chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
神様と仏様の藤語り https://chikaru414.blog.fc2.com/

神社仏閣・日本神話・古代史について語ります。 好きな神様は出雲系・水神様・龍神様。 仏様は定義山西方寺を崇敬。伊達家家臣の末裔です。

スサノオ様・スセリヒメ様・クシナダヒメ様推しです。 日本の神話は現実の古代史を反映している派なので、謎解き記事を書いています。 神話情報に偏りがちなので、考古学方面も勉強中です。 呪術都市仙台の話題も。

chikaru414
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/12/06

arrow_drop_down
  • 書評:古事記外伝 正史から消された神話群 藤巻一保

    まずは、筆者のあとがきより引用させて頂きます。>私の乏しい読書量で言うのも気が引ける が、これまで読んできたさまざま な『古事記』に関する著作 から、磯わたる風の香や、潮騒の響きを感じたことは、多くはない。>『古事記』で語られている神話は、どの角度からアプローチするにしても、海からの視点抜きには見えてこない。そうした思いから、核になるポイントのいくつかに焦点を当てて本書を書いた。(引用終わり)そして、...

  • 案外、大国主はモテない。その5

    タカミムスビが、国譲りの後もなお、大国主(大物主?)に、まだお前信用できねーから俺の娘と結婚しろや、ということで新妻になったのが三穂津姫(ミホツヒメ)で、名の由来は美保(ミホ)に住んだから、……というのですが、本当かなあ?ミホツヒメの子孫は語られていないし、既にミホススミという女神がいたので似た名前の女神を設定して打ち消そうと出してきたか、ミホススミ=ミホツヒメ=タカミムスビの娘で天津神だよ~という...

  • 案外、大国主はモテない。その4

    ここで思い出されるのが、八重垣神社の壁画です。スサノオとクシナダヒメ、そして両親のアシナヅチ・テナヅチ夫婦。……という微笑ましい一家に加えて、何故か女神アマテラスとその娘イチキシマヒメ。スサノオ様が困り顔のように見えるのは、検索画像がたまたまそう見えたのでしょうか。実物を見たことがないのでよく分かりません。でも、クシナダヒメ様が何やら機嫌が悪そうだ、という感想は今まで何回か見かけたことがあります。そ...

  • 案外、大国主はモテない。その3

    ここでは同一説は脇に置いて、ヤガミヒメも正妻スセリヒメ様の宮にひとりでのこのこやって来たのではないということです。大国主がヤガミヒメを因幡から連れてきたんです。ヌナカワヒメの地元にはには悲劇の伝説があり、オオナムチから逃げて殺されたり自死したり、夫がいたが戦争になり殺されたりと、古事記のエロいロマンスとは程遠い状態なのですが、『能登半島まで来たところで逃げた』→『オオナムチが部下に追わせた』という...

  • 案外、大国主はモテない。その2

    私がかねてから気になっていたのは、大国主が何人の姫にしたところで、遠距離結婚ではその姫が産んだ子供が自分の子であると、どうやって納得するんでしょうか?ということです。結果的に特定の女性が寵姫になりふたりでイチャイチャならほぼ間違いないのでしょうが、元々政略結婚なんですから色っぽい歌を贈り合ったところで動機は打算です。伝えられているだけでも大国主を振った女は2人いる(ヌナカワヒメの地元伝承を入れると...

  • 案外、大国主はモテない。その1

    大国主は、大袈裟であるにしてもどうして180人とか181人とか子を設けることが出来たのか?当然に、それは妻の数も多いからです。大袈裟でなく、本当に180人くらいいたとしたら、妻神も最低20人は必要でしょう。少なくない!?と思われそうですが、この時代は避妊なんてありません。不妊症の女性もいる一方で(スセリヒメは子が記されていない為、子供なしとされることも多い)、多産の人は多産です。オオトシ妃・天知迦流美豆比売...

  • ヒルコと恵比寿。その3

    さて、本来の物語は不明ながら、人々に愛され親しまれるようになった福の神・ヒルコ。ヒルコのままで祀られていることもありますが、良くあるパターンは七福神のエビス様です。釣り竿と鯛をを抱えて満面の笑顔の、でっぷりとしているのもまたふくふくしい感じの、福しか感じないような神様です。えびす、という名前はエミシとかと同じで、中華様が自分たち以外は全て蛮族として勝手につけた蔑称に由来するそうですが、どうして蔑称...

  • ヒルコと恵比寿。その2

    日本書紀の異文には、大雨の中スサノオは蓑笠(みの&かさ。なまはげみたいなアレ)を纏ってとぼとぼ歩き、宿を求めても「お前悪い神じゃん。泊めねーわ」と断られるシーンもあります。そうした苦難を経て天を去り下界に降ってみると、泣いている夫婦&美少女を見付けて、ヤマタノオロチから守って助けてやろうとスサノオは思います。巨大な怪物を仕留める為に知恵を絞り策を練り、戦うのが冒険と試練のストーリーです。スサノオは...

  • ヒルコと恵比寿。その1

    『かそいろは 哀れと見ずや 蛭の児は 三歳(みとせ)になりぬ 脚立たずして』(両親はあわれと思わなかったのだろうか。ヒルコは三歳になっても、一人で立ち上がることもできなかったのに)この歌を作ったのは大江朝綱(おおえのあさつな)という9世紀終わり~10世紀の人物であるので、その頃にはヒルコが可哀想という共通認識が広まっていたことになります。その後民衆受けするのは堅苦しい(?)日本書紀ではなく物語性の強...

  • 大己貴=八島士奴美神だとするとどうなるか真面目に考えてみる。その3

    刺国若比売=クシナダヒメ天之冬衣神=スサノオ刺国大神=テナヅチ・アシナヅチの《稲田宮主○○之八箇耳》という(○○にはスサorスガが入る)であれば、記紀あわせて天之冬衣神×刺国若比売で子は大己貴、という構図が成立します問題は、古事記のオオナムチには、八十神(やそがみ)と言われるほど数多くの兄が存在します。古事記を合体させてヤシマジヌミ=オオナムチだとすると、ヤシマジヌミにも数多くの兄弟がいなくては辻褄が合...

  • Wikipediaの鹽竈神社に嘘が書いてある件。(2023/01/19現在)

    ※ 大己貴=八島士奴美神だとすると~シリーズの最終話は明日の更新でup致します --------------------そして、タイトル通りです。wikiからそのまま引用します。この航空写真の下の文章>1975年度(昭和50年度)撮影の国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成写真左には伊達家の守護神が祀られている鹽竈神社左右宮が仙台城に相対するように南南西を向けて置かれ、主祭神が祭られている鹽竈神社別宮...

  • 大己貴=八島士奴美神だとするとどうなるか真面目に考えてみる。その2

    オオナムチに弟妹がいても、母親がスサノオ様の嫡妻で出雲女王であるクシナダヒメの子なのですから、せめて政治王の地位を優先して継ぐ権利があったというのもありそうな話なのですが、問題なのはオオトシとウカノミタマの母神が神大市比売という、真意が甚だしいことを示す名を持ち、無視出来ない地位を持っていたと思われる(しかし謎の)女神だということです。オオナムチ×女王クシナダの息子だからといって、ヤシマジヌミは簡...

