壮大さ。
壮大な何かを探し求めている。今までも。これからも。何かなのかは、分からない。分からないから、困っているし、周りをも困らせている。結局のところ壮大ならなんでもいいのかもしれない。でも、どんな壮大な事象も地道な努力の上にしか成り立ちえないのは、容易に想像ができる。「それならば、努力しなければならない。」それなのに、俺は何もしていない。何もしてあげられない。他者にも。自分自身にさえも。ただの傍観者でしかない存在。要するに、俺は何も探し求めてなどいないのだ。必死に何かを探し求めている自分を思い描いているだけの存在。羞恥心に自己嫌悪に…そんなものだけが降り積もっていく毎日。これは序章。転調するほどにフィ…
2022/01/31 00:39