日々、子育てで感じたこと、 発達障害でもグレーでも定型発達でも どんな子でも応用できる子育てを 実践しております。 今まで得た知識やこれから得る経験を交えて ご参考になるといいなと思い、記録を残すことにしました。
今回は場面緘黙症について書きます。 うちの次男は幼稚園の頃に場面緘黙に似た状態(診断は受けてないです)が ありました。 まずはご存じない方も多いと思うので どんな感じだったかなどを書いてみたいと思います。 場面緘黙症(選択性緘黙とも言います)とは、Wikipediaで調べると ある特定の場面・状況でだけ話せなくなってしまう症状と書いてあります。 子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、 学校や幼稚園など家の外では全く、あるいはそれほど話さず、 誰とも話さないという例は多い。 そして、その子供は非常に内気な様子に見え、 グループでの活動に入りたがらなかったりする。 脳機能そのものに問題が…
先程、たまたま読んでいた記事で 「なぜ就学相談でうちの子が特別支援学級(固定)判定になったのか」 の謎がようやく判明したので、ご報告がてらに書こうと思いました。 「場面緘黙」 ↑絶対にうちは"これ"です。 いやぁ、長い事悶々と「なぜ?」と悩み続けておりましたが そうだったんですねぇ…。 場面緘黙=特別支援学級(固定級)判定 な訳です。 就学相談の判定内容も結果と一緒に教えてくださればいいのだけど そこはルールで絶対に明かされない為 まぁしょうがないと言えばしょうがない訳ですが かなり遠回りをしてしまった気がします。 (チラッとほのめかす位はして頂きたいところですが…。) 次回、場面緘黙(選択性…
【改正児童虐待防止法】親の体罰禁止について(5)マルトリートメント(不適切な養育)
今回はマルトリートメントについてです。 「マルトリートメント」という言葉をご存じでしょうか? "マルトリートメント"とは 虐待のもっと広範囲な概念のことです。 現在、虐待という状態ではないとしても 今後そういう状態に発展する危険性のあるような グレーゾーンの状態も含むということのようです。 『養護教諭のための児童虐待対応の手引』(文部科学省) このグレーゾーンの内容に関しては 例えば「怒鳴って叱る」「子どもの前で夫婦で口論」 などというのも入ります。 私ももちろん、子の時にも親の時にも身に覚えのある事、 または他の親御さんがやっているところを目撃したことが ある内容ばかりです。 特に、発達障害…
今回は虐待の怖さについてまとめてみます。 ↓こちらは虐待の内容です。 厚生労働省の「児童虐待の定義」 (1)身体的虐待 殴る、蹴る、投げ落とす、 激しく揺さぶる、やけどを負わせる、 溺れさせる、首を絞める、 縄などにより一室に拘束する など (2)性的虐待 子どもへの性的行為、 性的行為を見せる、 性器を触る又は触らせる、 ポルノグラフィの被写体にする など (3)ネグレクト 家に閉じ込める、食事を与えない、 ひどく不潔にする、 自動車の中に放置する、 重い病気になっても 病院に連れて行かない など (4)心理的虐待 言葉による脅し、無視、 きょうだい間での差別的扱い、 子どもの目の前で家族に…
【改正児童虐待防止法】親の体罰禁止について(3)体罰によるしつけの親への影響
今回は「そもそも体罰によるしつけは親にどんな影響が出るか」 ということを書きます。 あくまで私が「体罰によるしつけはいたしかたなし」と 思っていた頃に感じた経験談です。 私が母になる前は 「子どもは放っておいても育つ」という言葉を 本気で信じておりました。 しかし、実際に子どもを育ててみるとこの言葉の中には 「但し、放っておいた方が良いことに限り」という部分が 隠れていると改めて知ることとなりました。 正直、「子育てってこんなにも大変なのだ」と思いました。 そりゃ、そうです。人間育ててるんですから。 子どもは予測不能の動きや感情表現をしてきます。 「まさか!」とヒヤッとしたり、 「また始まった…
【改正児童虐待防止法】親の体罰禁止について(2)親に罰則はあるのか
前回の【改正児童虐待防止法】親の体罰禁止について(1)の続きです。 (今回のポイント) 親に罰則はあるのか これは結論から言うと"ない"とのことです。 あくまで目的は"体罰でのしつけはダメ"というルール作りであり 手を挙げてしつけるしか方法がないと悩んでいる親を 支援へつなげるということらしいです。 例えば、だれが見ても明らかに虐待といったケースでも 「しつけの一環だった」「うちの教育方針」と主張する 保護者がいますが、 これが「体罰禁止」とすることで 児童相談所などが今よりも介入しやすくなるということです。 今までたくさんの悲しい虐待事件がありましたが これを減らすことができるのであれば 親…
