赤い豆電球は夕やけ、火星…
子どもが赤い豆電球にした電気をずっとみている。 それをただ見ているだけなのに急に息が荒くなったり、落ち着いたり。 大人になりそんな子どもをみると、 「眠たいのかな?」 「お腹が空いた?」 と子どもの体調を考えてしまう。 でもそうではない。 もうすっかり忘れてしまっていたが、僕が子どもの頃もこんな瞬間があった。電気や壁、それを見ているだけなのに、子どもの頭の中では色んな世界が広がっているんだ。 大人になってもそんな経験はある。 例えば同じ漢字をじっと眺めていたら「意味がわからなくなった」「文字がバラバラになった」。 たとえば議会の… 「議」 じーーーーっと、この漢字を舐めるように見ていくと 「言…
2020/10/31 08:36