  • 大己貴=八島士奴美神だとするとどうなるか真面目に考えてみる。その1

    古事記と日本書紀の記述が一致しない。なんていうのは、困ったことにあるあるなのですが、ふと今回のタイトル通りのことを思ったのです。実は私、オオナムチの出自については結構持て余していました。古事記の記述によると、スサノオ×クシナダヒメで生まれた子は、ヤシマジヌミ一柱のみです。そして、スサノオ×オオイチヒメの間に生まれた子はオオトシとウカノミタマです。スサノオ様の神裔として語られるのはこの三柱だけなのです...

  • 阿多の女王・木花咲耶姫と下照姫:その3

    片やオオヤマツミの娘で天孫の妻である女王。片やオオクニヌシの娘で兄とそっくりな天津神の妻であった、きっとスセリヒメ後継者。どうして、同じ名前を持っているのでしょうか?わかりません。こんな記事を書いておいて何ですけども、気付いた時私は驚くばかりだったのです。サクヤ様の神阿多都比売は知っていて、まるで出雲の神屋楯比売(スセリヒメ)と対を成すような存在だなとは思っていたのですが、シタテルヒメについては夫...

  • 阿多の女王・木花咲耶姫と下照姫:その2

    その、サクヤヒメと同じ異名を持つ姫。一般的には《下照姫/シタテルヒメ》の名で知られている、オオクニヌシ×タキリヒメの娘で、同母の兄はアジスキタカヒコネ。兄と同じ顔の男と結婚しちゃった不思議なお姫様です。(そして夫の喪屋を兄に吹っ飛ばされたという不憫)そして、異名も不思議です。並べますと下照比売、高比売命、下照姫命、高姫命、稚国玉、等下にいるのか上に居るのかどっちだよ、と微妙にイラッとする名前です。で...

  • 阿多の女王・木花咲耶姫と下照姫:その1

    コノハナサクヤヒメと言えば、地上に降りて何もしてない(エピソードが無い)ニニギ尊が、ナンパしてプロポーズを一気にやった絶世の美女です。あまりの美しさに、和歌のひとつも贈るのを忘れたほどです。コノハナサクヤヒメは、推定3人姉妹(イワナガ・チル・サクヤ)で阿多の地で育ち、その3姉妹の中では末っ子だったと思われます。よく出雲は末子相続と言われますが、系図を見る限りでは高天原勢も結構末子相続です。イワナガ...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その6

    古語で海をワタと言ったんだよ、っていうのは正しいと思うのですが、『わた』と『うみ』はどう読んでも聞いても近くない。『わた』と『うみ』の語源は別経路から入って来たように感じます。そして、世間一般では意外にも『うみ』の由来が謎で、『わた』が何であるかの方がよく知られているようです。私がごちゃごちゃ言うよりも、こちらの日本語の起源について(58)を読んでくれた方が早いです。※ 『うみ』の語源は先程紹介し...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その5

    《須佐之男=須佐の女王の夫》ならば、歴史上何代も続いていた可能性があるので、あまり世代を気にしなくてもいい神様だと思います。スサノオの数々のエピソードをお上の検閲で殆ど削られてしまった出雲国風土記が、かろうじて『神須佐乃烏命』と書き残したスサノオという祖神の名、或いは複数の出雲王のイメージの習合は、一体となって祖霊信仰の対象であったのではないかと思います。そうであるならば、オオヤマツミの娘・テナヅ...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その4

    イワナガヒメ登場は異文二以降です。異文二では、オオヤマツミは父と記述され、イワナガヒメは妹だけ召されたことを恥じて、子孫の命は短く散るだろう、と呪ったことになっています。異文六でやっと、古事記風味な物語が登場します。ニニギ尊 「あの波頭の立っている波の上に、大きな御殿を建て、手玉もころころと機織りをしている少女は誰の娘か?」事勝国勝長狭(ことかつくにかつながさ古事記の塩土老翁) 「大山祇神の娘たち...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その3

    サクヤ・イワナガ姉妹がふたりだけで同じ宮殿にいたのは、同母の姉妹だからなのでしょう。尤も、スセリヒメ様は根の国でパパ・スサノオと一緒に暮らしていたようなので、父の手元で育つこともあるのかもしれませんけど。っていうか、しばらく前に仰天したのが、日本書紀でニニギがサクヤ様をナンパした場面です。皇孫がこの美人に、「あなたは誰の娘ですか?」と問われた。すると、「私は天津神が大山祇神(おおやまつみのかみ)を...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その2

    本当に、高天原サイドは男系男子万世一系だったのでしょうか?オオヒルメの娘や姪がサクヤ様、サクヤ様の同左がアヒラツヒメ、という流れなら女系でも納得出来るのに、系図にはそう書いていない。※ 私はオシホミミはスサノオのダミー、ウガヤフキアエズは別の神話の登場人物で山幸彦ヒコホデミミと神武ヒコホデミミは同一だと思っていますので、豊玉姫=玉依姫=アヒラツヒメだと思っています。神武がアヒラツヒメという嫡妻を廃...

  • 古代の巫女王と政治王の跡継ぎはどう決める?その1

    私が記紀を読んでいて、困るなあと思うのは、その系図が男系であることです。卑弥呼没後、男王だけで政治をしたら国が乱れた程度に、民が崇め心の拠り所にしているのは女王の方なのです。いくら権力とか武力とか振り回していても、政治王は崇められる人にはなれても、民の心の拠り所にはなれない。何せ、神降ろしをするというのは、《神そのものになる》ということであるので、民草から見れば巫女と神は大した差はなかっただろうと...

  • 書評:生駒の天孫ニギハヤヒと稲蔵神社 森田一彦 著

    久しぶりの書評です。この本はamazonで見た限りでは電子書籍のみで、お値段も432円と非常にお安いです。実際、この本が紙本になっていたら、とても気軽に読める厚さだと思います。さて、この本は、稲倉神社の現職神職(執筆当時)である森田一彦氏の著作です。神職さんの著作というのは、非常に珍しいですよね。私が読んだことのある神職さんの本は、学生社の『出雲大社』のみです。(こちらはそこそこ分厚い)でも、出雲大社の千...

  • オオヒルメってニニギ尊の母神だったりする?

    私のようなアマチュア神話考察班(?)の中で、女神アマテラスは紛い物だと思っている人はかなり多いと思います。その中で、本当のアマテラスは男神であり要するにニギハヤヒだと思っている人も多いと思います。私も、そっち派なんですけど、大日孁(オオヒルメ)ってどこいったんでしょうね?とふと思いました。大日孁の「孁」って、日本が勝手にでっち上げた国字で、これ読んだ中国の官僚達は、東夷のアホどもがアホなこと書いて...

  • 須佐の芹姫:その2

    私、過去に色々スセリヒメの『すせり』が何なのかもう苦し紛れの考察をしたことが有るんですけど、最近結局これがシンプルで、実際の答えなのでは?と思っているのが、すせ:スサノオの「スサ」の転訛り:語調を整えるひめ:姫・王女・女王つまり、『須佐姫』→『須佐の女王』という、それだけです。詳しく言えば、テナヅチと同じ@@宮主賛狭之八箇耳(@@のみやぬしすさのやつみみ)です。宮、の前を空欄にしたのは、住んだ場所...

