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ブログタイトル
終わり良ければ ~亡くなった方が教えてくれたこと~
ブログURL
https://aki0602.hatenablog.com/
ブログ紹介文
納棺士として働き始めて10年。亡くなった方から教えてもらったこと。 死から生が見えてきます。
更新頻度(1年)

12回 / 310日(平均0.3回/週)

ブログ村参加:2020/01/15

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終わり良ければ ~亡くなった方が教えてくれたこと~
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habukiさんの新着記事

1件〜30件

  • 心は当たり前に反応する

    ごく親しい人だけで行う納棺式。 時には遺族同士で、もめることもあります。 小学校高学年の息子さんが交通事故で亡くなった時、お母さんは納棺式の間ずっとベッドの上の息子さんに覆いかぶさり泣いていました。 そのお母さんのお母さん、つまり息子さんにとってはおばあちゃんにあたる方はずっと娘さんを攻撃していました。 お前がちゃんと見てないから、こんなことになるんだ!なんで一人であんな時間に外に行かせたのか!とずっと責めています。 私も息子がいるので耳を塞ぎたくなるような、悲しい納棺式でした。 なるべくおばあちゃんを息子さんの身支度に集中してもらい、お母さんに向いてる攻撃を晒してあげることしかできませんでし…

  • どんな顔で逝きますか?

    亡くなった時、棺の窓から見える顔は穏やかでありたい。 もう、自分は亡くなってしまっているから、どうでもいいと思う人もいるかもしれません。 だけど残された人にとっては、身近な方の死顔は穏やかであってほしいと願うものです。 ご遺族と話をしていると、以前見送った方の死顔を後悔している人は案外多いのです。 別人のように痩せてしまった。 口が開いていて苦しそうに見えた。 お化粧した顔が別人のようだった。 それはその後の人生を変えるような出来事になることさえあります。 最近は少なくなってきましたが、以前は鼻や口から綿が出ていて口元も大きく開いている人も沢山いました。おじいちゃんでも、おばあちゃんでもピンク…

  • ヒポクラテスの誓い

    私が外部講師として携わったている納棺師の学校「おくりびとアカデミー 」の卒業試験が近づいてきました。 今回はコロナ禍の影響で1ヶ月遅れてのスタートになりましたが、その分、努力し学んだ生徒達が、いよいよ卒業です。 毎年のことなのに、今年もまた、生徒達の成長に感動し、巣立っていく寂しさも感じています。これって馴れないものなのかなぁ。 授業では、様々な先生から納棺師として必要な着せ替えや死化粧の知識。葬儀知識や亡くなった方の体の変化や、感染症対策。ご遺族に寄り添うためのグリーフサポートなど、たくさんのことを学びます。 卒業後は納棺師になる人もいれば、葬儀会社や自分のいた職場で学んだことを生かす人もい…

  • 生前葬のススメ

    『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ』 久しぶりの投稿です https://www.twellv.co.jp/program/variety/seizensou/ 先日朝のニュースで『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ』(BS12)が、第10回衛星放送協会オリジナル番組アワードの番組部門<バラエティ>において最優秀賞を受賞したと伝えていました。 今年の3月に放送された番組で、今後再放送等あるかは分かりませんが、又吉さんが間寛平さんの生前葬をプロデュースしていく番組だったようです(見てないので詳しくは分からず) 自分の葬儀について 私がもし死んだら、葬儀はたくさんの人を呼んで、「皆さんのおか…

  • 梅雨のお別れ

    今年は雨が少ないなぁと思ってましたがここ2、3日は梅雨らしい空模様が続いています。 休みの日の雨は、家の中で過ごすにはなんの問題もなく、シトシト降る雨を眺めて 「こんな日に働いている人がいるんだよね」と小さな罪悪感と優越感に浸り休みを満喫しています。 仕事でご遺族のもとに伺うときは、もちろん雨は大敵です。 なぜなら、納棺士は荷物が多い。 まず、メイクバッグ。 この中には沢山の化粧品や筆、ピンセットなどの処置道具、ドライヤーやブラシ、くし、スプレーなどの整髪道具、お顔剃り用のシェイビングクリームや剃刀など、これがないと仕事ができない!と言ってもいいほど大切な仕事道具が詰まってます。 サブバックに…

