きっとキャンディのファンなら一度はトライしてしまう ・・・かも知れない 「バラ園でスイートキャンディ探し」 不肖ワタクシ、やってまいりマシタ。 アンソニーが名付けた「スイートキャンディ」は マンガ版とテレビ版は白、 ファイナルストーリーではピンクです。 それなら、こんな花はいかがでしょう?
映画「めぐりあえたら」の放送を見て、調べたら 「めぐりあい」という古い作品のリメイクとの事でした。 その古い方では、 再会の直前に、ヒロインが事故で脚を失うそうです。 それでスザナを連想しました。 キャンディの物語では、ライバルでお邪魔虫ですけど。 せっかくの美人で才能ゆたかなキャラクターですもの。 ちゃんとヒロインとして ドラマチックで美しい結末があっても いいんじゃないかなあ、と思います…
ファイナルストーリーを図書館で読んでから、何年も過ぎましたので、あまり覚えていないんです。 また借りて読み返してもいいんですけど あんまり好きじゃなくて 気がすすまないのです。 キャンディの一人称の文章が ちょっと品がない印象で。 そういう作風の人なのかしら? と疑問に思い、名木田恵子さんの 「赤い実はじけた」 を読んだんですよ。 短編ですけど、とても良かった。 初恋の少年は同級生で 家業の…
アーチー視点の話を書きかけて詰まり、 エルロイさまとムッシュ・ジョルジュを 先に書いてしまいました。 今度こそ、と手をつけながら、 またまた詰まっているので、 少し考察など書いて、温めようと思います。 キャンディ・キャンディは 一大ブームを引き起こしながら ヒロインが2度も大失恋し 最終的に誰ともくっつかないまま 終了してしまいました。 当時十代のワタクシは、 どうせテリィと元サヤでハッピー…
40年近く前になりますが、アメリカで夏を過ごす機会がありました。 ホストファミリーが、 キリスト教系の夏季研修を履修する間、 開催する大学の寮に共に滞在する、 という珍しい経験でした。 各地から大人たち、その子供たちが集まり ちょっとしたコミュニティが現出していました。 3度の食事はカフェテリアで、 子供は年齢ごとに託児室に預けられます。 そして厨房も保育も、各所の掃除も 滞在している人々が役…
ラガン家のニール様とキャンディス嬢との婚約を、ウィリアム様がつぶした事件から数か月過ぎた。 ある時、社交の苦手なウィリアム様が 夜会への参加を避けられない事態が起こった。 エルロイ奥様の差し金である。 ウィリアム様は対抗策として キャンディス嬢を連れて、 その夜会に行く計画を立てた。 そして彼女に服飾品やらの贈り物と 夜会への誘いのカードを届けさせようとして、 アパートが引き払われたと知っ…
ローズマリー様が結婚し アードレー家に戻って暮らしていた一時期、 私は、レイクウッドから離れていた。 その頃に面倒を見るようになった女がいる。 生活を共にする日は多くない。 私は仕事のために飛び回っているし シカゴでも本宅に泊まり込みが多い。 何週間も帰宅しない、なんてしょっちゅうだ。 ただ、困窮していた知り合いを助けた。 代わりに、自分がくつろげる場所を 維持管理してもらっている、という…
南アフリカでの滞在中、ウィリアム様は、ひどく落ち込んでいた時期があった。 態度が投げやりになり、よく眠れない様子だった。 食欲も、なくなったと言うより、食べることを半ば拒否している感じがした。 数日のうちにやせて、やつれた。 アンソニー様が亡くなった直後の様子に似ていた。 あるいは、それより重症だった、 そんな状態が何日か続いた後、彼は消えた。 その理由を私は何度も考えた。 あの頃、ウィリ…
それにしても、何かが引っ掛かっていた。 私は用心深く質問した。 「同居されているご友人のお住まいはどちらですか?」 ウィリアム様は、胸ポケットから紙切れを出して渡した。 アパートの住所が書いてあった。 「それで、ウィリアム様を助けて下さったご婦人のお名前は、何とおっしゃるのですか?」 勿論、カマを掛けたのである。 ここまでの話で、友人が女性だとは、一言も聞かされていない。 ウィリアム様…
