カン・ソンシさんは日本人だった-4(婚約の報告)
7年ぶりの帰郷 東京と横浜の契約は、単価の見直しも快く了諾してもらい、大阪の商社の件は噂で流れていた様だ。 ほぼ正当な取引で、契約続行を確認して長野の実家に向かう。 榊原さんが深圳大学に留学するときから、しばらく帰国できないことを話していたが、今日の午前中に、会社の出張で帰国したので長野に寄ることを連絡していた。 一人で来るのかと思っていた両親兄弟は、ユウリンさんと連れだって来たので驚ろき、家じゅう大慌てで片付けなど始まった。 両親は、カンさんの会社に就職したことは手紙で連絡して有ったので、何となく予感していたので寧ろ喜んでいるようだ。 家業を継いだ兄は、自由が丘の騒ぎで休学した時、国内では落…
2020/08/26 18:03