ニュースなどでご存じと思いますが 2020年4月から親の体罰を禁止する 「改正児童虐待防止法」が施行されます。 しつけであろうと"体罰は禁止"となります。 「おしりを叩くくらいなら問題ないんじゃ?」 「怒鳴るのもだめなの?」など、 特に「しつけのための体罰はやむを得ない」と感じている方、 またはそのような子育てを実践してきた方たちにとっては これからの育児に不安を感じられた方もいると思います。 今後、気になるポイントごとにまとめていこうと思います。 "体罰"とはどんなことなのか 【厚生労働省がまとめた体罰に関する指針案(令和2年2月)に記載された具体例】 言葉で3回注意したけど言うことを聞かな…
「自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと」熊谷晋一郎(くまがやしんいちろう)さん小児科医/東京大学先端科学技術研究センター・特任講師 https://www.tokyo-jinken.or.jp/publication/tj_56_interview.html ↑このお話の中で特に私が注目したのがこの部分です。 「一般的に「自立」の反対語は「依存」だと勘違いされていますが、 人間は物であったり人であったり、 さまざまなものに依存しないと生きていけないんですよ。」 私は子供の頃から 「障害者の方々から学べることがたくさんあるな」と 感じておりましたが、この考え方にその全てが集約…
うちの次男は先生と相談して 毎日先生と交換日記をすることを条件に宿題をなくしました。 夏休み・冬休みなども うちの子はドリルやプリントといったものがありません。 日記・自由研究・読書記録(支援級は感想文がないのです)・ 全生徒が学校に提出する生活の記録のようなものはあります。 今のところ、塾は行かせてなくて 学習指導要領に沿った勉強のできる 毎月採点してもらえるタイプの通信教育を使って 私が勉強を教えています。 まぁ、そのうち反抗期がくれば 私以外の人に教えてもらう方がよいでしょうから とりあえずそれまではお金の節約のため 私が教えています。 どうしても支援学級へ行くと勉強が遅れてしまいます。…
今回は「他害」ついて書きます。 まず「他害」とは何のことかと言いますと暴力行為です。 私は以前「他害」の中に 例えば奇声を出す・立ち歩きなども 入ってしまうのかなと思っていたのですが これは「他害」でなく「問題行動」のようです。 さて、障害の特性の中でも「他害がある」場合は 親としてめちゃくちゃ凹みます。 他害のある子のお母さんは基本的に 電話が鳴る音にビクビク怯えつつ 毎日ペコペコとみんなに頭を下げ、 「早くやらなくなってくれー」と 必死の思いで過ごしていらっしゃいます。 最近の傾向で多いのが、 「発達障害」という言葉が浸透してきたためか、 ちょっと友達同士で叩いた叩かれたがあると 過敏に反…
先日、友人とチャーハンの話になりました。 友人曰く 「なんでみんな、あんなにひっちゃきになって 家のチャーハンをパラパラにしたいのかね? パラパラでないチャーハンもおいしいと思うんだけど…」 だそうです。 「うん、確かにパラパラでなくても私もアリかな。 でも、"絶対失敗せずにパラパラになる!"とか書いてあると つい試しちゃうんだよね。 で、結果としてやっぱり中華料理店のチャーハンとは ちょっと違うかなと感じると…(ただの料理の腕の問題です)」 と同意しました。 もちろん、お店のチャーハンはおいしいです。 でも、家で作るモチっとしたというかベタベタのも おいしければアリかな?ってことですね。 パ…
今回は発達障害の早期発見・早期支援について 親として感じたところを書きたいと思います。 今、すごい勢いで支援学級や支援学校の生徒が 増えております。 私の次男が通っている支援学級(固定)でも 毎年人数が増えています。 先日、なぜか私が教育委員会の中の先生から 「なぜこのようなことになっているのでしょう?」と いわれたことがあります。 これにはびっくりです。(笑) こっちが教えてほしいです。 さて、うちの次男は支援学級(固定)に通っておりますが きっかけは就学相談です。 何度か書いておりますが うちの次男は発達障害の診断が医師からおりません。 病院も試しに数件行ってみましたが どこも「実際に困っ…