  • 須佐の芹姫:その1

    スセリヒメ様推しの人なら、多分私と似たようなことをしたことがあるのではないのでしょうか。『すせり』という美しい響きの名前に心打たれる→ Wikipedia スセリビメを読んで憤慨する。「勢いに乗って性行が進み高ぶる巫女」とか品の欠片も無い事を書いた奴控え目に言って1万回氏ね。→ 自力で古語辞典で「すせ」とか「せり」とかの意味を調べてみる。→ これと言った意味を見出せない。敢えて言うなら野菜の「芹」???→ 「芹」っ...

  • 歳神様の大年神・御年神・稲田姫・宇迦之御魂:その3

    スセリヒメ=ウカノミタマとまで思わない人も、系図を見て「何で年神の妹が秦氏の祖神なんだ?まあ穀物神で兄妹にしてみたんだろうけど」くらいは思います。私も、宇迦の宮殿に住んだ女王はスセリヒメ様なのに、どーして!!宇迦之御魂は秦氏の神なのよ!!!頭を抱えることしか出来なかったこの問題。古代出雲への道・年神とは?の著者様に全力で感謝したいです。詳しい事情はリンク先にありますので、先に結論だけ。秦氏と関係な...

  • 歳神様の大年神・御年神・稲田姫・宇迦之御魂:その2

    祟り神・御年神の話はまたの機会にするとして、私が意外だと思ったのは、歳徳神(としとくじん、とんどさん)という歳神様です。>陰陽道で、その年の福徳を司る神である。年徳、歳神、正月さまなどとも言う。by wiki図柄は王妃のような姿の美しい姫神の歳徳神。中世にあれこれあってスサノオ様が牛頭天王と習合したので、その妃であるクシナダヒメ様と同一神と見なされるようになったとのこと。中世のこととは言え、結びつけられ広...

  • 歳神様の大年神・御年神・稲田姫・宇迦之御魂:その1

    我が家の神棚は神棚と言うほどりっぱなものではなく、お札を立てかけるように差し込んでおくタイプで、特に榊を飾ったりお供え物をしている訳では有りません。でも、本格的?にお正月を迎える作法を御存知の方は、そこに『歳神様』も祀るのでしょう。その、お祀りする紙?くらいは私も見たことはありますが、そのくらいです。そして、グーグルで『大年 wiki』のキーワードで調べると、一番上に出てくるのがWikipediaの『年神』です...

  • 稲田姫が2人いる可能性。その3

    明けましておめでとうございます。年始めにこの話題からで申し訳ないのですが、あまりにも長い名前は、生前尊号の可能性もあるんですけど、死後に称えて贈られる諡号が多いと思うんですよね。仏教で言うなら戒名みたいなものです。長くないヤシマジヌミでも、「八島」は「多くの島々」、「士」は「知」(領有する)、「奴」は「主」、「美」は「神霊」と解し、名義は「多くの島々を領有する主の神霊」という、十分に偉そうな名前で...

  • 稲田姫が2人いる可能性。その2

    古事記によると、アシナヅチも稲田宮主須賀之八箇耳神で、こっちはこっちでいかにも王の名前です。ただし、こちらのスガノヤツミミ神という名は、スサノオがアシナヅチに与えた名前だという記述になっているので、始めから持っていた名なのかどうかわかりません。日本書紀は、本文よりも異文の方に謎解きの鍵が多い気がするので、古事記の《童女》発言と合わせると、スサノオが出雲に来てまず初めの妻としたのは、稲田宮主賛狭之八...

  • 稲田姫が2人いる可能性。その1

    今まで、ヒメヒコ制で統べていたであろう兄妹神を何度も語ってきましたが、同時に姫神の所に婿入りしてきた男神が新たな政治王になる、というパターンも見てきました。例えば 大屋毘古×大屋津比売 ※抓津比売との関係は不明 アシナヅチ×テナヅチ 長髄彦×ミカシキヤヒメ(長髄姫) 射楯神(五十猛)×神屋楯比売(スセリヒメ) ※私見 大年×宇迦之御魂(スセリヒメ?) ※推定 狭穂彦×狭穂姫 ※ヒメヒコで国を治めようとしたが...

  • 続・豊(トヨ)と櫛(クシ)の一族。その2

    《速日》はさておいて、ここから本筋に戻ります。肥国については到底私の手に負える訳がないので、國學院大學にお任せします。また、古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【27】もお勧めです。筑紫国由来の血筋が「クシ」で、豊国由来の血筋が「トヨ」だとしたら?私は、諸々の理由で、蘇我氏は出雲の系譜なんじゃないかと思っていたんですが、どうしてもその仮説を阻むものがあったのです。それが「豊」。蘇我氏は皇...

  • 続・豊(トヨ)と櫛(クシ)の一族。その1

    以前、ある情報を得て「豊」と「櫛」の元はこれだ!!…と思っていたのにすっかり忘れていて、先日別経路から同じ情報に再度出会ったので、もうコレ運命かもしれない。古事記の国生み神話なんですが、次生、筑紫島。此島亦、身一而、有面四。面毎有名。故、筑紫国謂、白日別。豊国、言、豊日別。肥国、言、建日向日豊久士比泥別。熊曾国、言、建日別。訳:(隠岐と壱岐の)次に、筑紫島(九州)を生んだ。この島は体がひとつで4つ...

  • 神話にはどうして兄と妹しかいないのか?その2

    祇園信仰の八坂神社がスサノオ様の八王子として挙げるのは以下の順です。・八島士奴美命 - オオナムチ自身かオオナムチの先祖・五十猛命 - 大屋毘古命と同一神とされることもある・大屋津比売命 - 五十猛命の妹・抓津比売命 - 五十猛命の妹・大歳神 - ニギハヤヒ・宇迦之御魂神 - 稲荷神・大屋毘古命 - 五十猛と同一神とされることもある・須勢理比売命 - スサノヲの愛娘として登場するオオクニヌシの正妻これ、確かにスセリヒメが...

  • 神話にはどうして兄と妹しかいないのか?その1

    ……と、タイトル通りのことを、私は予てから思っていました。名前がお揃いの場合がわかりやすいのですが、別の場合も有ります。兄:大屋毘古(オオヤビコ/五十猛)妹:大屋津比売(オオヤツヒメ)妹:抓津比売(ツマツヒメ)兄:長髄彦(別/トミヤビコ)妹:長髄比売(別/トミヤヒメ・ミカシキヤヒメ)兄:大年妹:宇迦之御魂(性別不明だが女神像がある)兄:阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネ)妹:下照比売(シタテルヒメ/高...

  • 古代の「子供の名前は母親が付ける」ルール。その3

    という訳で、1.コノハナサクヤヒメの火中出産2.その息子ヒコホデミミ尊が妻を失う話3.その息子ウガヤフキアエズの養育に豊玉姫の妹(玉依姫)が当たる。4.養育係で叔母の玉依姫がウガヤフキアエズの妻にスライドする…という三世代に渡る4つのエピソードを、垂仁天皇と狭穂姫、そして謀反を起こした狭穂彦とで、一代で全部やっているのです。この類似は、何かを暗示しているのか、単にテンプレなのか。垂仁天皇の後日談で...

