龍の背に乗って /ひふみ021

龍の背に乗って /ひふみ021

龍さまの背はとても優しく頼もしい。 とても長くてうねりながら早く進むから、 振り落とされてしまうのではないかと はじめはちょっと不安だったけど。 信じて委ねていれば、 そこは意外と安心感のあるところ。 龍さまが私を落とさないようにバランス良く 動いてくれている感じ。 やっぱり自信がなかったの。 私の中に強く根付いた感情だから、 手放したつもりでも何度も蘇る。 「私なんか」 私を上から指導してくれるメンターとか、 目に見えた拠り所がないのに独走していく ことが怖かった。 どんなに自分の感覚は正しいと思えていても、 それを他人に認めてもらえる自信がなかった。 だから、龍さまは奇跡を起こす。 私が疑…