国技相撲と向き合った不世出の哲人力士、笠置山
皆さんこんにちは。 2020(令和2)年の初場所は、奈良県出身としては98年ぶりに、徳勝龍が西前頭17枚目からの劇的な優勝を遂げました。 奈良県は、「相撲発祥の地」(あくまで神話上ですが…)ともされているものの、明治以降の大相撲の歴史の中で幕内力士は10人ほどで、奈良県出身力士は決して多いとは言えません。 そんな奈良県出身力士の中で、その異才ぶりが、際立っている力士がいます。 その名は、笠置山勝一。 昭和初期に大相撲で活躍した力士で、最高位は西関脇。 引退後は年寄、秀ノ山を襲名して、テレビ朝日系で1959(昭和34)年から2003(平成15)年まで、本場所中放送されていた「大相撲ダイジェスト」…
2020/01/30 18:00