「食べ物の思い出」
実は棺の中に、食べ物を入れる遺族は意外と多いです。 昔から葬儀の期間お供えした「お団子」や「一膳飯」を棺に入れることも多いので、「亡くなった後に食べ物に困らないように」という残された人の想いはいつも変わらないものなのかもしれません。 娘の棺にお菓子をたくさん入れてあげたお母さんや、病気で甘い物を我慢していた亡くなったおじいちゃんに「もう食べていいんだよ」と遺族が柏餅を入れてあげたり、息子はカップ麺が好きだったから、棺に入れてあげたいという遺族もいました。プラスチックの容器に入った大量のカップ麺を前に、どうやったら棺に入れてあげられるかと葬儀の担当者さんが頭を抱えていましたが、結局紙製の袋にカッ…
2024/06/12 22:24