  • 変わりゆく新しい世界

    最近、納棺師でありながら研修の準備や新卒採用の為に日中はパソコンを、触っていることが多い。 元々事務作業が苦手な上に、オンラインだの動画配信だの初めての試みが多くて1人で調べて、やってみるの繰り返し。 それなら、休みは極力パソコンや携帯電話などのネット系から距離を置いて見ようと心に決めた。 FacebookもLINEも必要最小限にしてパソコンも開かない! じゃぁ、お家時間どうやって過ごすか 映画を見よう!とAmazonプライムで映画を見たり、、、これもネットかぁ じゃ、コロナ太り解消のため身体を動かそう! YouTubeでいい動画があるんだよね、、、これもネットぉ。 じゃぁ、料理でも作るか あ…

  • 紙の上の納棺式

    納棺式というお別れの時間を知ってほしくて始めたブログで、いいお別れは納棺式じゃなくても出来る!という話をする日がくるなんて・・・。 それもこれもコロナのせい💢 葬儀業界の新型コロナ影響は、あまり取りざたされませんが、ご多分に漏れず葬儀の現場でも影響が出始めています。葬儀の現場では立ち合いをせずに、もしくは小規模にお別れをするご遺族が増えています。 本日コロナが原因で亡くなった志村けんさんの訃報が流れ、国民皆さんが、ショックを受けました。特に志村さんのお兄さんが、志村さんの亡骸は直接火葬をし、火葬時にさえ一緒にいれないと涙を流しているのを見て、私も胸が苦しくなりました。 もしかすると、自分の想い…

  • 驚かない技術

    お骨って食べれます? 納棺士の仕事をしていると時々驚くことがあります。こんなご遺族の言葉にも、最近ではあまり驚くこともなくなりました。きっと食べたいぐらい側にいたいんだなって思います。突然身近な人を亡くしたらそんな風に考えてしまうなって。 納棺士の習得する技術に「驚かない技術」というのがあります。と、いうのも、仕事をしていると亡くなった方やご遺族、その他の色んな事に驚かされることあるのです。 お布団の上で寝ている故人様。 お顔の上に掛けてある白い布を取ると目をバッチリ開けてこちらを見てる時にビクっと驚く。 一人きりの安置室での着せ替えやお化粧は冷静に考えると少し怖い状況。 着せ替えをしようとお…

  • 会いたい幽霊

    心霊ブームとピンクレディ私が小学校低学年の頃、心霊ブームで心霊写真とか、怪奇現象が、よくテレビで取り上げられていました。 ちょうど学校から帰る時間、テレビをつけるとやっていた心霊写真の特集が私は怖くて仕方がなかったんです。確か、3時のあなた?っていうワイドショーだったかなぁ。 うちは両親が共働きだったので私が学校から帰っても一人か、4歳違いの妹がいるだけです。心細い時間帯にその番組を偶然見てしまった日は、怖くて怖くて。当時の私は怖い気持ちを振り払う為、大好きだったピンクレディーの曲を全力振り付きで踊るという対処法をあみ出しました。 まさかそんな、幽霊が死ぬほど怖かった私が、納棺士になって死んだ…

  • 亡くなった人に呼ばれる話

    時々 あー、私今日この故人に呼ばれたなって思うことがあります。 例えば、千葉県の納棺式のお手伝いに行った時、そこに来ていた親戚の1人の方に「以前、私の母の納棺式をやっていただいたの覚えていますか?」と聞かれたことがありました。私と同じぐらい、40代後半のその女性は不思議そうに「でも、うちは埼玉県なので違う人かしら?」と話かけてこられました。 埼玉と千葉。まさかと思うと思いますが、これがあり得る話なんです。千葉も埼玉県も東京都内も茨城県もあちこちに出没するので、お会いした可能性はあるのです。 ただ、正直覚えてない。 私は曖昧に微笑んで頭の中はフル回転で思い出そうとしています。 年間400人から5…