ウィリアム様の行方は 1年近くも不明のままだった。 そしてある日、シカゴ銀行の執務室にいると 秘書が来て、私に名指しで電話が入ったと言う。 「名前を名乗らないんです。 ロージィの弟だ、と言うのですが。 どういたしましょうか?」 ロージィの弟? 私は一瞬、意味が分からなかった。 ローズマリー様をロージィと呼んでいた頃がある。 ・・・ローズマリー様の・・・弟? まさか! 私は思わず立ち上がり…
程なくして、ウィリアム様は 南アフリカに行く事になった。 大きな出資の案件があったためである。 ご養女は、安全な学院内で過ごしている。 これでアードレー家当主として 心置きなく、仕事に集中できるはずだ。 ところが、ウィリアム様が アフリカへ行った少し後で、 キャンディス嬢は、学院内で問題を起こした。 あのグランチェスターのご子息との スキャンダルである。 グランチェスター少年は学院を去り、 …
立ち直ったキャンディス嬢は、 孤児院へ帰って行った。 風のような行動力だ。 本人はもう、アードレー家の養女を 返上したつもりでいたかも知れない。 だがウィリアム様は、 エルロイ奥様に何を言われても キャンディス嬢を手放す気がなかった。 そして彼女の実際の養親である アルフレッド様とマーゴット様も 養女を解消するとは、言わなかった。 私は孤児院に宛てて、簡単な事情説明と キャンディス嬢の滞在…
アンソニー様を失ったレイクウッドは、 陽の光が消え失せたようだった。 エルロイ奥さまはキャンディス嬢を責め、 幼い彼女は、悲しみに沈んだ。 私も含めて、皆が暗たんたる気持ちだった。 (キツネ狩りさえ開催させなければ・・・。) ウィリアム様は、そんな気持ちでいたに違いない。 数日間は、屋敷奥にある自室に閉じこもっていた。 食事もろくに喉を通らない有様だった。 だが彼は、やつれた顔を上げた。…
初期案のキャンディ・キャンディって、アンソニーが亡くなる第一部までで、完結する予定だったそうです。 それって具体的に、どんな構成だったんでしょう? アンソニーの事故までは同じで、その後、大おじさまは、どのように登場するのか。 たぶん事故の後、泣き明かすキャンディの前に現れるシーンだったと思います。 場所はレイクウッドでした。 実際の最終回で、ウィリアム大おじさまは、レイクウッドにいました。…
あの日のパーティは、そもそも ウィリアム様のためのもの。 養女お披露目の名目で 招待された一族の前に 当主として正体を現わすはずだった。 それが予定通りに行われていたら どうなっていただろうか、と 私は時折、夢想する。 狩りのイベントの後の夜は、 はなやかな宴の席で キャンディス嬢は、美しいドレスを着せられ、 幸せな笑顔を振りまいたはずだ。 アンソニー様とアリステア様、アーチボルド様が 彼女…
お披露目準備の一方で、養子縁組の件に エルロイ奥様は、頭を悩ませた。 私自身も案じていた。 長老たちと急きょ相談の上、 キャンディス嬢は ウィリアム・アルフレッド・アードレー家の養女とすることに決めた。 ウィリアム・アルフレッドさまは先々代の弟であり ウィリアム・アルバート様の大叔父様である。 つまり同じアードレーでも、分家の娘にしたのだ。 それでも、アードレー家には違いない。 大変な幸運では…
レイクウッドに着く前に、私は部下と接触した。 そしてウィリアム様がエルロイ奥様にあてた命令書を受け取った。 屋敷に戻ると、車の到着に気付いたらしいアードレーの少年たちが門の傍に集まった。 キャンディス嬢の姿を見つけると、大喜びだった。 エルロイ奥様も出て来られたので 私は養女の件を伝え、 ウィリアム様の命令書を手渡した。 孫たちの前で、一族の大総長 「ウィリアム大おじ様」 の命令をくつがえ…
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