-経済制裁から資産封鎖へ-(GHQ焚書図書開封 第123回)
GHQ焚書図書開封第123回-経済制裁から資産封鎖へ-「米英挑戦の真相」第3章彼等の執った経済圧迫の諸相第3節~第6節経済的にみた資産凍結当時も、現在同様に日本は我慢の国であった。第1次世界大戦後、アメリカの非鉄金属(銅、鉛、錫など)輸出先ヨーロッパは戦争で経済が疲弊し、アメリカの生産業者は輸出不振で生産過剰状態に陥った。生産業者は日本への輸出を望んでいたが、アメリカ政府は、イギリス、中国には支援を惜しまなかったが、日本に対しては1940年(昭和15年)9月の日独伊三国同盟以前から輸出許可制を採用し、徐々にその対象品目を増やして日本への暴圧をかけてきた。日本は、英米と戦争をしていたわけでないのに、通商自由の国際信義を破られたのである。そして、日米開戦の5カ月前の1941(昭和16年)7月には完全に輸出禁止状態と...-経済制裁から資産封鎖へ-(GHQ焚書図書開封第123回)
2019/12/22 10:51