脚のだるさ
新型コロナウイルスの変異株への不安から外出を控え、運動不足によって脚の不調を感じやすくなっていませんか。今回は「脚のだるさ」について東洋医学の視点から捉えてみたいと思います。 下腿の前面にある前脛骨筋には、歩行時に踵が接地する際に足首を反らし、つま先を持ち上げる作用があります。歩行量が減るとこの筋肉の筋力が低下し、脚のだるさを感じやすくなります。前脛骨筋が弱くなると、つま先を地面に引っ掛け、転倒につながることがあるため注意が必要です。東洋医学では、脛の前外側を「足の陽明胃経」という経脈が流れると考えます。この経脈は名前の通り、胃との関連が高く、消化器系の不調の際に反応が現れやすくなります。前脛…
2021/06/14 18:18