旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」2019年12月に、食道癌と診断されて禁酒したの中のひとの日記となりました。 2020年6月10日に切除手術を受け療養中。 アメリカの生活と日常、食道癌の治療の記録になります。
1999年に渡米。アメリカ東海岸在住。 日々の暮らしと出来事と思ったことなどを書いています。
気が付けば、3週間近くも更新していなかった。 10月もおしまいだ。 何故更新していなかったかというと、体調が良くない日が多く、ブログを書くガッツが無かったのだ。 きょうは、ステロイド(デクサメタゾン)を多め(6㎎)に服用したお蔭だろう、少し調子がよい。 2か月ぶりに片道40マイルを運転して、行きつけの床屋さんにも予定通りいけた。 遅い紅葉が加速している。 さて。 ラスベガス、グランドサークルの旅の疲れもようやく抜けたかのかどうかは分からない。 けれどずっと調子が悪かった。 発熱、倦怠感、疼痛、食欲不振、などが主な症状。 抗癌剤治療は、9月の3週目から中断しているので、もう1か月も何の治療もして…
グランドキャニオンの旅行から帰ってきたのが10月3日日曜日の夜。 疲れ果てて、それからほぼ4日間寝込んでしまった。 まーそうなるかもな、と予想して、休みを長く取っておいてよかった。年寄りというか病人の知恵というか工夫だ。 洗濯する気力も無かった。 何とか食べて、あとは寝てるだけだった。 6日の水曜日は抗癌剤の予定だったのだけれど、前日の主治医との面談で、「効果があまり見られず腫瘍が大きくなっている」ということで、次なる抗癌剤の組み合わせと、同時に、私の転移癌に合うタイプのclinical trial (治験)が有りそうということなので、その申請をすると言われ、今週は休薬となった。 どうも、この…
ブライスキャニオン やはり旅は良い。 圧倒的な自然の造形だった。 海底にあった15億年前の地層が7000万年前に隆起して侵食され始めた、なんて事を考えると、もはや人間の身体の寿命など、歳月を数えるうちに入らないのではないかと思ってしまう。 空港から帰りのタクシーの中で考えた。癌になって、ああ、私はこのまま弱って死んでゆくのだ、と考えていたものだけれど、まだまだ、その前に世の中には見たいものや学習したい物事が山ほどあったという思いを新たにした。 ラスベガス、ザイオン国立公園、ブライスキャニオン、レイク・パウエル、ホースシュー・ベント、アンテロープ・キャニオン、ナバホ族リザヴェーション、フォレスト…
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