  • 古代の「子供の名前は母親が付ける」ルール。その2

    山幸彦と豊玉姫の別れとよく似ているというのは、第11代垂仁天皇の御代、《狭穂彦王の叛乱》と呼ばれる事件です。また、このエピソードは、ニニギ尊×コノハナサクヤヒメ、ウガヤフキアエズ×玉依姫、の時代のお話とも不思議なくらい被っています。記紀どちらも大筋は同じなのですが、古事記の方がよく纏まっていると思うので、《狭穂彦王の叛乱》の要点を書き出してみましょう。尚、サホヒコ&サホヒメ兄妹の漢字表記は日本書紀に寄...

  • 古代の「子供の名前は母親が付ける」ルール。その1

    今回のお話は、『歴史』カテゴリに入れようと思います。古代日本にあって、姉もしくは妹という存在は、彼女たちの兄弟にとってとても重要で神聖な存在でした。というのは、姉妹が兄弟に神秘的な力を授けてくれる、という信仰があったからです。その信仰の延長線上にあるのが、男女神ペアで祀られていたはずの女神の方が迫害されるという現象です。有名どころでは瀬織津姫様ですね。ネットの普及で封印どころか大人気の女神様に返り...

  • 女神天照~神武天皇の系譜って、実はそんなに長くない。その4

    ~注意喚起~ウガヤフキアエズの存在を信じている方は、静かにページを閉じて下さい。不快になっても当方は責任を負いません。コメントもご遠慮下さい。 ---------------------------何故、ウガヤフキアエズが消えるのか。Wikipediaを引用しますが、>『日本書紀』によれば、鸕鶿草葺不合尊が誕生した産屋は全て鸕鶿(う)の羽を草(かや)としてふいたが、屋根の頂上部分をいまだふき合わせないうちに生まれ、草(かや)につつま...

  • 女神天照~神武天皇の系譜って、実はそんなに長くない。その3

    長男からしてスサノオ様のダミーなんですから、残りの4柱もかなり怪しい。天穂日命:出雲臣(いづものおみ)、土師連(はじのむらじ)等の祖神。天津彦根命:凡川内直(おおしかふちのあたひ)、山代直(やましろのあたい)等の祖神。活津彦根命熊野櫲樟日命まあアメノホヒは今でも出雲大社の宮司さんが、末裔であると誇りにしていらっしゃるようなので微妙ですが、豪族って有力な神様の子孫だと自称して偉そうにするものなんです...

  • 女神天照~神武天皇の系譜って、実はそんなに長くない。その2

    記紀共に、宗像三女神はスサノオの子で、5柱の男神はオオヒルメの子ということに落ち着いていますが、これが歴史というリアルなら、いいとこ娘がひとり、男児がひとりかふたり、だと推測します。理由は、宗像三女神が、三位一体の『比売神』だから。日本書紀の異文では出生順がゴチャゴチャで、伝承も複数存在した程度にどの島にどの姫が祀られていたのかも編纂時には不確かだったのでしょう。古事記と先代旧事本紀を読み比べて神...

  • 女神天照~神武天皇の系譜って、実はそんなに長くない。その1

    女神アマテラスとスサノオの誓約(うけい)という謎の占いによって5男3女、計8柱の神々が生まれたのですが、『神話は神話であって歴史ではない』学者様に対して、『神話は歴史を反映している』派の日本神話ファンは、この誓約とやらを神秘的な現象と捉えている人は少数派なのでは?と統計を取った訳でもないのに勝手に思います。日本の神話では、神は産まれるんじゃなくて『生じる』んですよね。或いは、神話の始めの神様は『成...

  • 五十猛と須世理比売。その4

    五十猛を盛大に祀っている神社と言えば伊太祁曽神社で、別名を大屋毘古としているようなのですが、伊太祁曽神社はもとは大屋彦神を祀っていた(五十猛ではなかった)という情報をネットで複数見かけたのですが、断言するソースを見付けることが出来ませんでした。紀国で木の神として信仰されていた大屋毘古に、スサノオと共に木種を持ち帰った伝承を持つ五十猛が習合した、或いは人為的に同神であると習合させた、という説です。確...

  • 五十猛と須世理比売。その3

    スセリヒメはクシナダヒメと同じように、《八》の末子で跡取り娘です。スセリヒメは素晴らしい美女であった模様ですが、オオナムチがスセリヒメを欲したのは、出雲の巫女王か次期女王であったからです。スサノオ様も愛妻家で知られる男神ですが、「その娘を嫁にくれたらヤマタノオロチを倒してやる」という条件を付けたのは、八人姉妹の末っこ姫である美童女クシナダ(古事記表示・童女。日本書紀の異文では母テナヅチはまだ妊婦だ...

  • 五十猛と須世理比売。その2

    スセリヒメ様は、日本書紀は無視、古事記はオオクニヌシとの出会い&結婚エピソードやオオクニヌシと交わし合った歌まで残しているのに、系図には全くその名が記されているので、世間では「まあ子供がいなかったから後の世に関係しないと思われたのだろう」程度の扱いのようです。でも、スセリヒメを完全に葬りたかったなら、日本書紀みたいに「スサノオはクシナダヒメを娶りオオナムチを生みました」とサラッと流せばいいんです。...

  • 五十猛と須世理比売。その1

    私の男神の推しは圧倒的にスサノオ様なのですが、最近並ぶ勢いで急上昇してきたのが、五十猛兄さんです。←馴れ馴れしい五十猛と言えば、スサノオ様と一緒に新羅に往復した、スサノオ様にとって一番頼りになる逞しい青年(当時)だったことでしょう。その後、二柱の妹姫を伴い、木の種を九州から播き始めて日本中を青山にした神様で、有功神(いさおしのかみ=大変に功績のあった神様)とも呼ばれています。何かもうカコイイ。日本...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その10

    この時代、同母のきょうだい結婚はあったと私は考えています。聖徳太子の時代には、異母兄妹・姉弟の結婚はあるあるだった一方で、同母のきょうだい婚は禁忌になっていたようです。しかし、同母の兄妹の悲劇の恋物語が複数散見される程度には、「そういう発想」がリアルに有り得た時代でもあったと思います。有り得た背景は、「同母きょうだいでも結婚出来た時代が過去にあったから」でしょう。兄妹・姉弟のヒメヒコ制が、そのまま...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その9

    ところで、古事記では海幸彦をつとめた火照(ホデリ)の名は日本書紀には登場しないのです。逆に、火明は古事記では三兄弟から外れています。日本書紀で古事記の火照ポジションに登場するのは「火闌降/ホスソリ」か「火明/ホアカリ」です。「火明」については既に述べた通りですので、もう兄弟としてカウントしなカウントしなくていいです。ただし、「ホスソリ」は本文にしか登場せず、この時に火酢芹はでてきていないので、発音が...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その8

