Salesforceには無料の「Scan to Salesforce」というアプリを使うことで、名刺からリードデータを作成することができた。その「Scan to Salesforce」は2024年5月31日にサービスが終了する。「Scan to Salesforce」のサービス終了はSalesforceユーザーにとっては大きな問題だが、同等の機能を持つ無料アプリは存在しない。有料サービスや有料アプリの利用を検討しているユーザーもいるが、有料サービスの多くはサービスがプラットフォーム化しており、名刺管理だけでなく他の様々な情報を管理するサービスとなっていて利用料が高い。また名刺をスキャンしてテキスト情報を抽出する精度や速度にも問題があったりする。このような理由から有料サービスや有料アプリを使う決断をしていないユーザーもいるだろう。有料サービスが使えないのなら、Salesforceや他のクラウド環境を利用して名刺取り込み機能を開発してはどうだろうか。名刺取込機能の自作は難度が高そうに見えるが実は可能だったりする。そこで今回はSalesforceで名刺画像スキャンしてリード作成する処理を作る方法について紹介する。