見えざる壁
タイル壁 増殖するタイル壁が目の前をおう。 Kは唸った。 「俺はタイル張りの壁に閉じ込められていたのか」 ・・・ Kは会社に行くためにいつものようにバスに乗った。バスは少し遅れてバス亭に着き、ドアが開いた。KはICカードを読み取り機にピット押しバスに乗り込んだ。バスのドアが閉まった。 やはり、少し遅れてバスはバス停に着いた。 Kは会社への道をいつものように歩いている(少し早歩き)。今日は5分遅れている。でも大丈夫、少し早く歩けば時間内に着ける(だろう)。 いつもはバス停から会社へは真っすぐに行く道順だ。 その道は右側に緑豊かな畑があり、Kの好きな花がすっと鼻をくすぐる。途中の公園には日向ぼっこ…
2019/12/26 16:22