    豊玉姫は「出産を見ないで欲しい」と言われていたのに、櫛に火を付けて覗きに行くとか、やることまんまイザナギじゃんね。イザナミは恥を掻かされたと激怒してイザナギを追いかけましたけど、豊玉姫は真逆に去ってしまうのです。【本文:訳】「もし私を恥かしめることがなかったら、海と陸とは相通じて永久に隔絶することはなかったでしよう。しかしもう恥をかかされたから、どうしてこれから睦じくできましょうか」【異文一:訳】...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その7

    その後、所謂海幸彦と山幸彦のお話に入るのですが、古事記の場合は異文がないので、 兄:海幸彦=火照(ホデリ) 弟:山幸彦=火遠理(ホオリ)というキャスティングで固定されます。何の罪もない兄・海幸彦が軽率でチャラい弟・山幸彦にとっちめられる、とても胸糞悪いお話です。胸糞悪いけど、日本の昔話って訳わからん理不尽なのって割とあるような気がするので、本当は記紀とは無関係に存在していたんだと思います。海幸彦は...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その6

    サクヤ様はニニギと口も利いてくれないし、夜這いしに行っても中に入れてくれない=レス になった模様です。この後、ニニギはサクヤ様と仲直りしたエピソードも無く、古事記で結構ダメ男の大国主とスセリヒメが仲直りしてイチャイチャエンドしたのとえらい違いです。ニニギ・サクヤ夫妻のこれって、離婚だよね。現代みたいに書類を役所に出すとか必要ないし、そもそも結婚だって妻問いにOKされましたってことだけで、一夫多妻とか...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その5

    だったら《天孫》の天火明ことニギハヤヒとその子孫に、そのままヤマトを統治させておけばいいじゃない?なのにニニギ、……本人じゃなくて、何故かニニギの曾孫が現れて「俺が新しく来た天孫だから譲れ」とか訳わからん。さておいて、話はまたニニギ×サクヤ様の御子神に戻します。まだ有るんですよね異文。ニニギから男系末子の流れが目出度くヒコホホデミ尊(ホオリ/山幸彦)に繋がったんだから、もうそれでいいじゃん、と大抵の人...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その4

    そして、ニニギがサクヤヒメを見初めるのが何故か「浜辺」なんですよね。目の前海じゃん。何で山の神の娘が浜辺にいるんだろ?母か父か知らんけど、ここは親がワタツミ(海神)の方がしっくりくる場面です。サラッと書かれているけど、意味も無くわざわざ異文まで設けて書くとも思えないので謎です。そして、この異文でバナナ型神話が登場します。堅固な石よりもすぐ腐るバナナを選んじゃったので、人の寿命が云々という神話の定型...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その3

    古事記では三柱のみの《大御神》。イザナギ神は、神々の祖。アマテラス実はオオヒルメは皇祖神。アジスキタカヒコネは……神武に出雲とヤマトを奪われて以来、初期の天皇は出雲(賀茂)系の皇后を迎えているのです。4代天皇までの皇后は素人でも系図を辿れるし、どこに書いてあったか8代までは皇后は賀茂系だったとか。つまり、アジスキタカヒコネは皇后という建前の巫女王たちの祖と言いたいのでしょう。出雲の宗家は滅んだのに、...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その2

    実は、アマテラス系も古事記によれば天孫ニニギからは末子相続(ひとりっ子含む)で、初期の天皇までその傾向が続くので、出雲に限らず天津神勢も末子相続の文化が根強かったようです。それなのに、日本書紀の本文が神武帝の祖父に当たるヒコホホデミ尊(実は神武帝の幼名?と同じ名だったりする)が末子ではなかった、しかも三兄弟の真ん中というのが意外です。日本神話って、「真ん中は空気」って言われているくらいですから。例...

  • 火須勢理/火酢芹/ホスセリ、そしてスセリヒメ。その1

    日本書紀に登場する謎の神・火酢芹(ホスセリ)。古事記では火須勢理と表記されます。――――と、安易に同一神とは言えない、という見解があるようです。というのは、古事記ではスッキリと第一子火照命(ホデリ=海幸彦)、第二子が火須勢理命(ホスセリ)、第三子が火遠理命(ホオリ=山幸彦)と言い切っているのに対し、日本書紀の方は本文の他に「一書曰く」から始まる異文が何パターンもあって、火酢芹(ホスセリ日本書紀表記)が...

  • 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命と須世理比売。その4

    イチキシマヒメというと、真っ先に宗像三女神が思い付きますが、姉妹の「タキリヒメ」「タギツヒメ」と、水が滾る様を表す判りやすい水神であるのに、イチキシマヒメだけが「斎/いつき」の巫女姫の名前なのが異質です。別名の「サヨリヒメ」もサ=神、ヨリ=寄りつく、という意味でやはり巫女なのです。姉妹ふたりがどちらも水神であり、実際に宗像で海神として祀られているという状況から、やっと水神だと判る。ズバリ言えば、イ...

  • 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命と須世理比売。その3

    私、古文の、特に和歌の授業が大嫌いだったんですよね。それは、「掛詞/かけことば」の所為です。掛詞:和歌などにおける、同音異義を利用して1語に2つ以上の意味を持たせる修辞技法の一つ。(wiki)っていうやつで、高校生の時の私は駄洒落じゃんつまんねーと思ってました。どの辺「をかし」なのか全然わかんなかったんですよ。※ 因みに今でも駄洒落じゃんと思っています。でも、古事記は万葉仮名で書かれている程度に駄洒落だら...

  • 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命と須世理比売。その2

    得体の知れない女神アマテラスの荒魂だなんて、瀬織津姫が不当に貶められているようで、これだけは伊勢神宮の嘘吐きと悪態をつきたい気分。それに、撞賢木厳之御魂天疎向津媛という名前の意味も考察や意見が割れていて、「長々しい名前だけど結局日向の巫女っていう意味しか無いでしょ」とか、中には「小賢しく天(朝廷)に逆らう田舎女」とか容赦無い解釈もあったりして、あまり評判がよろしくない。※ イツ=神聖・清浄と解釈す...

  • 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命と須世理比売。その1

    このブログで何回言ったか覚えていませんが、私はスセリヒメ様推しです。スサノオ様(この御方も推し)の愛娘、出雲の末っ子姫にして誇り高く美しき女王。すせり、という名前までお美しい姫神様を、どうして崇めずにいられましょうか!!嫉妬深い妻としてdisられギリシャ神話の女神ヘラにそっくりなど言う人もいるようですが、だから何です?ゼウスは女という女に出を出しまくる結構どーしようもない天界の王ですが、当然に、后(...

  • 秋篠宮皇嗣殿下のお誕生日

    秋篠宮皇嗣殿下、お誕生日おめでとうございます。上皇陛下の御代から、紀子妃殿下と共に最も忙しく、誰にも誇ることなく、公務に取り組んで下さっていたこと、有難く思います。お体にお気を付けて、お健やかにお過ごし下さい。秋篠宮皇嗣殿下と、悠仁殿下に申し上げます。すめらぎいやさか。...

  • 綾門日女と須世理比売と宇迦之御魂。その5

    松江市宍道町の宇賀神社。祭神 宇賀能売命(うがのめのみこと)由緒・特殊神事 大國主大神、御親猟の犬垣であるを以て地名を犬垣、故に犬垣神社とも云う。明細帳には祭神宇賀能売命とあるが、宇賀廼止女命であって地名も宇賀之女なるも、なまって岡ノ目と云う。ちょっと読んだだけではよく判らなかったのですが、取り敢えず、この宇賀神社は別名犬垣神社です。オオクニヌシの猟場の犬垣が由来であり、犬垣は犬が田畑へ侵入する...

