2020年3月
少年サッカーを見ていて、もう少しでパスが通りそうで、惜しいと思うシーンがよくあると思います。そのようなシーンで少し注意してもらいたいことがあります。 惜しいようにみえるけど、何回やっても通らないパスもあります。 // これは、私の息子が小学生時代の話ですが、彼は一時期アーリークロスを多用していました。ディフェンダーを挟んでファーサイドに送るパスです。プレーの判断としてはタイミングもよく、味方が触れれば点が入るというプレーです。ところが、息子はいつもストレートのボールを蹴っていました。アーリークロスをストレートのボールを蹴ってもまず通りません。通ったら恐らく受け手のオフサイドです。 アーリークロ…
練習のミニゲームでは、凄い活躍しているのに試合になったらそもそもレギュラーではないとか、さほど活躍できないという子、必ずと言っていいほどチームにいると思います。ご自身のお子さんがそのような状況という方もいると思います。 あくまで私のこれまでの経験での話ですが、そういう子どもの多くは、少し他のチームメイトから敬遠されている子だと思っています。少しの接触でも文句を言ってきたりする子には、ハッキリ言ってしまえば余り関わりたくないというのが他のチームメイトの本音だと思います。 私自身もサッカーをやっていますが、そういう面倒な方には極力接触プレーはしないようにしています。文句言われたら、せっかくのサッカ…
最近、ピッチ上の選手が誰も声を出さず淡々と試合をするチームを見かけることがあります。コーチの声だけが響いているような状況です。 やはりサッカーというのは、いくら少年サッカーとはいえ選手がやるものです。コーチの指示に従ってやらされるものではありません。 選手達が自主性を持ってプレーしているチームには、必ず大きな声を出して適格な指示を出す選手がいます。特にディフェンスの選手が多いと思いますが、こういう選手は非常に貴重な存在です。コーチには分からないピッチに立っている選手自身の考えを他の選手と共有するということは重要です。 勿論、チームが下を向いている時に前向きな声を出すといったことも大切だと思いま…
とある少年サッカーの試合を見ていたときのことですが、初老の監督さんが一生懸命ピッチ上のある選手にアドバイスを送っていました。穏かな口調で、丁寧にアドバイスしている姿が印象的でした。 アドバイスをされていた子は、監督の意図が理解出来ずに何度も同じミスを繰り返していました。具体的には、オフサイドに何度もかかっていて動き方についてアドバイスしていたようでした。 // まだ前半の途中だったのですが、アドバイスが伝わっていないのが分かった監督は、ついにその子を交代させました。流石に我慢の限界だったんだろうと勝手に思いつつも、せめてハーフタイムまでは待ってあげればいいのにと思いました。 ところが、その後意…
少年サッカーの試合を見ていて、この子のキープ力凄いなと思ったら事はないでしょうか? または、自分の子供のキープ力は凄いと感じている親御さんもいるのではないでしょか。 // キープ力があるのはサッカー選手として一つの武器になるのは間違いないのですが、客観的にその子のプレーを見てみると少し違った側面が見えてくることがあります。 そもそも、キープする状況になる状況が良かったのかという点です。前線で一人でキープするしかないとか、パスを通すために相手を引き付けているというのであれば純粋にキープ力があるいい選手だと思います。 ところが、キープ力が目立つ選手の多くはそもそものポジショニングが悪かったり、プレ…
少年サッカーに限らずですが、日本のサッカーではDFというポジションに対する評価が低いと思います。 ヨーロッパの試合を見ていると、ゴール前の大ピンチを防いだディフェンダーがガッツポーズをして味方の選手が駆け寄ってきてハイタッチする場面がよくあります。観客は、そのプレーに対して拍手を贈りゴールを決めたときと同じくらい盛り上がります。 日本では、最近は変わってきたとは思いますが、まだまだディフェンダーの良いプレーに対する評価が低いと思います。 少年サッカーでは、どうしてもゴールを決めた子などオフェンスの選手に目がいきがちです。 もし、ディフェンダーでいいプレーをしている子がいたらぜひ称賛してあげてく…
時々、足が遅くてもプロになっている選手もいるという話を聞きますが、これは嘘です。勘違いしている人もいますが、これはあくまでサッカー選手の中では遅い方という意味です。 本田圭祐や中村俊輔の足が遅いと言う人がいますが、一般人に比べた遥かに速いです。岡崎慎司がプロになってから、トレーナーを付けて足を速くしたという話は有名だと思いますが、そもそも遅くはなかったと思います。 // 言いたいのは、一定の足の速さがないとプロにはなれないということです。ただ、それは努力で必ず身に付くレベルの速さだと思っています。ウサイン・ボルト並みに速いのは努力だけでなく才能の部分が大きいと思いますが、適切なトレーニングを行…
優しいパスは必要ですが、弱いパスは駄目です。味方の走るスピードを落とさないように出したりするのが優しいパスです。 弱いパスというのは、単純に味方がトラップしやすいパスです。学年が上がってくると相手も上手くなってきてトラップミスが大きいと即、ボールロストになります。だからといって、弱いパスでは相手の寄せも速くなってきているので、パスが通りません。 少年サッカーのコーチで強いパスを出して、味方がトラップミスしたときにパスを出した方を怒る人がいますが、あれは大きな間違いです。トラップ技術の低い受け手側の問題です。 チームとして普段の練習から強いパスを出すようにすれば、自然とトラップも上手くなります。…
フットサル習わせたらサッカーが上手くなると思っていませんか?
最近、フットサル場などが主催するスクールなどが増えています。フットサルを専門にやっている子は殆どいないと思います。大多数の子がサッカーをやっていて、サッカー上達のためにフットサルをやっているのが実情だと思います。 ここで重要なのが、サッカーとフットサルは似て非なるスポーツだということです。必要とされるスキルが全く異なります。サッカー上達のためのフットサルスクールであれば、その辺りもきちんと考えて指導してくれると思います。 但し、本当のフットサルスクールの場合は非常に危険です。フットサルはご存知の通りコートが狭く選手も密集しています。確かに足元のテクニックは上手くなると思いますが、それ以上に視野…
日本の昔からのスポーツ文化で、とにかく練習量という言葉をよく聞きます。少年サッカーの現場でもよく聞く言葉です。 私はこの考え方に大反対です。上手くなるかどうかは練習の質、内容です。意味のない練習を長時間行っても上手くはなりません。 // もっと怖いのが、間違った練習を行うことです。例えば、明らかに間違ったドリブルの仕方を練習でずっと続けていると後で直すときに苦労します。一度ついてしまった悪い癖は中々直りません。結果的に練習しない方がまだ良かったというケースも多々あります。 なので、小学生年代の指導者というのは本当に重要です。その指導者が現役だった頃は正しいとされていたことが、今では間違いという…
良く言えば優しい子、悪く言えば大人しい子はサッカーに向かないという話はよく聞くと思います。実際どうなのかですが、やはりサッカーはコンタクトスポーツですので接触プレーを怖がる子は残念ながら向いていないと言わざるを得ません。 ただ、だからといって諦める必要はありません。本人がサッカーが大好きだけと接触プレーが苦手なだけであれば改善する余地は十分にあります。 // 優しい子というのはどうしても強く体をぶつけてはいけないんのではないか、またそのことによって相手に何か言われたら嫌だという思いが強いことが原因であることが多いです。 まず、サッカーというのは体をぶつけ合うことが当たり前のスポーツだということ…
2020年3月
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