【経済】これがわかれば国際経済が見える。「国際金融のトリレンマ」とは?
「国際金融のトリレンマ」とは? 今日は、国際経済を理解する上での必須知識の一つである「国際金融のトリレンマ」について書いてみようと思います。 「ジレンマ(dilemma)」という言葉がありますが、これは「2つの選択肢で板挟みになる」「あちらを立てれば、こちらが立たず」という意味ですね。「トリレンマ(trilemma)」の「トリ」は「トリプル(triple)」の「トリ」なので、「3つの選択肢で板挟みになる」「3つすべてを同時に成立させることができない」という意味ですね。 それでは、国際経済におけるトリレンマとは何でしょうか? 結論から言えば、「独立した金融政策」「固定相場制」「自由な資本移動」は…
2019/05/30 19:12