  • 綾門日女と須世理比売と宇迦之御魂。その4

    東北住まいの私は土地勘が全く無いのでわかりませんが、その由緒書き通りなら、山から山へ結構な距離を逃げに逃げています。妻問いされた女性が逃げるというのは当時の風習だそうですが、全力で逃げてしまったら結ばれませんので「形ばかり逃げる」レベルだったと思います。古事記のヌナカワヒメが(先日の記事をふまえて敢えて限定する)、妻問いに来てイライラしてる感じの「八千矛」に対して、逃げはしませんでしたが戸は開けず...

  • 綾門日女と須世理比売と宇迦之御魂。その3

    そして、まずは宇賀神社(うがじんじゃ/出雲市平田町口宇賀町)、出雲国風土記に見える「宇加社」です。祭神は、大己貴命、綾門姫命。島根県神社庁の公式HPによると由緒・特殊神事延喜式 神祇神名下十の巻、出雲国一百八十七座。出雲郡五十八座の中に、「宇賀神社」とある。 「出雲国風土記」の「宇賀の郷」の条に、【郡家の正北一十七里五歩。天の下造らしし「大神命」、「神魂命」の御子、「綾門日女命」を誂ひ坐す。汝、女神肯...

  • 綾門日女と須世理比売と宇迦之御魂。その2

    出雲風土記曰く宇賀郷(うかごう)。:出雲市の国富町北端・口宇賀町南部・奥宇賀町南部・別所町東部付近郡家の正北一十七里二十五歩の所にある。所造天下大神が、神魂命の御子、綾門日女命(あやとひめ)に求婚なさった。そのとき、女神は承諾せずに逃げ隠れなさったときに、大神がうかがい求められた所がこの郷である。だから宇加(うか)という。北海の浜に磯がある。名は脳磯(なづきのいそ)。高さ一丈ばかり。上に生えた松が...

  • 綾門日女と須世理比売と宇迦之御魂。その1

    今回のタイトルは、アヤトヒメとスセリヒメとウカノミタマ、三柱の女神の奇妙な共通点をお話しします。綾門日女というと、妻問いしてきたオオナムチを袖にした、いいとこのお姫様です。何しろカミムスビの娘ですから。まあ、カミムスヒの御子神は1500とかいるらしく、神話の中の「カミムスビの子」という記述は、出自を誤魔化す為に使われる常套句的な雰囲気を醸している気もするので、高貴な出雲サイドの神または人物ということし...

  • 悲劇の姫神・ヌナカワヒメ:その2

    例えば、伝説のひとつにこのようなものがあります。ヌナカワヒメがブスだったのでオオクニヌシと夫婦仲が悪く(ニニギ尊並のカスっぷり)、能登国に至るもとうとうヌナカワヒメは逃げた。(中略)追っ手はヌナカワヒメを見失い、周囲に火を放った。あぶり出そうとするもヌナカワヒメは出て来ず、姫の御魂を祀った。…って、焼死したんだよね……?悲惨すぎる。こんなの、泣くしかないよヌナカワヒメ……イワナガヒメに手を付けずに実家...

  • 悲劇の姫神・ヌナカワヒメ:その1

    ヌナカワヒメ。ヌ=美しい玉、ナ=の上代の格助詞、カワ(川。翡翠が取れる糸魚川かその近辺の川であろうか)。という大変麗しい名を持つ姫神です。縄文時代に日本全国で大量に出回っていた翡翠(玉にして身を飾る)は全て糸魚川産(近辺を含む)というくらいに、日本は此処以外の翡翠の産地は存在しない、富を産む聖地。ヌナカワヒメとは、そんな土地の巫女姫だったのでしょう。私はスセリヒメ様推しなので、ヌナカワヒメは嫌いで...

  • 豊(トヨ)と櫛(クシ)の一族:その3

    興味深いのは、推古天皇が「トヨ」の「カシキヤヒメ」なのに対し、「クシ」にも「カシキヤヒメ」がいるということです。それは、古事記では「トミヤビメ」と表記され、日本書紀では長髄媛(ながすねびめ)、櫛玉姫命と表記される、ナガスネヒコの妹にしてニギハヤヒ妃・御炊屋姫(ミカシキヤヒメ)ミカシキヤヒメの「ミ」は敬意を示した接頭語でしょうから、どちらも「カシキヤヒメ」であり、「櫛」のニギハヤヒ妃は大和の旧勢力の...

  • 豊(トヨ)と櫛(クシ)の一族:その2

    超有名なニギハヤヒですが、もっとシンプルな異名には櫛玉命というのもあります。尤も、櫛玉命(クシタマノミコト)を名乗る神・人物は他にもいるので、一定の条件を満たせばクシタマノミコトを名乗れるのかも知れません。また、神社に「櫛玉彦/くしたまひこ」が祀られていてニギハヤヒだろうと思われ、「櫛玉比売」は妻のトミヤビメなのでしょう。そして、この御方も「クシ」です。出雲国一之宮熊野大社の御祭神、熊野大神こと加...

  • 豊(トヨ)と櫛(クシ)の一族:その1

    敢えて、神様カテゴリではなく「歴史」カテゴリにしてみました。古代の王は、男女一対でした。私は邪馬台国の存在については懐疑的なのですが、「女王国」は大小いくつもあったと思っています。というのは、女王>男王で神を下ろすことが出来る巫女の影響力の方が圧倒的に大きかったからです。邪馬台国で言うなら、卑弥呼が女王で「男弟」が仕えていたことになっていますが、多分この男弟が男王(政治王)なんですね。なんかもう、...

  • 少彦名が出雲大社にいない?:その2

    三柱の共通点は、誰が欠けてもオオクニヌシはオオクニヌシたり得なかった、ということです。だからこそ、たかが?貝の女神なのに嫡后スセリヒメ様の近くに祀られているのでしょう。そう言えば、元々出雲の祭祀王(女王)はスセリヒメなので、スセリヒメ様の婿にならなかったらオオナムチは出雲の政治王にはなれなかったんですよね。ここまで、オオクニヌシを支えた女神が揃っているのに、相棒スクナヒコナが居ないのはおかしい。神...

