書棚の奥から古い一冊の本が出てきました。昔、東京神田の古本市で買った本です。古紙のにおいが、知的好奇心を刺激します。カルタゴ古代貿易大国の滅亡アラン・ロイド著大本彰子訳河出書房新社古代ローマの時代、ローマ帝国と地中海をはさんだ対岸にあったカルタゴという都市国家。その歴史を綴った一冊です。都市国家カルタゴは、アフリカ大陸にある現在のチェニジアの首都チェニスのそばにありました。カルタゴは、紀元前814年に建国され紀元前146年に滅亡しています。わずか750年間。ローマ帝国の侵略により、カルタゴは地図から消えました。都市国家カルタゴは、海洋民族フェニキア人が造ったと言われています。フェニキア人は、英語のアルファベットの基礎を作りました。海の商人で多大なる富を行きかわせるために、合理的な言葉が必要だったんでしょう...カルタゴ古代貿易大国の滅亡「歴史は繰り返す」・・・考えさせられる経済都市国家カルタゴ滅亡の教訓