今回は"怒鳴らない"ということについてです。 これもよく心理の相談などで耳にする言葉です。 "怒らない"と言われる場合もあります。 これは"怒鳴る必要がない"、"怒る必要がない"ということです。 とても勘違いをされやすい言葉ですが 「問題行為、迷惑行為、マナー違反は当然ダメ」です。 「怒鳴らない」ことは 「子どもにまったく注意や指摘をしないで育てること」と 勘違いをされる方がいらっしゃいますが、それは違います。 なので、私は以前にも書きましたが 「怒鳴らない、褒める、自己肯定感」ということを 教育関係の方が話をしていると ちょっとモヤってしまうのです。 もうちょっとわかりやすく伝えないと 勘違…
今回は「褒める」についてです。 療育やカウンセラーの先生とお話しするとよく 「褒めてください」 「悪いところよりも良いところを 見てください」 と言われます。 ペアレントトレーニングに行っても まずこの話しから入ることが多いです。 そうすると 「うちの子、褒めるところなんてないんです」 「褒めたいのに怒ることしかしてくれない」 という方が必ずでてきます。 また、感の鋭いお子さんとなると 「褒めても子どもから 「なんか変なの。 誰かに褒めろと言われたんでしょ?」と 反応されて全く効き目がない」 といったお話しも聞きます。 どちらも当然の結果と思います。 大人でもしょっちゅう人から 褒められている…
今回は"障害受容"について 親として思うことを書こうと思います。 まず、"障害受容"って言葉、ご存じでしょうか? 私もいろいろと体験していく中で出会った言葉のひとつですが 「障害を持った人(または家族)がさまざまな過程・段階を辿って 自身(または家族)の障害を受け入れること」だそうです。 人が障害を受容できるまでにはプロセスがあり 「ショック期」「否認」「怒り・抑うつ」 「解決への努力」「受容」 というような流れがあるということです。 今は、"発達障害のある子どもへの早期発見・早期支援"という 世の中の流れのようなものがあります。 これにより園や学校で「この子はもしかすると…?」という子を 心…
カウンセラーの先生に説明を受けた話では、 発達障害には ・自閉症スペクトラム症 ・アスペルガー症候群 ・ADHD ・学習障害(LD) というものがあると聞きました。 これが、はっきりと「あなたはこれ!」と 分かるというわけではなくて 境界があいまいというか併発しているというか、 その子によってそれぞれ特性の強弱のようなものがあり 一人一人が全く違うと聞きました。 それぞれまとめてみますので 興味がある方は参考にしてみてください。
うちの次男は前もって言ってしまうと 発達障害の診断のおりないグレーさんです。 (私はHSCと思っております) まず、私が"発達障害"という言葉を知ったのは 次男が幼稚園年少さんの頃です。 突然、園長先生から 「園のカウンセラーの先生とお話をしてみませんか?」と 声を掛けられました。 まぁ、「若干変わり者の子だな」と薄々感じていた私は 「ではお願いします<(_ _)>」と予約を入れたわけです。 で、予約の日に行ってみると、 カウンセラーの先生から 「発達障害ってご存じですか?」と切り出されました。 その時はなんとなくどこかで一度耳にしたことがある程度の 感じでしたので、 「聞いたことはありますが…
今回は「4.自分の意見を言えること」についてです。 これも自立に向けて必要なポイントです。 社会で生活していくためには 自分の意見が言えないとどうにもできません。 支援学級でいろいろなお子さんを見ていて気づいたのですが お話しをすること自体が苦手な子というのがいます。 こういう問題は、 大人がうまく関わることで絶対に変わってきます。 ただし、最初に書きましたが 睡眠や排便などの体調の問題を抱えている場合は そちらと並行しないとうまくいかないので ここは忘れないでください。 家庭でできるちょっとした関わり方などもありますので そちらも詳しく今後まとめていこうと思います。
今回は「3.たくさん経験をさせること」についてです。 これは最終的に自立させるためには 特に重要なポイントとなります。 進路の問題は親も子もナイーブな話題ですが 私が思うに、親が進路の対策としてできることは 「たくさん経験をさせてあげる」ということに尽きると思います。 経験とは、どこかへ出かけて何かをやらせる、 習い事などでたくさんお金をかけてあげる以外にもあります。 絵が好きなら紙やペンをたくさん用意しておく、 本が好きなら好きそうな本を揃えてあげるでもよいわけです。 親も子も無理しない程度で 何か興味がありそうなこと・熱中してやっていることがあれば 親が情報収集をしてあげて 「こんなイベン…
子育てをしていて詰まったときに 人からよく聞く言葉があります。 それは「怒鳴らない、褒める、自己肯定感」です。 大体、この三点セットです。 特に教育関係の方からこの言葉を聞いたときは 私は "手っ取り早く相手に寄り添った体で伝わる 三点セットワード"と 認識して聞いております。 別に批判しているわけではなくて 「とりあえずどんな親や先生でも これだけは気を付けていれば そんなに間違ったことにはならない」 という意味でおっしゃっているのだな…と 受け取っているということです。 ただ、この三点セットワードは なんとなく全てあいまいな感じがしてしまいます。 毎日、子どもと付き合う側からすると この三…
