【錯体化学】錯体の配位数・内圏錯体と外圏錯体・結晶溶媒の解説
錯体の配位数 配位子の数は中心金属の配位数という。固体の場合と同じように、化合物によって配位数はさまざまな値をとる。配位数の最大は12である。 錯体の配位数を決定する要素は、主に以下の3つである。 中心原子、中心イオンの大きさ 立体障害:配位子間の立体的な相互作用 中心原子、中心イオンと配位子、配位子間の電子的な相互作用 一般的に周期表の下の金属原子やイオンは半径が大きく、高い配位数をとる傾向がある。 立体的な観点では、かさ高い配位子は低い配位数をとる。また、電荷をもった、かさ高い配位子は、配位数に不利な静電的な相互作用の影響によって、特に低い配位数をとることが多い。 同一周期では、左側にある…
2022/12/31 16:23