3/7(土)プラトン『ソクラテスの弁明』を読む~正義、論理、哲学
今回は、おそらく哲学書としては最も有名であろう『ソクラテスの弁明』を取り上げたいと思います。ソクラテス自身は生涯何も書かかずに、その弟子であるプラトンなどが、その師の言葉・生き様を描きました。この『ソクラテスの弁明』も、プラトンの筆により、ソクラテスが「国家の認める神々を認めず、別の新奇のダイモーン(神霊)を導入し、かつ、青年たちを堕落させた」という罪で告発された、いわゆる「ソクラテス裁判」を描いています。アテナイ市民500人の陪審員の前で、ソクラテスは、自らの告発に対して、堂々と反論します。果たしてその行方は?
2020/01/15 01:55