その人自身、または周囲から見て、良きにしろ悪きにしろ様々な人となりを持つのが人間。だから、障害イコールその人と短絡的に見ることに、強い違和感や反発心を感じるというAさんの話は、私にもしっくりくるもので、よく理解できた。一方、もし私が同じことを誰かに話した際、同じような共感が得られるとは限らないところに、障害を語る難しさがある。例えば、ご子息や家族が障害を持つ近親者にとっては、「私(私たち)の切なさやしんどさ、苦労を知らない人(あなた)が、何を綺麗ごとを」と思う人もいらっしゃるだろう。その人(人々)は、おそらく私の日頃を(悪気はなく)よく知らない。私がひきこもりや精神障害について、少なからず悩んだり揺れた経験があることをご存じの人なら、私が冒頭の話をしても理解くださると思われる。このような、その人との事前の...障害(者)と私