  • 死のリセット

    もう、何度も使われ倒したセオリーかも知れませんが、ゲームに慣れ親しんできた子供達が、死んだ人をリセットできる感覚をもっているっていうんですよね。 ある本に、小学生の10%が人は死んでも生き返ると思っている。と書いてあっても、特に驚くべきことではなくなりました。 確かに今のゲームって凄くリアルなんですよ。マリオ時代のチャッラタ チャラララン〜っていう漫画のキャラクターのような主人公の死とは明かに違う。戦争ゲームなんか、どっちが敵か味方か、何の為に戦っているのかわからないままリアルな人をリアルな銃で撃ちまくっている。 死に対して何の情報がないまま、ゲームだけが死を感じる事の出来るツールだとしたら、…

  • 納棺士の求人情報はどこに?

    私が納棺士と知ると、周りから色んな質問を受けることがあります。普段から非日常に暮らす納棺士は、未知の職業なのかもしれません。かく言う私も、納棺士は亡くなった方をお化粧する仕事?ぐらいのイメージでした。 よく聞かれること①どうやったら納棺士になれるか? 納棺士は特に資格があるわけではありません。「私は納棺士です」と言えば明日からでも納棺士になれます。 だから、技術や知識を学び経験を積んだ納棺士もいれば、ご遺体にメイクするだけの納棺士もいます。ピンからキリまでいろいろなのです。 だから本当は頼む人(遺族)が選べるといいなあと思います。葬儀会社にお葬儀を頼むと、その葬儀会社の納棺士または、提携をして…

  • お母さんの匂い

    納棺師はご遺族が安心して大切な方との最後の時間を過ごしてもらえるように、様々な処置の方法を学んでいます。しかし、そこには必ずご遺族の思いも吹き込まないと納棺師の自己満足になってしまうこともあります。 以前お手伝いした40代のお母さんの納棺式では私自身いろいろな事に気づかされました。 アーモンド色のフローリングと白い壁と大きな2面の窓から見える緑が眩しいリビングでの、納棺式です。 リビングの中央にベッドが置かれ亡くなったお母さんが寝ています。お母さんの横には、小学校低学年の弟さんと高学年のお姉さんがちょこんと座っていました。 葬儀の担当者とバタバタと、廊下に置かれている荷物の片付けているお父さん…

  • 年末年始の納棺式

    【火葬場もお正月はお休み】 12月30日からお正月月三が日までは、殆どの火葬場が休館日になります。 通常、納棺式を行うタイミングで1番多いのは通夜の前です。 長く火葬場がお休みになるということは、亡くなった人が火葬されずどんどん貯まっていくわけです。 年末亡くなった方はなるべく火葬場の休館日前に火葬したいし、お休み中に亡くなった方もなるべく早く火葬したい、、、。 という訳で年末年始は火葬場がとても混雑し、火葬できず日延する方も多くなってきます。 日延することが多い年末年始はご遺体の保管の仕方に大変気を使います。 ご遺体の腐敗が進み、ご遺族が辛い思いをすることは葬儀担当者や納棺士がもっとも避けた…

  • 年の瀬も納棺士に休みなし

    ブログをはじめて、3カ月。 葬儀業界、年末年始も仕事があれば休み無し。 それでも今年はありがたいことに、31日〜2日までお休みをいただきました。 しかし、弊社に在籍の45名の納棺士のうち、3/2の納棺士が年末の今日も走っています。 そんな中、今年始めたブログについて振り返ってみると、、、。 何度も言い訳してますが、 元々文章を書くのが苦手な私はテーマを決めることも、スピードも、書く技術もないのでサラサラと日常を描くなんてことは出来ないのです。 2、3行で全く書けなくなったり、書いたり消したりを繰り返し、悩み、、、と時間がかかるのです。 ところが、神様からのプレゼント。 三回目の投稿でびっくりす…