  • 少彦名が出雲大社にいない?:その1

    ネットサーフしていて知ったのですが、スクナヒコナって出雲大社に祀られていないんですね。国造りの相棒・スクナヒコナが常世の国に去ってしまって(多分死亡)、海を照らしてやって来た大物主(男神アマテラスのオオトシ)が助けてくれるまで、大国主が途方に暮れていたくらいの主要キャラにして義兄弟のスクナヒコナ。スクナヒコナって、本当にウザいくらい大国主とペアで祀られている事が多くて、お前ら夫婦か状態。たまには隣...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その9

    実は、ヒメタタライスズヒメが女王だった、というのが卑弥呼=ヒメタタライスズヒメ説の根拠になっています。この時のヒメタタライスズヒメは、『夫がいない』。卑弥呼に夫はいないという記述から、何となく独身のおばあさんっぽいイメージがありますが、既に夫に先立たれている未亡人、という解釈も出来る訳です。この場合じゃあトヨは誰?に対する答えは、第四代懿徳天皇の皇后、天豊津媛命(あまとよつひめのみこと)になります...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その8

    天皇であって天皇ではない。謎かけみたいな言い方をしてしまいましたので、説明します。その時代は大王で、天皇は天武からでしょ?とかいう話じゃなくて、神武天皇は彼単体では大王にはなれなかったんです。筑紫の日向で産まれ『15歳で立太子した』とありますが、何処の王に認められた立太子だよ。ヒコホホデミ(神武)は吾平津媛(あひらつひめ)という次代の巫女姫を娶らなければ、日向の阿多の王候補にもなれなかったということ...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その7

    仮に応神は孫だった説が当たっているとすると、それは失われた国記や帝紀に記されていて、おそらく日本書紀の編纂に口を出し放題だったはずの持統天皇は、それを知ることが出来る立場です。持統天皇は息子の草壁皇子を天皇にする事が出来ぬまま亡くしてしまい、孫の軽皇子(本来は『王』だけど持統の意向で皇子扱い)を企みます。記紀神話では、天照大御神という《女神》が皇祖神で、天孫降臨と呼ばれるように地上に降り立ったのは...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その6

    推古-聖徳時代に、神降ろしという巫女性が歴代の皇女達に受け継がれていたのかどうかわかりませんが、祟りを恐れた天皇から八咫鏡を押し付けられた倭姫が、天照大神に相応しい祭祀の場所を探し求めて流浪したように、後の世で未婚の皇女が斎宮や斎院として神社に送られたように、女性の持つ神秘性や神に仕えることの出来る特殊な力は長い間信じられており、それが令和の世でも黒田清子様に受け継がれているというのは、何とも気の...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その5

    尤も、トミヤビメには推古天皇とは決定的な違いがあって、ミカシキヤヒメ以外の異名は櫛玉姫命、櫛玉比女命、櫛玉比売命という、『豊/トヨ』ではなく『櫛/クシ』の女王だという事です。クシの女王の代表例は櫛名田比売(奇稲田姫)でしょうか。そして、饒速日自身も、先代旧事本紀によれば、皆さん御存知の所の 天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあまのほのあかりくしたまにぎはやひのみこと)という異名、…と...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? 10

    出雲の流れを引く皇后は第三代安寧天皇の時代も続きます。皇后は鴨王(かものおおきみ。って凄い名前だな!父は皇子かよ的な。ちなみに父は大物主or都味歯八重事代主で、異名は櫛御方命)の娘、渟名底仲媛(ぬなそこなかつひめ)。初期天皇達の皇后については、日本書紀の一書に『綏靖天皇から孝安天皇の5代の皇妃は「磯城県主の女」となっており、『書紀』本文では、孝霊天皇の皇后も該当することが次の孝元天皇の記述から分かる...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その4

    前回挙げたうちの後者・天知迦流美豆比売(ミズヒメと読む)は、名前からして明らかに水神です。人気の瀬織津姫がニギハヤヒ嫡后で、瀬織津姫=イチキシマヒメであるのならば、水神属性の天知迦流美豆比売の可能性が一歩先んじる気もします。でも、トミヤビメ=ナガスネヒコの妹神も捨てがたい。何故なら、兄ナガスネヒコはトミビコとも言い、つまり巫女王トミヤビメと共にヒメヒコ制で国を治めていた政治王であると考えられるから...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その3

    ニギハヤヒと同一とされるのが『大年』なのですが、子が『御年/ミトシ』で孫が『若年/ワカトシ』なのです。※ ワカトシの父はミトシ神ではなく羽山戸神なのですが、重要な系譜が御年神から羽山戸神に移ったのかも知れませんつまり、全員名前は同じ『トシ』なのですが、区別する為に世代が上のトシを『大年』と呼び、子神は『トシ』と呼び捨ては憚られるので丁寧に『御/ミ』を付け、孫は『大』に対する呼称として『若』を付けたのだ...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その2

    ところで、突然ですが、宗像三女神は元々一柱の『比売神』に集約され、それが現世に出るとき一身となりスセリヒメ又は道主貴と呼ばれるという説があります。私が見付けたのは『神別系譜』という書物ですが、この『神仏系譜』は、様々な言い伝えを記録しているので、スセリヒメはスサノオ様の五世の孫(しかも五十猛から見て四世の孫)でオオナムチの伯母という衝撃の系図も載っています。※ つまりこの系図ではオオナムチはスサノ...

  • ヒメヒコ制や夫婦統治はいつまで続いたのだろうか? その1

    私はさほど邪馬台国については調べていないのですが、邪馬台国はどうやらヒメヒコ制だったようです。そして、卑弥呼は姿を見せないのに国が治まっていたのは、男弟なる人物が卑弥呼の神託を聞きつつ政治を担当していたからでしょう。そして、卑弥呼の死後男王だけで国を治めようとしたけれども国が乱れたので、卑弥呼の血筋の少女を女王に据えて(複数のクニの『協議して共に』決めたのではなく、『男王と共に』男女統治にした、と...

  • アІイІヌІ先І住І民族説お断り。

    ブログの説明文にタイトルの文言を付け加えたのですが、それでもしつこくコメントを付けてくる粘着テープがいますので、本文でも言わせて頂きます。神様と仏様の藤語り日本の神話と歴史、神社仏閣が好きです。秋篠宮家を崇敬。富l家l伝承及び徐І福伝説、日ІユІ同І祖І論、アІイІヌІ先І住民族説は信じていませんので、コメントはご遠慮下さい。ここに、シュメール文明云々も付け加えようかな。各人がオカルトとして楽しむのは構いま...

  • 記事やコメントの文字が勝手に太字になる件について

    何やら突然、複数の記事とコメントが太字表示になってしまいまして、理由は不明のまま、こうすれば直るんじゃないかな???と試行錯誤の結果、記事の文字サイズはどうにか通常に戻せました。※ 私のPCでは普通に表示されていますでも、コメントを表示させると太字なんだなぁ…こっちは打つ手無しなんだけど、読むのに支障は無いと思うのでこのままにしておきます。...

  • アイヌの遺伝子は縄文人に近くても『先住民族ではない』。その3

    もしアイヌの人口の方が多く、広い北海道の地を全征服してアイヌ王国を作れるレベルだったら、北海道の人々のY染色体からD系は滅びていたことでしょう。何故Y染色体の系譜が重要かというと、戦争が起こると征服サイドは被征服サイドの男を殺し、女性を陵辱し子供を産ませるからです。その結果、被征服サイドのY染色体は激減し、時には滅び去り、征服者のそれに取って代わられる。それが、人間が織りなしてきたおぞましい歴史です...

  • アイヌの遺伝子は縄文人に近くても『先住民族ではない』。その2

    私は、先住の縄文末裔の方が人口は多かったと考えています。だから後に混血したアイヌには縄文人の遺伝子が多く残ったのです。武力さえあればごく少数の人間が大勢の無力な人間を支配するなんてのは歴史上良くある話です。というか、人間の文明が発祥し《王》を頂くようになってから、人間の社会はどこでもピラミッドで、支配する人間は力を持った少数で足りるのです。そして、私より詳しい人がいくらでもいるので結論だけ述べます...

