発達障害ともの忘れ(12)
前回は、ドーパミンが少なくなっているかどうかは、パーキンソン病や発達障害の人に限らず、ドーパミンの機能が落ちることで生じる「パーキンソン症状」が認められれば、その可能性が考えられること、そしてその病態としてはレビー小体型認知症や大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺などの神経変性疾患や脳血管障害(血管性パーキンソニズム)、薬の副作用(薬剤性パーキンソニズム)なども挙げられるが、実は加齢によってもドーパミンは減少するため、高齢になるほどパーキンソン症状を呈しやすくなるというお話をしました。 また、ドーパミンが十分に機能しないためにパーキンソン症状を呈している群というのは、総じて「気分」や「気持ち…
2021/04/28 16:49