塩や重曹を売りながら内モンゴル・オルドスの砂漠緑化を進めるバンベンの奮闘記。商品についてはHP(バンベンで検索)まで!
2023年6月
オルドス最後の夜は空港の近くのカンバシに泊まることにしました。ノリブがいろいろ連絡してくれて懐かしいメンバーが集まってくれました。いつもの白酒の激しい宴会ではなく、ビールをチビチビ飲みながら懐かしい話が静かに繰り広げられました。中でもゲゲリアとは10年ぶりの再会。彼女は2005年。僕の母校の明治大学に留学、2006年に行われた大学の留学生日本語スピーチコンテストで優勝しています。タイトルは「縁」。そこには僕とのほのぼのとしたエピソードが語られています。このコンテストに出るにあたって当初は僕の緑化事業のことを訴えたかったようですが、メンターにバッサリ切られて、ほのぼのとした感じになったとのこと。彼女としては僕の緑化事業のことを多くの人に知ってもらいたいと思っていたのでちょっと不服だったようですが、結果的にそ...2023春オルドス出張⑯:4月29日:「縁」
9時ごろ起きて遅い朝食を食べて、10時ごろノリブと出発。ウーシン旗から100㎞ほど西にあるウランダワ砂漠へ。昔はでこぼこのアスファルトの道と未舗装の道を半日かけていっていましたが、今ではほぼ直線のきれいな舗装道路を快走して1時間半。本当に便利になりました。「ウランダワ」とはモンゴル語で「赤い丘」という意味です。数十年前まで「紅柳」という枝が赤い灌木が一面に生い茂っていたところ。過放牧や伐採によりあっという間に砂漠になってしまったということでした。2005年から2011年までここで村の人々と植林を進め、600haの砂漠を緑に戻すことができました。その後、教え子や植林パートナーがこの村を去ったためにいったんここでの緑化活動を中断し第2の植林地のノリブ実家で活動を続けていますが、ノリブの実家で「環境と経済の好循...2023春オルドス出張⑮:4月29日:ウランダワ砂漠
統万城からウーシン旗に戻りましたが、ホテルの部屋で休む間もなく、宴会場へ。EFポリマーの実験をやってくれる農場の社長さんからのお誘い。オルドスでは仲良くなる儀式みたいなもの。断れません。大きなテーブルを20人近くが囲む。2日連続の羊のしゃぶしゃぶ。そして53度の白酒。まだ昼の白酒が残っているので最初からきつい。あいさつで乾杯、一人一人個別に乾杯、歌って乾杯、1人1本コース、エンドレス・・・。結構フラフラですが、宴会の時間が長いので潰れそうで潰れません。日付が変わるころやっと解放されました。そして次はノリブの友人たちとカラオケ。ここはビールを好きなだけ。なぜか復活。90年代に覚えた中国語の歌を歌いまくりました。ホテルの部屋に戻ったのは4時過ぎ。朝から第一の植林地「ウランダワ」です。(つづく)*只今クラウドフ...2023春オルドス出張⑭:4月28日:宴会(夜編)
昼の宴会を何とか耐えて、そこから30分ほどのところにある統万城に行くことにしました。統万城は五胡十六国時代末期の夏が413年から427年まで首都とした都市でNHKの「大黄河」でも紹介されました。10年位前に行ってその白い美しさが印象深い城跡。10年前は舗装されていない道を何時間もかけていって、地図もないのでなかなかたどり着かず、途中、道に溝を掘って車を通れなくして、通行料を払えば通してやるという山賊みたいな農民集団の関門を突破してやっとたどり着いたところ。今は高速と舗装された立派な道路を通ってあっという間に着きました。10年前は周囲14キロほどある城壁や楼閣をじっくり歩きましたが、今回は風が強かったし時間がなかったので外から見るだけ。大きくて白くて美しい姿をしっかり目に焼き付けて、ウーシン旗に戻りました。...2023春オルドス出張⑬:4月28日:統万城
2023春オルドス出張⑫:4月28日:オルドスの宴会(昼編)