今回は"2.排泄の習慣をつけさせること"についてです。 この問題も、発達の遅れが気になる子に多いお話です。 "排泄の習慣"と言っても トイレトレーニングのお話しではなく、 排泄自体に問題があるケースです。 偏食が影響していたり、運動不足かもしれないですし もしかすると生まれつきの腸の問題もあるかもしれません。 気になる症状ですが ・1週間に2回以下の排便・排便時に痛みをともなう、または肛門が切れて血が出る・コロコロ便や軟便が少しずつ日に何回も出る・トイレが詰まるくらいの大きなうんち というのが消化器科の受診・治療の目安だそうですので 「たかが便秘でしょ?」「それほど苦しそうでもないし…」と 簡…
まずは「しっかりと睡眠をとらせること」のお話です。 発達に問題を抱える子は "睡眠に問題がある"といった場合が 非常に多いです。 睡眠に問題がありそうなパターンを 2つほど書いておきますので、 お子さんが本当に質の良い睡眠が しっかりと取れているかを たまに見直してみると良いと思います。 1.生活が夜型になってしまっているパターン まずは、家庭に原因がある場合です。 10年20年前に比べ、夜10時以降に就寝する子どもというのが 増加傾向にあると聞きました。 理由はいろいろとあると思いますが、 私も長男が小学生の頃はフルタイムで毎日残業ありな環境で 働いておりました。 長男の平日の流れは 学校か…
子どもと関わるうえで必ず気を付けておかないと いけない部分があります。 それは"自分のメンタル"です。 私が自分の心の状態のポイントとしているのが "何か起こった場合にスルーできるかどうか" です。 これを自分のメンタルの線引きとしています。 やはり親も人間ですから毎日いろいろあります。 ちょっと凹んでる日もあるし なんとなくイライラする日など…。 そんなときは無理することもなく しっかりとお休みすることが大切です。 気の合うお友達とお茶をして気晴らしをしたり 夫婦で晩酌をするのも良いと思いますし、 一人でドラマや映画を見るでもゲームをするでも 音楽を聴くでも良いです。 また、美味しいお菓子を…
将来の自立へつなげるためにも 私が"重要"と思ったことがあります。 しっかりと睡眠をとらせること 排泄の習慣をつけさせること たくさん経験をさせること 自分の意見を言えること の4点です。 「当たり前」と思った方も多いと思いますが これがなかなかくせもので とても注意が必要なことなのです。 また、ここがしっかりとできている場合は 子育ての悩み事というのはかなり減っていきます。 1番と2番は体調面のことですが これができてから3番と4番ができる ということになります。 とにかく体調は最重要なポイントであり ここはどんなことがあろうと おろそかにしないことです。 次回、一つ一つのポイントの情報を書…
最近、ニュースで話題になるワードで 「毒親」、「共依存」、「引きこもり」という 3つのワードがあります。 どれも親子に関係の深い言葉であり、 場合によっては犯罪につながってしまい 社会にまで影響が及ぶことがあります。 私は、この問題の根本的な原因は"自立"だと思います。 "自立"を辞書で引くと 「自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、 自分の力で物事をやって行くこと」 とあります。 この中の「自分以外のものの助けなしで」という部分は おそらくいろいろな捉え方ができてしまう部分と思いますが 私は「他人に必要以上の迷惑をかけないで」という意味で 捉えております。 私が考える"自立"とは…
新しいことを知ることはとても楽しいことです。 本当はどんな子も学びたがっています。 ちょっとの工夫で親も子も前向きになれる方法を 一緒に実践してみませんか? 家族関係・勉強・学校との関係・体調や特性の問題を中心に 我が家で実践してきた方法や 良さそうなものなどをご紹介していこうと 思っております。 また、 「実際こんな風にやってみて良かったよ!」 「こんな状況だけれどどうすればいいかな?」などの コメントも受け付けておりますので ぜひ皆さんと一緒に お子さんとの楽しい時間がどんどん増えるよう 情報共有していければと思っております。 どうぞよろしくお願いします❣
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