布団の上の3時

布団の上の3時

布団の上で3時を迎える。朝の3時ではない。夕方3時。つまり15時だ。 今日も何もしていない。パンダならそれでもいいが僕は許されないはずだ。 布団の上をじっと見つめる。 思いの外、髪の毛が落ちている。僕は布団の上に寝転ぶ、あまりにも質量感のない髪に語りかける。 「どうして君は...