-支那の道徳史観から脱却した皇道史観の近代性-【GHQ焚書図書開封 第142回】
【GHQ焚書図書開封第142回】-支那の道徳史観から脱却した皇道史観の近代性-水戸學中興の祖、若き天才の藤田幽谷。松平定信の要請により、幕閣候補として藤田幽谷を推薦した六代藩主文公(水戸治保)。時は、徳川太平の時代、防衛の危機感をもっていたのはわずかに林子平ぐらいなもので、幕府、一般庶民に至るまで太平の夢にうつつを抜かしていたのである。そんな時代、幽谷の万世一系の天皇の尊皇思想が受け入れられる環境ではなかった。今後、幕府と天皇が対立することがあれば、水戸家は京都(天皇)に味方すると、常日頃いっていた光圀は平時は尊皇敬幕論者で、有事は尊皇排幕論者に変わる思想の持主であった。幽谷は、現代日本の首相のブレ-ンと言われる知識人、言論人のように、官房長官のごとく政治意見を述べ決断に関与するのではなく、何をすべきかという意...-支那の道徳史観から脱却した皇道史観の近代性-【GHQ焚書図書開封第142回】
2021/02/08 22:38