当たり前などない、と何度でも気づき、また忘れよう
1度、日本に帰ります。 体調を崩し、帰国を決めてから5日。 毎日、バリの空は見たことのない色を見せる。 雨上がり、ピンク色の靄がかかった空。夕暮れの鮮やかな橙の空。朝一番のどこまでも高く澄んだ青空。 もう2か月もここに居るのに、まだこんな表情があったんだと胸を打たれる。 これは「帰らないで、まだここにいなよ!」というおねだりか、或いは「そんなこともまだ知らないの?」という挑発か。 どっちでもないんだろうなぁ。バリには今日も明日もバリの風が吹き、私の存在とは無関係にバリの日常は続く。 でも、そんな風に思えてしまうのは、この街とここに居る人たちへの好きの気持ちと、まだまだ思うような仕事をやり切れて…
2020/04/13 17:00