エレンを解剖してみよう。
煩悩に効く作品は 下へ突き落としながら 螺旋を描いて上昇していく 作品だ(相反するものの一致・重力と恩寵)。二重螺旋に身を任せていれば 生きやすいのか、それとも 私は二重螺旋さえもぶっ壊したいのか。しかしどちらにせよ 性そのものを見つめること、ある程度は流れに乗ることでしか先を照らせない。柵(性)というものが前提としてある。 その柵に囚われることと その柵を見つめることと どう差があるのか。 見つめることは囚われることでもある。囚われることが全てを包括しているから。 彼女(彼)はイエスを愛していた と言うとき 彼らは人間の 魂と肉 の揺らぎについて考え続けた人たちだったのだということがわかる。…
2020/09/29 23:09