  • 結婚式と納棺式

    葬儀業界にも繁忙期がありまして、11月後半から2月ぐらいまでは、とてもバタバタしております。 そんな中、体調崩して気がつけばもう、12月です。 令和最初の11月22日のいい夫婦の日に、沢山の芸能人が結婚した後に書いたブログを今頃ようやく投稿です^^; 結婚式と納棺式どちらも人生という節目となるセレモニー。 私が結婚式を挙げた25年前。結婚式は有名ホテルでお色直しは2回、3回が当たり前。100名の招待客も決して多くはありませんでした。 私も、仙台駅前のホテルで100名近い招待客とお色直しを1回しました。 ホテルのプランには、ゴンドラから降りてくるとかドライアイスの煙の中から新郎新婦が登場するとか…

  • 最後の会話

    深い悲しみから逃げたくなる時死別を体験したご遺族の悲しみは、はかり知れないものがあります。 悲しんでる人の側にいるって大変です。 しかし、私たち納棺士は「納棺式」というお別れの場でご遺族のお手伝いをする仕事です。 側にいる覚悟を持たなくてはならない。 、、、とは思っていても 胸が痛み逃げてしまいたくなるほどの悲しみに触れることもあります。 もうだいぶ前の話ですが、お子さんを亡くされたご遺族の話です。 ご自宅におうかがいした時はクリスマスの時期でお部屋の中には小さなクリスマスツリーが飾ってありました。 整理整頓されたお部屋には子供の写真がたくさん飾ってあり、亡くなったお子さんの妹さんが、リビング…

  • 弱り目に祟り目

    秋の花粉症がずっと続いてる。毎年のことだけど今年は症状が酷いなぁと思っていたところに発熱。 腰も痛いし、インフルエンザ?病院に行ったところ風邪とのこと。 あまり熱が出ない体質だし、二日酔い、腰痛以外に体調が悪いこともあまりないのに、どうしたんだろう?と、このところの生活を振り返ってみる。 先月末に友人が亡くなったとの訃報が入いりました。 自殺ということもあり、葬儀は家族の手で既に行なわれていました。 最後あった時、彼女は私の仕事の愚痴に「こんなに好きな仕事に出会えてよかったね」と言ってました。 彼女は鼻をグズグズしていた私を心配して、無理矢理自分のマフラーを巻いてきて、満足そうに笑ってました。…

  • 納棺士の腰問題

    やってしまいました。 腰問題。納棺士にとって、腰痛は職業病です。この世での最後のお風呂、「湯灌の儀式」は、お湯を20ℓのタンク二個に入れて移動しますし、自分より重い故人を抱えてご移動することもあります。 着せ替えをする時も、お体が大きい方だとスッという感じではなく、よいしょーと起こすことになることも。 布団や棺に寝ている方へメイクや、処置を行う際も全て中腰です。 書いてるだけでも腰が痛んできそうですが、納棺士とはそういう、日々の腰をいじめているような仕事です。納棺士に腰痛は付き物と言っても過言ではありません。 私達、納棺士の仕事は葬儀会社からの依頼で始まります。私達納棺士は葬儀会社の下請け会社…

  • ラジオ収録

    ラジオ番組にお呼ばれしました! 栃木放送。是枝つぐとのおみおくり百科 是枝社長は小金井の葬儀社の社長で、普段から大変お世話になっております。そして、グリーフサポートの仲間(先輩)でもあります。 めちゃくちゃ緊張しましたが、お二人のパーソナリティが空気を作ってくれます。 是枝社長と並んでいるのは、 埼玉県民がみんな聞いてるNACK5。GOGOMONZでお馴染みの高橋 麻美さんです。 こう言ってはアレですが、ラジオなのに無駄に可愛い!!顔が見えないのが勿体ないです。 顔ちっちゃい!私、顔も体も貫禄あり。 麻美さんがすごく奥に座っているように見えます笑 因みに横並びに座っているんだけどね。 終わった…

  • 普通の主婦のわたしがなぜ納棺士になったのか?

