絵を描くときは気持ちが大事
絵を描く人はどうやって絵を描いてるんでしょうか。最近は絵を描く様子が分かる動画がすぐ見られたりしますよね。 あのようにササっと描いてるのを見ていると、「あぁ、やっぱ俺描けねーわ」となる。まぁすごいなと私も思います。 もちろん練習の賜物という面もありますが、絵を描くときは意識の持って行き方が大事です。 みなさんはキャラクターの絵を描くときにどこから描きますか?りんかく?頭?目? これすごく気になりませんか。 私も昔はものすごく気にしていました。どこから描き始めればいいのか。 結論としては「どこからでも良い」ということになります。 「そんな適当な…」と思われましたか。しかし実際はそんなものです。 この問題について、ディズニーアニメーターのトレーナーを務めていたWalt Stanchfieldは「解剖学vsジェスチャー」という表現で表しています。 どういうことか。 人間を描こうと思うと私たちはつい解剖学(つまり人体の正しい描写)にこだわり過ぎてしまうが、キャラクタードローイングで大切なのはジェスチャーを「感じる」ことだ、ということなんですね。 In feeling the pose and I mean actually picturing in your mind,yourself as doing,the pose.「ポーズを感じるとはつまり心の中でそれを描く事であり、それはあなた自身がそのポーズを演じるのと同様の行為なのである」 …つまり「演じるつもりで描け」と言っているのです。 キャラクターを描く前はどんなジェスチャーをしているキャラクターを描くのかを明確にイメージすることが大切ということですね。 私はこの教えに出会ってから絵の描き方が変わりました。参考例として先ほど描いた絵を順番に載せておきますね。 参考例ではなんとなく全身のアタリをとってますが、細かいところまでは気にしていません。 「こーんな感じの絵」といったノリで描いてます。 絵、特にキャラクターを描くときの気持ちとして大切なのは人体の正確さよりも「ジェスチャーを感じる」ことなのです。
2019/05/17 01:38