たわって待っている。まるで今から開腹手術でも受けるような緊張感。私が目薬のふたを開けて右手に構える。 彼の身体はこわばり、こぶしがギュッと握られ、目もぎゅっと瞑られた状態で、「はい、今いまいまいま!」と催促される。 どこが「今」なの…
2020/03/29 07:58