    告白をすると、自分のことを普通の主婦というのはだいぶ語弊があると思っています。私は妻として、母親としては「ポンコツ」です。四角い部屋を丸く掃除し、冷蔵庫の中で人参がミイラになっていたりします。裁縫も料理も得意ではなく、子供たちは早いうちから料理やボタン付けは自分で出来るようになっていました。それは私が教えたわけでなく必要に駆られてそうなっただけ。 納棺士になる前、私は保険の営業の仕事をしていました。数字を上げることで評価されることや、会社の経営者の方々と直接話ができる事にやり甲斐や、楽しさを感じていました。 しかし、ある出来事で私は役に立つ仕事ってなんだろう。と悩んだ時期がありました、 ある日…

  • ブログには向かない体質の私が伝えたいこと

    ブログをあげるって大変ですね。 だって、ブログって「私はこう思うんですよ」って発表するようなものです。周りからどう思われるか心配な人にとって、すごくハードル高いんです。遺族との一場面を書くときは、嫌な思いする人がいるんじゃないか?誤解をされるんじゃないか?と何度も消したり、書いたり・・・。 B型自由奔放!私がしたいようにするわ~!という仮面をかぶってますが、間違ったことしたくない、バリバリの長女気質なんです。 これは、完全に向いてないですよね それでも、葬儀業界に入ってから、私の中には伝えたいこと、これって変だよねってことが少しずつ積み重なっていきました。 これって変だよね ある納棺士が、ご自…

  • 音の記憶

    先日、自宅で子供達が小さい頃の映像を整理していると亡くなった父の映像が出てきました。 今では25歳、24歳の息子達が、映像のなかでは、まだ、4歳、3歳ぐらい。父の膝の上で夕ご飯を食べて笑ってます。 こんな映像が、あったのかと懐かしい気持ちになりましたが、子供達と話す父親の声を聞いた時、本当に突然に涙が「わっ」と溢れてきました。 亡くなってからもう10年経つのに父の声を聞いただけで、こんなに心が揺れて涙がでることに驚きました。 その時気付いたのですが、私はそれまで父の声を忘れていたんです。 父の顔や手は、今でも直ぐに思い出せるのに、不思議です。 もしかしたら、耳からの情報「音」の記憶は、留めてお…

  • 最後のお出かけに来ていく服は?

    映画「おくりびと」で本木さんが納棺師という職業にスポットライトを当ててくれたのは、もう、10年以上も前の話。 綺麗な所作で着物を着せる姿を見て、全ての納棺師がご遺族の前で着せ替えが出来るかというと、実はそうではありません。大抵の納棺師は2名で1人が体を支え協力しながら着せ替えを行います。ご希望がない場合はご遺族が立ち会わない準備の時間に行う事がほとんどです。 数少ない、見せる着せ替えを行う納棺会社に私が席を置いているのは、ご遺族との着せ替えに私自身こだわりを持っているからです。 ご遺族の多くは不安を抱えています。初めてお会いする家族に、は心を開いて貰うためには、なるべく多くの時間を一緒に過ごし…

  • 新人納棺士さんに学ぶこと

    納棺士になって10年が過ぎ研修や教育する側となり、なんだか偉そうなことを言ったりしてます。 納棺士になるには、資格があるの? と聞かれたりしますが、資格などはなく先輩納棺士について覚えていく職人のような世界です。 とは言え、最近は大学を出て納棺士になる人も増えてきました。以前の様に「見て習え!」が通用する訳はなく、社内の研修制度も充実してきていると感じてます。 例えば、ご遺体の変化や処置を学ぶ「遺体衛生」や葬儀にはつきものの「宗教学」や「マナー」など知識も詰め込みます。 しかし、やはり社内研修よりも実際の納棺式に先輩と行き、学ぶ方が数倍身につく事があります。 先日も新人納棺士と一緒に70代の女…