砂嵐のため、農場でのEFポリマーの実証実験は延期。現場の担当者と意見交換をして帰ろうとしたのですが、ちょうど昼時。なかなか帰してもらえません。そのまま村の食堂へ。昼間から50度を超える白酒の宴会が始まりました。静かに淡々と1人1本白酒を飲みました。もうフラフラ。オルドスではまだまだ酒を飲んで親交を深める文化が残っています。でもここで仲良くなっておくと後がスムーズに進んだりします。命を削りながら(笑)の交流が続きます。15時ごろやっと解放してくれました。ウーシン旗に帰る前に久々に統万城に行きたくなったので、お酒が飲めないシュワンダライさんに運転をお願いして行くことにしました。(つづく)*只今クラウドファンディングに挑戦中!黄砂を止めよ!砂漠を緑に!「塩を売って緑を買う男」~第2の創業~2023春オルドス出張⑫:4月28日:オルドスの宴会(昼編)
ウーシン旗南部にある畑でEFポリマーの実験をやることになっていましたが、朝から風が強い。いやな予感。9時に車で出発。どんどん風が強くなり、台風並みに。あちこちで砂塵が舞い上がっています。アスファルトには砂の波。そして砂嵐の中、車で2時間かけて農場に着きました。しかし砂嵐は収まらず残念ながらEFポリマーの実験は延期。後日現地の人たちでやってもらうことにしました。砂漠化が進んだ大地の他、こういう開墾地からも黄砂が飛んでいきます。防風林の整備や飛びにくい土作り(有機土壌、団粒化)なども考えなくてはなりません。*只今クラウドファンディングに挑戦中!ぜひご覧ください。黄砂を止めよ!砂漠を緑に!「塩を売って緑を買う男」~第2の創業~ 2023春オルドス出張⑩⑪:4月28日砂嵐
4月27日のつづき:植林が終わって、ウーシン旗のホテルにチェックイン。しばらく休んで夜はまた宴会。近くの羊火鍋のお店へ。そこで待っていたのがオルドスモンゴル族高校で同僚だったシュワンダライさん。約30年ぶりの再会。当時、僕の部屋の隣に住んでくれて生活面でいろいろ面倒を見てくれていました。当時は酒飲みで有名で一緒に飲むときは大変でしたが、今はお酒が飲めなくなったとのこと。ちょっぴり残念でしたが、白酒なしでビールをほどよく飲んで、懐かしくも楽しい時間を過ごしました。そしてまた午前様。翌日は有機農場の視察です。*シュワンダライさんとの思い出話は「体験記オルドスの風」で紹介しているのでここに貼っておきます。ーーーーーーーーーー●となりのクマさん:1992年9月ようやくボクの家が完成した。場所は校舎の北側、生徒たち...2023春オルドス出張⑨:懐かしい友人と飲み会
4月27日、9時起床。植林の日。前夜の宴会のダメージはそれほどありません。50度を超える白酒もあまり残っていません。平日なので参加できる教え子も限られていましたが、何とか6人集まってもらいました。10時半にノリブの実家着。お茶を飲んでから作業開始。植えるのは楊柴というマメ科の潅木。EFポリマーの実験を兼ねているので、何も施さないところ、EFポリマーだけ施したところ、有機肥料だけ施したところ、EFポリマーと有機肥料を施したところと4か所に分けて植えていきました。秋には結果が分かると思うので楽しみです。今回の植林の様子は日本テレビが取材したいということでしたが、諸事情でスタッフが来ることができず、僕のスマホで撮った映像を提供して後日ニュースにすることができました。植林が終わって、遅めの昼食。羊の干し肉とジャガ...2023春オルドス出張⑧:植林
2004年に「塩を売って緑を買う会社・バンベン」を立ち上げ、規模は小さいものの着実に緑化の歩みを進めてきました。しかしコロナ禍に見舞われ、主力の飲食店向けの販売が激減。この3年間何とか耐えてきました。やっとコロナ過が終わろうとしている今年は「第2の創業」という決意で臨んでいます。やれることは何でもやってみよう、ということで、まず、「みんなの夢アワード」に挑戦。1次2次審査を突破して、ファイナリストとして1500人の聴衆の前で自分の「夢」を思い切り語ることができました。次に、4月には3年半ぶりのオルドス。教え子たちと今後の緑化方針を確認するとともに持続可能なビジネスにするための新たな商材も見つけました。そして今月から、今まで低迷していたビジネスを成長軌道に乗せるために、クラウドファンディングに挑戦することに...【お知らせ】クラウドファンディングに挑戦します!
2023年6月
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