  • アイヌの遺伝子は縄文人に近くても『先住民族ではない』。その1

    アイヌについて判明しているのは「13世紀頃に北海道にいた」ということです。当時青森にいた縄文・弥生の緩やかなミックスである和人と交易をしていました。私の子供の高校教科書(日本史B・山川出版社)には『古代には「続縄文文化」を経て、擦文文化やオホーツク文化が広がっていたが、それを経て13世紀にはアイヌの文化が生まれた』『アイヌの人々のうちサハリンに住んでいた人々は、モンゴルと交戦しており、モンゴルの影響は...

  • 例えばの話、何でも瀬織津姫とかいうの、私は好きじゃないんだよ。

    神様や神話や神社の謎に嵌まると、「自分の説」っていうのがある程度出来上がってくるのね。で、ありがちなパターンは、何でもお気に入りの神様に結びつけたくなってくる。何でも瀬織津姫と同神とか、何でもスサノオ様と同神とか、何でも岐神とか、色々あるんですけど、自分と御縁がある気がする神様について入ってくる情報、実は無意識に選択した情報を集めると、いつの間にか奇跡みたいに繋がって自説を裏付けたような錯覚に陥る...

  • 思い付き:イワナガヒメって実は織姫なんだよね。

    コノハナサクヤヒメが織姫のひとりっていうのは神話を読んでいればわかる(天孫ニニギが機織りをしていたサクヤヒメをナンパしてすぐ求婚)のですが、機織りをしていたのはサクヤヒメだけじゃないんですよね。多分、姉のイワナガヒメとチルヒメも機織りをしていた。天の川の傍にいる織姫が天帝の娘というやんごとなき身分であるように、機織りって高貴な女性のお仕事です。何せ、高天原でアマテラスやらワカヒルメやらも機織りして...

  • 思い付き:天津甕星(アマツミカボシ)ってさー。

    この神様も異名が多い神様ですが、カガセオ(私は何となくこの名前で覚えてた。かぐや姫みたいに輝いちゃってる系のイメージで)で検索したら、wikiは天津甕星の表記だったので、記事のタイトルにはこちらで行ってみました。その異名を列記しますが、天香香背男(あめのかがせお)。星神香香背男(ほしがみかがせお)、香香背男(かがせお)、天背男(あめのせお)、天村雲命(あめのむらくものみこと)。ちょっと待て最後のはヤマ...

  • 私が日ユ同祖論から一歩引く理由。

    結論から言うと胡散臭いからです。まずは、ガラパゴス言語日本語とか、1万6千年前の縄文土器とか、D系Y染色体とか、そういう大局に目を向けましょうよ。どうも、日本人は「日本人はどこから来たか」ということに疑問を持ち知りたがるんですよね。理由のひとつには、民衆が世界的に言われるところの《宗教》を持っていなかったからだと思います。日本人にとって、神道的なもの(神道に整う以前から存在する自然崇拝や祖霊信仰など...

  • 日本惣社 津島神社:その1

    私の産土神社は、多分津島神社です。私は父の転勤でたまたま愛知県津島市にて生を受けて、幼稚園年少まで津島市にある社宅に住んでいました。津島市もいくつか村を合併した歴史があるようだけれども、通っていた幼稚園の場所から想定するに、社宅は津島神社の近くであるようだし、七五三(3歳)は津島神社で御加護を頂いたし、その後長年東北住まいの割に何故か出雲贔屓でスサノオ様とクシナダヒメ様とスセリヒメ様を推しているし...

  • 令和の不幸中の幸い

    始めにハッキリ言っておきますが、私は今上夫妻を崇敬していません。特に夫人の方は論外です。上皇夫妻にも懐疑的です。女系天皇とか女性宮家とか有り得ないと思っています。女性天皇は歴史上前例がありますが、認めれば女系天皇を実現化させようとする動きが激化することが目に見えているので、現代に於いては女性天皇にも反対という立場です。此処まで読んで不愉快になった方は、静かにこのページを閉じて下さい。不快になっても...

  • 推古天皇とミカシキヤヒメ:その6

    「女王であり后でもある」とはどういうことか。それはまさに、トミ・ナガスネ兄妹で政治王と祭祀王として並び立ち、祭祀王であるヒメが婿を取るとその婿が政治王になりヒコ(兄王)は臣下となったケースです。兄(ヒコ)は臣下となっても、妹(ヒメ)は女王のまま、新たな政治王の后となるのです。神話の天孫族ルールでは、直系男系男子、且つ末子が相続者であるようです。時が経つにつれ、末子相続ルールが抜け、直系ルールも抜け...

  • 推古天皇とミカシキヤヒメ:その5

    始めは兄とヒメヒコ統治していたと思われる妹王・ミカシキヤヒメ。ふたりで兄妹王ですから、兄はヒコ、妹はヒメと呼ばれるだけで、その前に来る名前は被っています。表記は様々ですが、音にすれば「ナガスネ」と「トミ」に集約されます。でも、唯一妹王だけが持っている名前があります。それは、「(ミ)カシキヤ」という名です。推古天皇の和風諡号である豊御食炊屋姫尊(とよみけかしきやひめのみこと/日本書紀)炊屋姫尊(かし...

  • 愛子さまがどの辺ご立派なのであろうか?

    始めにハッキリ言っておきますが、私は今上夫妻を崇敬していません。特に夫人の方は嫌いです。上皇夫妻にも懐疑的です。女系天皇とか女性宮家とか有り得ないと思っています。女性天皇は歴史上前例がありますが、認めれば女系天皇を実現化させようとする動きが激化することが目に見えているので、現代に於いては女性天皇にも反対という立場です。此処まで読んで不愉快になった方は、静かにこのページを閉じて下さい。不快になっても...

  • 推古天皇とミカシキヤヒメ:その4

    太陽神の子孫なのに日が陰り、そして氷雨(ひさめ)と共に光り照らして現れたトビの様子は稲妻のようだった。…というのが日本書紀の記述。※ 漢字の意味としては、「雷」はカミナリの音、「電」は稲妻という光であるらしい女神天照にも、大王ニギハヤヒにも、特に雷神属性は無い。(と思う)それとも、ニギハヤヒの天照国照の部分が稲妻だったりする???ほかの雷神属性持ちと言えば、1.天から降ってきて稲田の姫を妻にしたスサ...

  • 推古天皇とミカシキヤヒメ:その3

    私は、ナガスネヒコ妹にしてニギハヤヒ妃・ミカシキヤヒメという女神様(or実在の女王)について、今まであまり深いこと考えたことがありませんでした。長髄彦の方はその素性や行方について注目している人がいるようだな、くらいの認識はありましたけれども、妹の方に注目している本とかブログにお目にかかったことがなかったので。※ 私の目が単にスサノオ様の愛妻クシナダヒメ様、愛娘にして最後の女王スセリヒメ様の方向ばっか...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、chikaru414さんをフォローしませんか?

ハンドル名
chikaru414さん
ブログタイトル
神様と仏様の藤語り
フォロー
神様と仏様の藤語り

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用