「資格」ではなく「場」の共有によるタテ社会--そうした社会であれば日本でなくても同調圧力や自粛警察は生まれる:『タテ社会の人間関係』
社会を成り立たせる構造として「資格」による社会と「場」による社会があるそうです。 資格による社会は横(同業者)のつながりが強く資格によって集団を移動することができます。一方、場による社会は目に見える枠がないため、実質は烏合の衆です。組織を保つためにはその内部で結束を強化する必要があります。そのため構成員の相互接触が高まり、エモーショナルな関係が重視されます。 いう間でもないことですが、日本は後者の場による社会です。資格と言った明確な基準がないため、絶えず「ウチ」「ヨソ」を意識。そうしないとずるずると枠がほどけ、社会構造は溶解してしまいます。場による社会というのは日本に限ったものではないようです…
2020/08/31 21:02