■ ただの雑記ですよ

■ ただの雑記ですよ

「十五年も待たせておいて、まだ逃げるつもりか。 おまえが追いかけっこ好きな兎だということはよくわかったが、私はもうそろそろ落ち着きたい」 「だから、何の話を・・・」 「これ以上まだとぼけた態度を取り続けるというのなら、私にも考えがある」 片手でまとめられた手をそのままに、くちびるを塞がれた。 「ぁ・・・ふぅ、んんぅ・・・」 まずい、そう思ったが遅かった。 …