ウィーンのジョン・ル・カレ
アダムズ・シズマン著『ジョン・ル・カレ伝』を読んでるけど、思いがけない小ネタがいろいろ出てきて面白い。『寒い国から帰ってきたスパイ』が世界的なベストセラーになり突然、富裕層の仲間入りをしたジョン・ル・カレがウィーンに住むために借りた邸宅の前の借主はヘルベルト・フォン・カラヤン。次の借主はヴィーラント・ワーグナーだって。ル・カレがウィーンに住んでいたことがあったというのも初めて知って少し驚いた。で、これが税金対策だったというのだから、当時のイギリスの高額所得者に対する税率の凄まじい高さにびっくり。最高税率88.75パーセントだって!ウィーンのジョン・ル・カレ
2020/01/23 09:37