  • お化け屋敷と納棺士

    私は人に感謝されることに慣れていません。 お気づきかもしれませんが、私の妻や母親としての能力はかなり低くめです。忙しくなると部屋が汚れてくるし、夕ご飯のおかずも大量に盛られた、野菜炒め1品なんてこともざらにあります。子供や夫からのありがとうより、私がごめんねと言うことばかりです。 納棺師になりたての私はとても調子に乗っていました。 それは自分がしたことに対して「ありがとう」といわれる経験が極端に少ない主婦が急に「ありがとう」といわれる仕事と出会ってしまったからです。 私は自分が遺族の救世主になれるかもしれないなどという馬鹿な妄想に憑りつかれていました。 青白くなった顔に赤みを足し、薄くお化粧す…

  • 女医と語らう

    とある休日。 池袋芸術劇場のおしゃれな喫茶店で、待ち合わせの相手を待っています。 彼女と初めて会ったのは、1年前のサムライナイトというイベントでした。この異業種交流会で初めて私は女医という肩書きの名刺を頂きました。セクシー内科医の上原暢子さんがやっているワークショップ 「一回死んでみるWS」 https://ameblo.jp/nobuko1025/entry-12452256919.html 振り切ってる! 見取りをしてきた、死を間近に見てきた彼女にしかできないセミナー。 しかも、全国各地で一回死んでみたい人が集まっているらしいから驚いてしまう。 でもね。 会うとわかる。 彼女の発する言葉に…

  • 穏やかなの顔を目指して

    誰もが大切な人の死は安らかであってほしいと願います。 私の父は癌でなくなりましたが、病院で過ごした最後の数時間、人の死が静かであることに驚きました。呼吸が少しずつ、深くゆっりとなり、体に付けられた計器の音だけが病室に響いています。 決して苦しんでいなかった父の顔さえ、黄疸で顔色が変わり、抗がん剤の影響で痩せて髪や眉毛もなくなっていました。その顔は体を動かすことが好きだった元気な頃の父の顔とはかけ離れていました。もう苦しくないんだね、そう思うのが精一杯でした。 葬儀までの数日間に、徐々に私の頭の中には「なんで〇〇しなかったんだろう」という言葉が溢れてきました。何でもっと会いに来なかったんだろう。…

  • 人は死ぬとどこに行くのうでしょう?

    天国?空の上?それとも「無」なのでしょうか? 納棺式というお別れの場で、遺族は亡くなった方にまるで生きている人に話しかけるように言葉をかけます。当たり前の話ですが、棺に入る人はもう生きてはいない人です。 しかし、大切な人を失った遺族の中では、生きていないはずの故人が納棺式という短い時間の中で何度も生と死の間を行ったり来たりします。 私は納棺士としてたくさんのお見送りのお手伝いをしてきました 納棺式という時間の中で、遺族は故人との生きていた頃の思い出のかけらをみつけ、その人とのつながりを感じ、今はもう生きていないその人の生きていた意味を探そうとします。 畳屋さんのお父さんの納棺式では突然亡くなっ…

  • 天使になった子供達

    小さな子供の納棺は何度経験しても心が痛くなります。 ハナちゃんは2才の女の子です。昨日までお父さん、お母さんにかわいい笑顔で大好きな絵本を読んだり、お父さんの脱いだ洋服を洗濯機へとトコトコ歩いて片付けたりしていました。 しかし、突然死は家族からハナちゃんを無理やりちぎり取りました。 家に着くと奥からお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえます。本当の事を言うと、中に入るのが怖くてしかたがありません。私に出来る事があるのかなと不安で足がすくみます。 どんなに入るのが怖くても、葬儀の担当者と打ち合わせをした後、自宅へお邪魔することになります。 部屋には小さな布団と絵本や赤…

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