女声合唱団「暁」第11回演奏会
昨日は女声合唱団「暁」第11回演奏会を聴いた。毎年、年末に行われる公演だが、昨年と一昨年は行けなかったので3年ぶりに聴くことができた。今回は委嘱新作が神長貞行さんの作品だけということで、少し意外なプログラム構成だったが、粒ぞろいの作品で充実した公演となった。高橋悠治「マナンガリ」は“女声合唱のための教訓”というサブタイトルの付いた1973年の作品。舞台上をまとまって移動するグループとバラバラに歩き回りながら歌うグループに分かれて進行する楽曲。冒頭から不思議な響きが会場を満たす。経験したことの無い音の揺れが会場の残響と重なって、はりつめた緊張のなかにも暖かく柔らかい余韻を残した。神長貞行「GrayScaleTraicing“Sharaku”」では特殊奏法を多用、というかほとんど特殊奏法だけで構成されているような作...女声合唱団「暁」第11回演奏会
2018/12/25 20:07